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流されていく
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その日からはあまり良く覚えていない。
いろいろな事が淡々と決まり、気づいた時には部屋を借り、引越し日だった。
相変わらず頭はズキズキ痛いし、目眩もする。
頭が回らない。
不安で押し潰されそうになるのが怖くて、お酒を飲む。
お酒を飲んで記憶を無くし、朝気持ち悪くて目が覚める。そんな毎日だった。
(その頃から酒量が増え記憶が飛び飛びになる事が増えていった。)
引越し日当日
彼が「これで安心だね。一緒にいられるね。」と言っていた。
なにが安心なのか、、、なぜこの人と一緒にいるのかわからないようになっていた。
でも私の地元に借りた部屋からはなぜか逃げられないような、逃げてはいけないというような感覚になっていた…。
「さわの為にさわの地元でわざわざ部屋を探したんだよ?」
「さわが大切だからこうやって忠告してるんだよ?俺だけだよ。さわの事を成長させてあげれるのは。さわの為なんだよ?」
「さわの為に、、、さわの為に、、、」
何百回も言われ続けたこの言葉がどんどん私を蝕んでいく。私の考え、私の気持ち、私の人生全てを、、、、。
もう抵抗するのもめんどうになってきていた。
さわのために………
その言葉は彼から言われる前にもよく聞いていた。
誰から言われていたのだろう、、、昔から聞いていたような、、、
昔の記憶を辿る、、、
あぁ、、、そうだ。父親だ。
父親に同じ事を言われていたのだ。
「 お前の為に…………」
「美容師なんて水商売と一緒だ。」
この言葉も彼以外に聞いた事があった、、、。
……あぁ、母親が父親から言われた言葉だ。……
私の母親は元々美容師だった。たが、父親から美容師なんて水商売だ。ろくな仕事じゃない。と言われ事務職に転職したのだ。その話を何度もされた。
しかも母親はそれを言ってくれてよかったの。そのおかげで辞めれたのって話してた。
その時はそんなに気にとめもしなかった。
他愛もない話。
今の父親と母親は毎年旅行に行くくらい仲は良かった。記念日も食事に出かけるし、父親も記念日のプレゼントは忘れない。
多少のグチはあっても、仲良くやっている。
そうか…
あの人は父親に似てるのか…
ならば、私も母親のようにこれでよかったと思える日がくるかもしれない…
そんな風に考えた。
いや、考えてたのではなく、思い込もうとしていたんだ、、、。
見えてるものを見ないようにして。
いいように現実から目を逸らして、妄想で組み替えて、、、、。
いろいろな事が淡々と決まり、気づいた時には部屋を借り、引越し日だった。
相変わらず頭はズキズキ痛いし、目眩もする。
頭が回らない。
不安で押し潰されそうになるのが怖くて、お酒を飲む。
お酒を飲んで記憶を無くし、朝気持ち悪くて目が覚める。そんな毎日だった。
(その頃から酒量が増え記憶が飛び飛びになる事が増えていった。)
引越し日当日
彼が「これで安心だね。一緒にいられるね。」と言っていた。
なにが安心なのか、、、なぜこの人と一緒にいるのかわからないようになっていた。
でも私の地元に借りた部屋からはなぜか逃げられないような、逃げてはいけないというような感覚になっていた…。
「さわの為にさわの地元でわざわざ部屋を探したんだよ?」
「さわが大切だからこうやって忠告してるんだよ?俺だけだよ。さわの事を成長させてあげれるのは。さわの為なんだよ?」
「さわの為に、、、さわの為に、、、」
何百回も言われ続けたこの言葉がどんどん私を蝕んでいく。私の考え、私の気持ち、私の人生全てを、、、、。
もう抵抗するのもめんどうになってきていた。
さわのために………
その言葉は彼から言われる前にもよく聞いていた。
誰から言われていたのだろう、、、昔から聞いていたような、、、
昔の記憶を辿る、、、
あぁ、、、そうだ。父親だ。
父親に同じ事を言われていたのだ。
「 お前の為に…………」
「美容師なんて水商売と一緒だ。」
この言葉も彼以外に聞いた事があった、、、。
……あぁ、母親が父親から言われた言葉だ。……
私の母親は元々美容師だった。たが、父親から美容師なんて水商売だ。ろくな仕事じゃない。と言われ事務職に転職したのだ。その話を何度もされた。
しかも母親はそれを言ってくれてよかったの。そのおかげで辞めれたのって話してた。
その時はそんなに気にとめもしなかった。
他愛もない話。
今の父親と母親は毎年旅行に行くくらい仲は良かった。記念日も食事に出かけるし、父親も記念日のプレゼントは忘れない。
多少のグチはあっても、仲良くやっている。
そうか…
あの人は父親に似てるのか…
ならば、私も母親のようにこれでよかったと思える日がくるかもしれない…
そんな風に考えた。
いや、考えてたのではなく、思い込もうとしていたんだ、、、。
見えてるものを見ないようにして。
いいように現実から目を逸らして、妄想で組み替えて、、、、。
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