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第28章【倭国筑紫連合軍】は【難波】に上陸し、【倭国瀬戸内連合軍】は【紀伊半島】を大きく迂回して、伊勢湾に侵攻す!!
〔420〕【祭壇の御神鏡】から、凛とした大声が【神殿・大広間】に響き渡った!!
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まさに、その刹那、【祭壇の御神鏡】から、凛とした大声が【神殿・大広間】に響き渡った!
「黙って聞いておれば、詭弁を弄するのも、いい加減にせよ!」
その場にいた大多数の者は【女王・日御子】が病床から回復したと思ったに違いなかった。
一部の者は【ユリ・女王補佐】の声だとわかっていた。
【ユリ】は続けた。
「【陛下】が危篤に陥ったのは1日だけじゃ!」
「危篤と思いこんでいるのは、出奔した6人の巫女のみ!」
「2日後には、意識は回復せずとも、危篤から脱して、小康状態を保っておるわ!」
「それを以て、【倭国・2代目国王】と自称するは、明らかに【謀叛】以外の何ものでもない!!」
「【陛下】が御健在ならば、その【予知霊力】と【千里の霊眼】によって、そなたらの【謀叛】は不首尾に終わる事を見越して、【陛下の危篤】を待って、【事】を起こしたのであろう!?」
「されど、【陛下】を補佐する側近の我らの【霊力】を侮るでない!!」
「畏れ多くも、国家守護の、この【大神殿】にて、【謀叛】を正当化しようとの【多数派工作】は失敗に帰するであろう!」
【ユリ】は【祭壇奥】の、秘密の隠し部屋に、寝たきりの【日御子】と十数人の巫女と共に、立てこもり、手許の【御神鏡】を使って、【御神鏡通信】をしたのであった!
「黙って聞いておれば、詭弁を弄するのも、いい加減にせよ!」
その場にいた大多数の者は【女王・日御子】が病床から回復したと思ったに違いなかった。
一部の者は【ユリ・女王補佐】の声だとわかっていた。
【ユリ】は続けた。
「【陛下】が危篤に陥ったのは1日だけじゃ!」
「危篤と思いこんでいるのは、出奔した6人の巫女のみ!」
「2日後には、意識は回復せずとも、危篤から脱して、小康状態を保っておるわ!」
「それを以て、【倭国・2代目国王】と自称するは、明らかに【謀叛】以外の何ものでもない!!」
「【陛下】が御健在ならば、その【予知霊力】と【千里の霊眼】によって、そなたらの【謀叛】は不首尾に終わる事を見越して、【陛下の危篤】を待って、【事】を起こしたのであろう!?」
「されど、【陛下】を補佐する側近の我らの【霊力】を侮るでない!!」
「畏れ多くも、国家守護の、この【大神殿】にて、【謀叛】を正当化しようとの【多数派工作】は失敗に帰するであろう!」
【ユリ】は【祭壇奥】の、秘密の隠し部屋に、寝たきりの【日御子】と十数人の巫女と共に、立てこもり、手許の【御神鏡】を使って、【御神鏡通信】をしたのであった!
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