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第1章 【日御子(卑弥呼)】の直系女人【刀自古姫】の誕生!!
〔3〕【鎌姫】、【石上后妃】に『一生に一度のお願い』を奏上!
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【鎌姫】の飛鳥時代の【天皇】【皇后】は【欽明天皇】【石上皇后】であるが、本来、【天皇・皇后】号名は後世の【天武天皇】の時代以降、【日本書紀】に始めて記載されたものである。
よって、飛鳥時代の話言葉としては不明ながら、この作品では、便宜上、【大王陛下】【后妃陛下】【后妃殿下】等と、記している。
【鎌姫】は、物部本宗家の総帥【物部石上贄子大連】の嫡女であり、宮中の【石上后妃】付き女官として、宮仕えしていた。
「后妃陛下!」
「本日は、この【鎌】一生に一度のお願いの儀が有りまして、まかり越しましてございまする。」
「何と!一生に一度の願いとな!?」
「フッフッフッ!」
「どこぞの殿方に一目惚れしたとか・・・!?」
「まさか、その殿方との仲を妾に取り持ってほしいとかではあるまいな!?」」
「恥ずかしながら、その『まさか』でありまする。」
「冗談半分だったんだけど・・・まさかねェー!」
「でも、そなたほどの器量良しで、名門の出身ならば、男子なぞ、選り取り見取り!」
「妾が仲を取り持つまでもあるまいに・・・」
「確かに、当人同士の問題ならば、これほど苦労は致しませぬ!」
「お相手は我が家門が天敵としている御家の御曹子なのです。」
「そうか・・・!あの【蘇我馬子殿】であったか!」
「ならば、異例ではあるが、【勅命】を陛下に出して頂くよう奏上してつかわす。 」
「大王家を支える両大黒柱がいがみ合っていては、国家のまつりごとに差し障るでのーッ!」
よって、飛鳥時代の話言葉としては不明ながら、この作品では、便宜上、【大王陛下】【后妃陛下】【后妃殿下】等と、記している。
【鎌姫】は、物部本宗家の総帥【物部石上贄子大連】の嫡女であり、宮中の【石上后妃】付き女官として、宮仕えしていた。
「后妃陛下!」
「本日は、この【鎌】一生に一度のお願いの儀が有りまして、まかり越しましてございまする。」
「何と!一生に一度の願いとな!?」
「フッフッフッ!」
「どこぞの殿方に一目惚れしたとか・・・!?」
「まさか、その殿方との仲を妾に取り持ってほしいとかではあるまいな!?」」
「恥ずかしながら、その『まさか』でありまする。」
「冗談半分だったんだけど・・・まさかねェー!」
「でも、そなたほどの器量良しで、名門の出身ならば、男子なぞ、選り取り見取り!」
「妾が仲を取り持つまでもあるまいに・・・」
「確かに、当人同士の問題ならば、これほど苦労は致しませぬ!」
「お相手は我が家門が天敵としている御家の御曹子なのです。」
「そうか・・・!あの【蘇我馬子殿】であったか!」
「ならば、異例ではあるが、【勅命】を陛下に出して頂くよう奏上してつかわす。 」
「大王家を支える両大黒柱がいがみ合っていては、国家のまつりごとに差し障るでのーッ!」
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