悠久の機甲歩兵

竹氏

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戦火

第237話 バルーンフェスタ

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 白藍の洋上試験を終えたその夜、僕は守護の谷の下層部にある一室で、意外な服装に身を包んでいた。

「現代で礼服……意味あるんだろうか」

 式典に出るなら礼装の軍服を。それは確かに軍隊らしい発想ではある。だがまさか、そのためだけにダマルがガーデンの奥から、おろしたての軍服に、肩章やら飾緒しょくちょやらを探し出してくるとは思わなかった。
 無ければいつも通りの戦闘服の姿で行くつもりだったが、祭りという名の式典を前に礼装が揃えられた以上、暑苦しかろうとそれを着込むのは体に染みついた癖のようなものである。

「おお、これが神代の儀式服ですか! なんというか、あまり飾り気はないのですなァ」

「スクールズさんと比べれば、誰でも飾り気はないと思いますよ」

 護衛だと言って隣に控えるスクールズは、そんな自分の恰好に遠慮のない感想を口にする。
 確かに昔の軍服に飾り気はない。それこそ勲章のメダルでもジャラジャラぶら下げれば、見た目にもうるさくはなるだろうが、馬蹄型の立派な髭を撫でる警備隊長の恰好を前にしてはそれも霞むことだろう。
 何の毛が植え込んであるのか、長いモヒカンのついたパレードヘルムに、金属鎧からは極彩色の美しい羽根飾りが飛び出しているなど、最早南国の鳥を摸した仮装にしか見えない。
 ただ、それをこちらが苦笑すれば、スクールズはなんのなんのと気にも留めず笑う。

「せっかくのお祭りですぞ! 派手にいかねば損でしょう!」

「そんなもの、ですかね……?」

 現代の祭りと古代軍隊の式典が大きく異なることは予想できている。
 ただでさえ、まともに式次第など渡されていないのだ。正直どういう内容で進行するのかなど、全く分かっていないと言っていい。
 というのも、祭りの開始を伝えられたのが、つい先ほどのことだったのだ。
 初日同様、ガーデンの入口前でニクラウスの待ち伏せを受けた僕らは、祭りの開催と自分の取り扱いについての説明を受けた。

『皆で意見を突き合わせた結果、言い伝え通りお言葉に従うことこそ我らの役目という結論に至りまして、貴方様方を名誉導師どうしという形で受け入れる方針となりました。つきましてはこちらを』

 少々疲れた顔のニクラウスから手渡されたスクロールには、名誉導師などという大層な名前がついた役職の権利が、固い文言でつらつらと刻まれていた。
 曰く、年に1回行われる祭事へは参加すること。谷の政治部分に関する権力の一切は管理官にあり、外交および内政に対して干渉できないこと。次期名誉導師の任命は、当代名誉導師の権限でのみ行われること。司書の谷に在住する場合は、専用の邸宅を利用し護衛をつけること。その他その他。

『以上の内容でご了承いただければ、祭りを通して皆に周知させたいのですが、いかがでしょう?』

『ええ、問題ありません。』

 名前に関しては司書たちによる決定だが、内容は自分の意見がそのまま通ったようなものであるため、流石にこれ以上注文はつけられない。
 結果、そのまま祭りの開催に向けて進むこととなり、女性たちは着付けやらに時間がかかるからと連れていかれたため、僕はダマルを呼びに一旦ガーデンへと戻ったのである。
 だというのに、骸骨はそんな僕に対して深々とため息をついた。

『向こうの顔を立てなきゃならねぇのもわかるが、この時間が惜しいって時に気楽なもんだぜ……整備やらは俺がやっといてやるから、お祭り外交はお前らでサクッとこなしてきやがれ』

 全くダマル様の言う通りである。
 目前に迫った王国の危機を前に、祭りを楽しむ時間が自分たちにあるはずもない。ただ、ここで忙しいからと話を蹴れば禍根を残しかねないため、ダマルは僕に礼装一切と共に丸投げしたのだ。
 至る現在。
 僕は部屋の椅子に腰かけ、女性陣の準備が整うのを待っている。あれだけ着替えを始める時間に差があったと言うのに、いつの時代も女性の着付けとは大変なものらしい。
 おかげで僕は謎祭りの緊張感に苛まれ、目立つことには慣れないと息を吐いていたのだが、それをスクールズはどう勘違いしたのか、ニッと白い歯を見せて笑った。

「やはり女性がたが気になりますか?」

「いや、別にそういう訳でもないんですが」

 そんな余裕があるものか、と僕は苦笑する。
 これが普段であれば、彼女らの着飾る様に興味がないなどとは口が裂けても言えないが、状況が状況なのだ。
 無論、それをスクールズがそんな心情を汲み取ってくれるはずもなかったが。

「そう恥ずかしがられることはないでしょう! 色を好むのは英雄の常ですし、力を持つ者が愛しきものを囲うのは、ごく自然なことじゃあありませんか!」

 極彩色の男は自信満々に羽根を揺すりながら、まるで学友でも相手にするかのように笑う。煌びやかな見た目に反して、言葉を飾るつもりはないらしい。
 だからだろうか。髭の隙間から飛び出した、という言葉が、自分にはあまりにもタイムリーな話題過ぎて、頭を支配していた緊張感が1発で吹き飛んだ。

