こいちゃ![R-18]

蒼い色鉛筆

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①マイルド編集編(大工事)

××しよっ! 前編

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中等階級のマンションの一室…。

茶を基調とした小洒落たシックな
寝室にシャワーから出たばかりの
バスローブ姿の男が一人現れた。
シーツの整ったベッドを見てやたらと
そわそわしている。

優沢ユサワ由海広ユミヒロ
32才独身男性。

肩幅のある痩せ型の男で
無類のお茶好き。
勤める部署では部下に
頼られる課長である。
白髪混じりの黒髪を気にしているが
手入れの行き届いた顎髭や
切れ長の瞳は
「ダンディー」であり色気ある
見た目だ。
だが実は彼、極度のあがり症で
女性と対話できず恋人も出来たことは
なく、未だ童貞。

…しかし処女では、ない。



「………。」

お茶が飲みたいな…。
私の心の安定剤。
だけどそうしてるうちに彼が来るかも
しれないと思うと気になって
気になって…。

そうして落ち着くことが出来ず、
ベッド周辺をうろうろしながら濡れた
髪の毛をタオルで包み、
ガシガシ拭いた。
ベッドに放り投げてたスマホを
拾い上げ、再びモカくんから来た
メールを確認した。

個人チャットの一番新しい内容は
簡潔に一文だけ。

「海さん!えっちしよ!!」

これを職場で確認したときは
お茶を吹き出しむせ床に溢すわ
それで部下に体調不良を心配され
危うく救急車呼ばれそうになるわ、
とにかく大変だったんだ。

しかし、モカくんらしいな…。
と納得する自分がいる。

別の会社に勤める同性の若い恋人。
左藤さとう燃夏もかくん。
性欲はまだまだ底知れず…の22才。
赤茶の長めの頭髪が綺麗で身長は
高く体も鍛えていて、宝石のような
美しい緑の瞳に見つめられると
おじさんでもドキッとする。
びっくりするほどイケメンくんだ。

道行く人は人気のホストなんて
思うだろう。
だが見た目とは対照的に
性格は真面目で優しく、頼りない
おじさんをいつもリードしてくれて
紳士的でかっこいい。
年相応に振る舞うときは元気の
いい子犬のようにすり寄ってきて
くれるのに、夜はどう猛な狼になる。

最近は…お互い仕事が忙しく、
時間を作っていつもの店で食事を
しながら話をしたり、家が遠いので
数日置きに電話を掛けて
声を聞いたりはしていたが、カラダを
重ねるのは…およそ1ヶ月ぶりだ。

若いモカくんは会う度に熱を帯びた
潤んだ瞳で私をじっと見つめて
「海さんとえっちしたいなぁ。」
なんて平然とぼやくのだった。
何度吹き出したコーヒーを白シャツに
溢したことか…。

そして今朝、下心を込めて明日
休みであることをメールしたら、
返ってきた返事がこれだ。
納得すると同時に喜ぶ自分がいる。
良かった、彼も時間が取れたんだな。

それから仕事を早く済ませ、なるべく
残業はさせずに部下達と全員即帰宅。
早足で家に帰ってくるなり浣腸を
済ませ洗浄してしっかり体を洗い、
今に至る…。

「モカくん…仕事終わったら、
すぐ…来てくれるのかな。」

夜の激しい情事を想像したら、
自然にうっとりとため息が出る。

モカくんは女性経験のない私を笑わず
好奇の目で見ることもなく手を取って
情熱的に告白してくれた。

おじさんは非常にびっくりした。
当時は感情に流されるように
会っていたが二年ほど付き合ううちに
今は彼と同じ「好き」を感じている。

そしてすっかり開発されたカラダ。

今夜はどんな風に抱かれるのだろう。
どんな風にいじめられるのだろう。
期待に全身が疼いて堪らない。

「ふっ…っ…。」

お気に入りのバスローブを羽織った
カラダをそわそわもて余す。
何度も丁寧に整えたベッドの上に
寝転がり、何も考えないように
したいのに興奮して考えられずに
いられない。きっと…

情熱的な口づけのあとはカラダ中に
キスされて、乳首をつねられ、
はしたなく勃起した股間をいじられ
意地悪な言葉で責められる。

早く挿れて欲しいと泣いてねだっても
執拗に前立腺を刺激され、全身が
蕩けた頃に彼の凶悪なブツを最奥に
捩じ込まれる。

荒々しく腰を振って犯され、
彼が息を切らした甘ったるい声で
「海さんの中きもちいぃっ♡」
って言ってくれるだろう。

そして容赦ないピストン運動に私も
善がりモカくんが結腸で達する。
温かい精子の生出しを感じて
私も一緒にイク…。
そう、何度も、カラダが覚えるまで
たくさんえっちをしてきたんだ。
オナ禁してた訳じゃないのに、
想像で期待も股間も次第に膨らむ。

早く始めたい気持ちもあるんだけど
モカくんとえっちする日に
一人遊びなんてするとこ見られたら
「お仕置き」としてお尻をぶたれて
たっぷり調教されちゃう。

それも幸せなんだけど、今は一刻も
早くモカくんの勃起した欲望に
犯されたい。
そのために我慢我慢、だ私。

「んん、ん…んぅう…」

持ち上がってきたバスローブの裾を
掴み、汗ばむ足の間をもじもじさせて
なんとか理性で堪えていると…

prrrrr prrrrr prrrrrr

「わっ!」

突然の電話に我に返った。



つづきます→
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