加筆修正中 モブで平凡に転生したのに攻略対象がほっといてくれない

エンディングのその後は

悶々としないの？

  エルンスト兄様との情事は相変わらずで

 ここ最近ストレスのせいで毎日

情事も終わりまったりと兄様に抱きしめられながら微睡む

それはそうと今まで考えてこなかったけど

俺ばっかりイカされててエルンスト兄様ってどうしてるの？

「どうした？ルカ」

見上げれば額にちゅっとキス

「兄様、俺ばっかりイカされてるけど兄様はその、あの大丈夫なの？」

ゆっくり髪をなでられ

「なにも心配しなくてもいい。ルカは感じてたらいいよ」

優しい声なのにどこか悲しげ

「そんなっ！俺は欲求不満が解消されて兄様は出来てないなんて不公平！」

中身おっさんは抗議します！！

いやだってねぇ

健全男子は平等に欲求は吐き出しませんと

これは由香には相談できないよなぁ

でも今更すぎるし

パチクリしたエルンスト兄様が可愛いなぁ

無言貫くエルンスト兄様

「次は絶対にエルンスト兄様もよくなってもらいます！俺がフェラするから！」

言い切ってやったぜ

あれでもフェラの仕方ってあやふや？

どうするカード会社

やっぱりここは由香さま腐女子さま皆々様か

ここ現代じゃないからネット回線ねぇよ？

ＯＫっていっても答えてくれないよ？

「分かったよ。ルカ  だからもう寝よう もっとひっついて？」

兄様の要望通り体と体の隙間がなくなるくらいしっかりくっついて俺は眠った。


エルンストside


こんなに嬉しいことがあっていいのだろうか

オナニーするルカを見るだけでよかったのに

オナニーするルカを手伝うだけでよかったのに

自分の処理は ルカが眠ったあとにひっそりと

ルカがイク顔を思い出しながらやっていた。

だからこそ愛しいルカの申し出は最高の喜び

毎回ルカをこの腕の中で抱き込むたびに

早く早く堕ちてこいと願ってしまう自分を制御する


控えめなドアを叩く音

「ニール入りなさい」

「エルンスト兄さんには分かってたか。ルカは？」

「ここだよ」

寝息をたてるルカを見るニール

「このままだろ。知ってる。ルカは弟、俺はこの恋愛戦争に参加する気は無いよ、ただルカに害をなすならそれが例えエルンスト兄さんでも容赦しないよ」

我が弟ながらしっかりしている

そうそれが家族

ルカのためなら障害は排除する

きっとあの子も同じ

聖女と言われたあの子もルカが大切

だからこそあのときなにも言わずにルカに全てを託したのだから

「分かっているじゃないか。だから俺はお前に任せるんだよ」

害をなすものへ刃を向ける役をね

俺はルカが悲しまないように立ち回るのみさ