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  第1章 古代イト国女王【日輪の御子】崩御・昇天して、【日輪の女神】となる!!

 〔12〕三代目・日輪の御子 ≪1≫

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  「さて、皆が待望している【三代目・日輪の御子】は、 来年を1年目とするなら、20年後に誕生する。」
「但し、ワラワも、そうじゃったが、その者が覚醒するまで、十数年はかかる。」
「その者の覚醒後、一致結束して、新生倭国の王として、共立せよ!」
「結束なくば、それこそタケルヒコの申す通り、各個撃破され、敗れ去るであろう。」
「ましてや、統一国家の王に反旗をヒルガエして、敵に内通するようなヤカラは我が一族にはおるまいが、仮におったとしたなら、遅かれ早かれ、自滅すると思い知れ!!」

「ここでいう敵とは、【豊葦原瑞穂国トヨアシハラミズホノクニ】内だけでなく、大陸や朝鮮チョソンの潜在敵勢力も含まれる。」
「たとえ、海外から、【鋼鉄剣で武装した1万騎の鉄騎兵の騎馬隊】が【新生倭国】に上陸したとしても、【若き日輪の御子】に率いられた【倭国軍】が撃破・撃退するであろう。」
「もっとも、ワラワの【予知】では、その【天才的外交手腕】によって、未然に戦争は防がれている。」




  女王は更に続けた。

ワラワの【力】は、この場におる28人の女子オナゴの血に多少なりとも、受け継がれとるんじゃよ。」
「つまり、ワラワの直系の女子オナゴが子々孫々続く限り、ワラワと同じか、別種の巨大な力を有する女子オナゴが授かる可能性は大いにある。」
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