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  第21章 【倭国全土】で【疾疫(エノヤマイ)】流行し、【御救い所】にての診療崩壊!!

 〔277〕三日三晩の【大祈祷会】が効を奏し、【倭国全土】の【疾病《エノヤマイ》】鎮静化される!!

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  休憩をハサんだとは言え、三日三晩に渡る【大祈祷会】が効を奏し、【倭国全土】に渡る【疾病エノヤマイ(疫病)】も、徐々に鎮静化されていった!



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 この【疾疫エノヤマイ(疫病)】は3世紀初頭の話ではありますが、この日から100年近く後の、3世紀末の【崇神スジン大王】の時代には、民の半数近くが亡くなったと云われています。

なお、ちなみに【天皇】という称号は、7~8世紀の【天武天皇】から後のことで、【天智】以前は皆【大王】と呼ばれていました。


 8世紀に完成した【日本書紀】には【第10代崇神天皇】は【初代神武天皇】と同じ【ハツクニシラススメラミコト】と称され、【倭国】衰退後、ヤマト王権の実質的初代天皇とされています。

そして、【磯城シキ】(奈良県桜井市)の瑞籬宮ミズガキノミヤに宮都を定めた、と云われています。

つまり、あくまで、ひとつの【説】として、【日御子】や後継者の【台与トヨ】の時代、【倭国内ヤマト国】で、初代~9代の【王】であり、【10代崇神】の治世で、【倭国】が崩壊し、【ヤマト国】が【大倭ヤマト国】更には【大和国】の10代【大王】になったものと思われます。


  【閑話休題】とにかく、【第10代崇神大王】の時代に、疫病が大流行し、ひとつの【説】として、その疫病とは【天然痘】だと云われています。
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