倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２６章 【日御子】の【念動力】及び【予知能力】の減衰と、その陰で蠢く【野望と策謀】

〔３９３〕【日御子】は、あらゆる可能性を考慮してみたが、【自身の死期】前後の【動乱・内戦】の詳細は不明だった！！

　　【日御子】は、あらゆる可能性を考慮してみたが。【自身の死期】前後の【動乱・内戦】の詳細は不明のままだった！

【日御子】はこの【重大事】を抱えきれず、【姉妹の契り】を交わした【キララ】【ユリ】に打ち明けることにした。

３人は【大神殿】内の別室に集まった。

何やら、重苦しい雰囲気を感じ取った【キララ】が口火を切った。

「姉上は何やら重大事を独りで抱え、お悩みの御様子！」
「独りで悩まず、我らに何卒、お打ち明け下され！」


「そう言ってもらえれば、実にありがたい！」
「実は、【超常能力】の使い過ぎで、頭の中で【炎症】を起こし、頭痛と高熱に苛まれてたの！」
「それで、【キララ】に【魏の特使】の【お相手】を頼んだのよ。」


「それって、もう、５年も前のことじゃないですか！？」
「では、今も、その症状は続いているのですか？」


「あの頃は、月に５～６回は発症したわね！」
「その度に、娘の【ミランダ】に解熱してもらったの。」
「そう言えば、【ユリ】にも一度診てもらったわね！？」


「はい！でも、私達に出来ることは【他浄治癒力神技】で【解熱】と【頭痛を和らげること】ぐらいで、肝心の病状の原因がわかりませんでした。」
「でも、その後は熱発しなかった、と聞いておりましたが・・・？」


「そう！その後は【御神鏡】の御陰にて、高熱と頭痛の発症は抑えられていたんだけど・・・」
「【超常能力】を司る【脳細胞】の【炎症】は続いていて、ついには【壊死】が続発しているようなの！」