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第6章 燦然と光り輝く【タニハ王家の至宝・紅玉】
〔57〕【ミアンカ姫の駆け落ち】で【タニハ王家】が救われた!
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【話】は、再び【ヤマト王太子】と【大御所】のいる【御所】に戻る。
「婿殿も御承知の通り、我ら【日輪の女神】直系の女人は【嫌な予感がする】程度の【予知能力】というか【危険察知能力】を身に携えておるのじゃが、あの時の件では私も娘達も【危険察知】できなんだんじゃ。」
「つまり、【ミアンカ姫】が【ナム】の正体を看破出来ずに、結婚するとしたなら・・・」
「そうなれば、王家の女人は皆、彼奴の毒牙にかかり、この【タニハ王家】は乗っ取られておったことじゃろう!?」
「その事態になることが、真の意味で、危険なことであり、【危険の察知】が感知出来なかった、ということはは、むしろ、【駆け落ち】がなされて良かった、ということなのですね!」
「その【駆け落ちされたミアンカ姫】は、妻のサヤカや義姉上の従姉妹にあたる方ですね?」
「左様じゃ!」
「3人共、孫娘じゃ!」
「ならば、【ミアンカ姫】は、【ナムの正体】を唯1人看破し、【駆け落ち】を決行することによって、この【タニハ王家】を救った、たいへんな功労者ではないですか!?」
「左様じゃ!」
「彼奴の正体がわかったのは【駆け落ち】から1年後のことじゃ。」
「確かに、その【駆け落ち】で、我が王家は救われた訳じゃが、【母親のシェリカ】は自らの過ちで、大切な一人娘を失った悔恨と心痛で体調を崩し、二年後には亡くなってしまったのじゃ!」
大御所は更に続けた。
「駆け落ち直後は、我らの怒りの矛先が【男の親衛隊】にも向けられ、【女親衛隊に】に改組した程じゃ!」
「それが、今回の【襲撃事件】では裏目に出た・・・!?」
「【過ちを改むるに憚ること無かれ!】」
「陛下にも進言し、親衛隊の改革に着手しようぞ!」
「婿殿の協力・援助をお願いしたい。」
「御意!」
「私も【タニハ王家】の末席を汚す身、何なりと御命じ下さい。」
「婿殿も御承知の通り、我ら【日輪の女神】直系の女人は【嫌な予感がする】程度の【予知能力】というか【危険察知能力】を身に携えておるのじゃが、あの時の件では私も娘達も【危険察知】できなんだんじゃ。」
「つまり、【ミアンカ姫】が【ナム】の正体を看破出来ずに、結婚するとしたなら・・・」
「そうなれば、王家の女人は皆、彼奴の毒牙にかかり、この【タニハ王家】は乗っ取られておったことじゃろう!?」
「その事態になることが、真の意味で、危険なことであり、【危険の察知】が感知出来なかった、ということはは、むしろ、【駆け落ち】がなされて良かった、ということなのですね!」
「その【駆け落ちされたミアンカ姫】は、妻のサヤカや義姉上の従姉妹にあたる方ですね?」
「左様じゃ!」
「3人共、孫娘じゃ!」
「ならば、【ミアンカ姫】は、【ナムの正体】を唯1人看破し、【駆け落ち】を決行することによって、この【タニハ王家】を救った、たいへんな功労者ではないですか!?」
「左様じゃ!」
「彼奴の正体がわかったのは【駆け落ち】から1年後のことじゃ。」
「確かに、その【駆け落ち】で、我が王家は救われた訳じゃが、【母親のシェリカ】は自らの過ちで、大切な一人娘を失った悔恨と心痛で体調を崩し、二年後には亡くなってしまったのじゃ!」
大御所は更に続けた。
「駆け落ち直後は、我らの怒りの矛先が【男の親衛隊】にも向けられ、【女親衛隊に】に改組した程じゃ!」
「それが、今回の【襲撃事件】では裏目に出た・・・!?」
「【過ちを改むるに憚ること無かれ!】」
「陛下にも進言し、親衛隊の改革に着手しようぞ!」
「婿殿の協力・援助をお願いしたい。」
「御意!」
「私も【タニハ王家】の末席を汚す身、何なりと御命じ下さい。」
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