75 / 449
第7章 【王太子ハヤテ】が【ミカ】を同伴し、凱旋帰国!
〔75〕ミカのことを【亡国の王女】として、両親に紹介する!
しおりを挟む
「ヨーシ!これで、両親を説得する自信が出来たよ。」
「ミカのことを亡国の王女として紹介するよ。」
「エエーッ!そんなの無理よ!」
「私に嘘はつけない!」
「一概に嘘とは言い切れないよ。」
「御母上はナム王太子の巧言で口説かれた、と言ってたよね?」
「ナムは国を奪うために、その国の王女を口説いているのであって、平民の女を口説いたりはしてないはずだよ。」
「平民の女なら、口説かずとも、軍隊を差し向けて拉致すればいいだけのこと、それが権力というものなんだ。」
「それに、たとえ、ミカや師匠のような剣の達人であっても、【弓箭(弓矢)隊】を30人ばかり、差し向ければ、矢傷を与えて、拉致すればいい。」
「今回の急な夜逃げにしても、師匠が『次は弓箭(弓矢)隊が来るかも!?』と、予想したからなんだ。」
「そういえば、平民にしては、両親が共に剣の達人というのも、おかしな話だし、なぜ天津で暮らしていたのか、何故、逃げまわっていたのか、不思議ではあったんだ。」
「フッフッフッフッ、この私が!?王女様!?」
「さようでございます、ミカ姫!」
「船室の結納の品々は、平民には無用の品なれど、姫には必需品かと・・・」
「苦しゅうないぞ!」
「良きに、は・か・ら・え!」
「ハハーッ!」
「姫の仰せに従い、今宵、良きにはからって姫の船室に忍んで参りますれば・・・!?」
「・・・・・・・・・・・・!」
「・・・・・・・・・・・・!」
「ミカのことを亡国の王女として紹介するよ。」
「エエーッ!そんなの無理よ!」
「私に嘘はつけない!」
「一概に嘘とは言い切れないよ。」
「御母上はナム王太子の巧言で口説かれた、と言ってたよね?」
「ナムは国を奪うために、その国の王女を口説いているのであって、平民の女を口説いたりはしてないはずだよ。」
「平民の女なら、口説かずとも、軍隊を差し向けて拉致すればいいだけのこと、それが権力というものなんだ。」
「それに、たとえ、ミカや師匠のような剣の達人であっても、【弓箭(弓矢)隊】を30人ばかり、差し向ければ、矢傷を与えて、拉致すればいい。」
「今回の急な夜逃げにしても、師匠が『次は弓箭(弓矢)隊が来るかも!?』と、予想したからなんだ。」
「そういえば、平民にしては、両親が共に剣の達人というのも、おかしな話だし、なぜ天津で暮らしていたのか、何故、逃げまわっていたのか、不思議ではあったんだ。」
「フッフッフッフッ、この私が!?王女様!?」
「さようでございます、ミカ姫!」
「船室の結納の品々は、平民には無用の品なれど、姫には必需品かと・・・」
「苦しゅうないぞ!」
「良きに、は・か・ら・え!」
「ハハーッ!」
「姫の仰せに従い、今宵、良きにはからって姫の船室に忍んで参りますれば・・・!?」
「・・・・・・・・・・・・!」
「・・・・・・・・・・・・!」
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
和ませ屋仇討ち始末
志波 連
歴史・時代
山名藩家老家次男の三沢新之助が学問所から戻ると、屋敷が異様な雰囲気に包まれていた。
門の近くにいた新之助をいち早く見つけ出した安藤久秀に手を引かれ、納戸の裏を通り台所から屋内へ入っる。
久秀に手を引かれ庭の見える納戸に入った新之助の目に飛び込んだのは、今まさに切腹しようとしている父長政の姿だった。
父が正座している筵の横には変わり果てた長兄の姿がある。
「目に焼き付けてください」
久秀の声に頷いた新之助だったが、介錯の刀が振り下ろされると同時に気を失ってしまった。
新之助が意識を取り戻したのは、城下から二番目の宿場町にある旅籠だった。
「江戸に向かいます」
同行するのは三沢家剣術指南役だった安藤久秀と、新之助付き侍女咲良のみ。
父と兄の死の真相を探り、その無念を晴らす旅が始まった。
他サイトでも掲載しています
表紙は写真ACより引用しています
R15は保険です
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
袖振り縁に多生の理
みお
歴史・時代
仇討ちに燃える浪人と、百鬼夜行において行かれた妖怪「袖引き」が共に長屋で暮らす時代物、疑似家族小説です。
連載小説ですが、春夏秋冬、その季節ごとにアップし、正月~暮れの一年間を描きました。
完結済み。
なろうでも同じ小説をアップしています。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
旧式戦艦はつせ
古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
戦国ニート~さくは弥三郎の天下一統の志を信じるか~
ちんぽまんこのお年頃
歴史・時代
戦国時代にもニートがいた!駄目人間・甲斐性無しの若殿・弥三郎の教育係に抜擢されたさく。ところが弥三郎は性的な欲求をさくにぶつけ・・・・。叱咤激励しながら弥三郎を鍛え上げるさく。廃嫡の話が持ち上がる中、迎える初陣。敵はこちらの2倍の大軍勢。絶体絶命の危機をさくと弥三郎は如何に乗り越えるのか。実在した戦国ニートのサクセスストーリー開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる