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高級素材と高級肉
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ダン達に会えた。
「ホラ、降りて来い」
「降り方が分からないから無理!」
ダンに降りて来いって言われたけど、どうやって降りるんだ?
「箒さん、下に降りて」
スススーー、箒さんが降りてくれた!
「心配かけて、ごめんなさい」
ゼクスは目を外らせながら、私の頭をポンポンしてくれた。
「グウウウウゥゥゥッ!」……!!
こんな時にお腹が鳴った!
「何か獲物を狩って来てやるよ!」
「獲物ならあるよ、さっき仕留めた」
ゼクスは行く気満々だったけど、私がワイバーンを出すと
「おいおいおいっ! ミオ、また危険な事したのか?
んん~~っ!」ぬぉ~~っと来る大きな身体
「出た! ビッグベアー!!」
ダンは笑いながら、誰がビッグベアーだ!
と言いながらワイバーンを見ていた。
ワイバーンはレッドとグリーンで、肉が超が付くくらい美味しいんだって。
早く食べたいな、まだかな?
「……ダン、どうしたの? もしかして食べれないワイバーンだったとか?」
ダンは屈んで来た。
「ワイバーンの中でも強いヤツだ、倒した事は秘密にするんだぞ、素材だけでも家が買えるクラスのモンスターだ」
ええっ! マジで?
ゼクスを見ると「心配すんな、俺達がいるし守ってやるからよ!」
ほっぺをツンツンしながら言うの止めてよ。
「ブッ! ギャアッ!!」
ルシアの大きな豊胸に潰される様に抱きつかれて変な声に。
「プッ! あ~~ははははっ!!
『ブッ! ギャアッ!!』って何だよ!」
むううぅぅぅっ! 頬を膨らませていると
「傷をいっぱい付けてヒール、あのウルフを奪ってた人の事、ミオが守ったんでしょう?」
私は頷き、あのウルフおじさんの前で魔法を使ってしまった事を話した。
「ミオは優しすぎだ、魔法使った事は分かった」
ダンは私の頭に手を置き、魔石を持っていたと言えば済む事だから大丈夫だ。
「あのオヤジ、裏商人っぽかったぜ! 俺とダンでシメておいた! あ~~ははははっ!」
笑えない、敵に回したら命が無いかも。
「……!!」
背後からなんか冷気が、ルシアの顔が、顔が頭から角が見える!!
一番怖いのは、ルシアかも。
ダンにこっそりと【声デカ顔キモ人参】の事を聞いてみた。
大声を出して仲間を呼びまくるから倒すのに時間と労力をとられた後が最悪なんだとか。
この【声デカ顔キモ人参】はワイバーンには劣るが、高級な薬になるので売れば余裕で3年は暮らせる金額なんだって!
【声デカ顔キモ人参】1匹だけで3年もニートになれるなら誰でも?
あの叫びは、悪魔の囁き……ううん、悪魔の叫びだね!
ダンに一瞬であっさり倒した事を話した。
「それはミオが賢者で、まあ兵器のように強いって事だな」
ガハハハハッ!
兵器って、もはや人間では無いし私は笑えない。
笑った後に一言「誰にも言うなよ、言ったら強欲な輩に知られて誘拐されるからな!
脅しじゃねえからな、だから言うんじゃねえぞ!」
言わないよ! 誘拐だなんて、怖い事言うんだから。
ふわあ~~と、今まで嗅いだ事ない凄く美味しそうな匂いがする。
この匂いだけでヨダレが出そうなくらいで、目を閉じててたら脳裏に大きな高級肉が!
その想像だけでお腹いっぱいになるよ。
早く食べたい、私の高級肉ちゃん!
「ホラ、降りて来い」
「降り方が分からないから無理!」
ダンに降りて来いって言われたけど、どうやって降りるんだ?
「箒さん、下に降りて」
スススーー、箒さんが降りてくれた!
「心配かけて、ごめんなさい」
ゼクスは目を外らせながら、私の頭をポンポンしてくれた。
「グウウウウゥゥゥッ!」……!!
こんな時にお腹が鳴った!
「何か獲物を狩って来てやるよ!」
「獲物ならあるよ、さっき仕留めた」
ゼクスは行く気満々だったけど、私がワイバーンを出すと
「おいおいおいっ! ミオ、また危険な事したのか?
んん~~っ!」ぬぉ~~っと来る大きな身体
「出た! ビッグベアー!!」
ダンは笑いながら、誰がビッグベアーだ!
と言いながらワイバーンを見ていた。
ワイバーンはレッドとグリーンで、肉が超が付くくらい美味しいんだって。
早く食べたいな、まだかな?
「……ダン、どうしたの? もしかして食べれないワイバーンだったとか?」
ダンは屈んで来た。
「ワイバーンの中でも強いヤツだ、倒した事は秘密にするんだぞ、素材だけでも家が買えるクラスのモンスターだ」
ええっ! マジで?
ゼクスを見ると「心配すんな、俺達がいるし守ってやるからよ!」
ほっぺをツンツンしながら言うの止めてよ。
「ブッ! ギャアッ!!」
ルシアの大きな豊胸に潰される様に抱きつかれて変な声に。
「プッ! あ~~ははははっ!!
『ブッ! ギャアッ!!』って何だよ!」
むううぅぅぅっ! 頬を膨らませていると
「傷をいっぱい付けてヒール、あのウルフを奪ってた人の事、ミオが守ったんでしょう?」
私は頷き、あのウルフおじさんの前で魔法を使ってしまった事を話した。
「ミオは優しすぎだ、魔法使った事は分かった」
ダンは私の頭に手を置き、魔石を持っていたと言えば済む事だから大丈夫だ。
「あのオヤジ、裏商人っぽかったぜ! 俺とダンでシメておいた! あ~~ははははっ!」
笑えない、敵に回したら命が無いかも。
「……!!」
背後からなんか冷気が、ルシアの顔が、顔が頭から角が見える!!
一番怖いのは、ルシアかも。
ダンにこっそりと【声デカ顔キモ人参】の事を聞いてみた。
大声を出して仲間を呼びまくるから倒すのに時間と労力をとられた後が最悪なんだとか。
この【声デカ顔キモ人参】はワイバーンには劣るが、高級な薬になるので売れば余裕で3年は暮らせる金額なんだって!
【声デカ顔キモ人参】1匹だけで3年もニートになれるなら誰でも?
あの叫びは、悪魔の囁き……ううん、悪魔の叫びだね!
ダンに一瞬であっさり倒した事を話した。
「それはミオが賢者で、まあ兵器のように強いって事だな」
ガハハハハッ!
兵器って、もはや人間では無いし私は笑えない。
笑った後に一言「誰にも言うなよ、言ったら強欲な輩に知られて誘拐されるからな!
脅しじゃねえからな、だから言うんじゃねえぞ!」
言わないよ! 誘拐だなんて、怖い事言うんだから。
ふわあ~~と、今まで嗅いだ事ない凄く美味しそうな匂いがする。
この匂いだけでヨダレが出そうなくらいで、目を閉じててたら脳裏に大きな高級肉が!
その想像だけでお腹いっぱいになるよ。
早く食べたい、私の高級肉ちゃん!
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