「ごく自然――スクールズさん、少し変な質問をしてもいいですか?」

「は、私などでよろしければ、なんなりと」

「その、重婚って、スクールズさんはどう思われます? それも5人の女性を相手に……」

 数回顔を合わせただけの相手に持ちかけるには、あまりに意味不明な相談だっただろう。それでも人がいいスクールズは訝しむことも、蔑むようなこともなく、ただまたコメディアンのようにぽっかりと口を開け、ははぁと変な声を出した。

「そりゃあお互いが納得できるなら、愛の形は人それぞれでしょう。私も重婚している身ではありますが、5人も居れば気苦労が多そうですがなぁ」

「そうなんですか!? ということは、奥様は何人――」

「いえ、私の場合は逆です。妻が1人に対して夫が私ともう1人、納得した上で結婚しております」

 全力で度肝をぶち抜いてくる言葉の連続に、僕は危うく椅子から転げ落ちそうになった。

「――そ、そういう形もあるんですね……なんと言いますかその、奥様やもう1人の旦那様を不誠実だと思ったりしませんか?」

「まさか、不誠実と思う相手と結ばれるはずもありますまい! 無論、妻を巡ってと拳をぶつけ合うこともありますぞ? あとで揃って妻に叱られるのもわかってるのに、馬鹿な話でしょう? ハッハッハァ!」

 兄弟という言葉から、スクールズは同じ女性を奪い合う関係にあるはずの相手を、それでも肉親として接していることが理解できた。
 この形は自分にとって理想であり、また身勝手極まる欲望である。それを彼女らが望むかどうかもわからないのに。
 ただ、そんな不安が顔に出ていたのか、スクールズは今までの剽軽ひょうきんな雰囲気をかき消すと、まるで弟でも見るかのように優し気な表情を作った。

「全員を心から平等に、偽りなく愛することです。口で言う程簡単ではありませんが……まずはきちんとお気持ちを伝えなされ。そこからしか関係は進まず、未来など神ならざる身には見えぬものです」

 本当にできるのか、という不安が消えたわけではない。
 それでも、この形を誠実か不誠実かを決めるのは、他人ではなく自分と彼女らだということに心は固まった。
 作戦は決定され眼前に目標を見据えた今、歩兵たる自分にできることなど、戦場の潮を狙って突貫あるのみ。自分の身体は翡翠のように強靭ではないが、正面から猛烈な弾雨に晒されたとしても、前へ進むことを決意し、大きく息を吐いたのである。

「そう――ですよね。すみません、妙な質問をしてしまって」

「なぁんのなんの! それに重婚が上手くいったらいったで、次は体力を要求されますぞ? 何せ歳若い娘5人相手に愛を育むとなれば……ムッフフ!」

 先ほどの年長者らしく諭す雰囲気は何処へやら。誰を思い浮かべているのかはわからないが、またもコメディアンのような雰囲気を纏い直した、オッサンはあからさまに鼻の下を伸ばす。
 尊敬と呆れと苛立ち。人にそんな訳の分からない感情を抱かせてくれるスクールズに、僕はどんな顔を向けていただろう。だが、彼に何かを言うより先に、部屋の中へ転がり込んできたノックの音によって、相談の時間は終わりを告げた。

「警備隊長、そろそろです」

「うむ! 準備が整ったようですので、我らも参りましょう!」


 ■


 守護の穴と言われる竪坑の底は平らな広場となっている。
 建設中で放棄されたガーデンの上にあたるその場所は、彼らの大切な遺跡の上であることもあって、祭り会場とするにはちょうどよかったのだろう。いつの間にか大袈裟な舞台が整えられ、僕はニクラウスの隣に立たされていた。

 ――いや、わかってたが、これはとんでもないことになったなぁ。

 周囲には普段と違って赤いキャンドルランプが輝き、舞台の周囲には赤々と篝火が燃え上がる。そして眼前には辺りを埋め尽くさんばかりの人人人。それも広場に全ての人口は入りきらず、竪坑の周囲に掘られた通路から、こちらに頭を下げている者まで見える。
 そんな司書たちに向かい、アルト・リギ・ニクラウスは朗々と声を響かせた。

「ここに、我ら司書の悲願はなった! 太古より約束されし者、アマミ・コレクタ一行は言い伝えの通りに現れ、見事遺跡の封印を解いたのである! 我らは先祖代々の盟約に従い、今後コレクタリーダーであるアマミ・キョウイチ殿を名誉導師として迎え、共に繁栄の道を進もうではないか!」

 拍手と歓声。打ち鳴らされる太鼓の音。
 この中でどれほどの人が、言葉の意味を理解したかはわからない。だが、自分の存在が司書の谷に大きな亀裂を生まなかったことは、権力の放棄が周知された結果だろう。
 さぁ、とニクラウスに促され、僕は舞台の正面に立つ。スクールズがそうだったように、周囲の煌びやかな恰好と比べて自分の礼装は地味だが、逆にそれが目立ったのだろう。小さく手を挙げれば、周囲は水を打ったように静まり返った。
 式次第などない。ただニクラウスに言われたのは、導師として自らの存在を谷の者達に宣言なされよ、というだけだった。
 要するに、無茶振りである。

「あ、あー……神代の時代より、約束を果たしに参りました、天海恭一であります」

 過去に表彰を受けたことを思いだしながら喋ろうとすれば、自然と口調がおかしくなる。だが、言い出したことは最早止められない。横に座るファティマが笑いを堪えていたように思うが、ここは無視に努めて群衆へ向き合った。

 ――なるように、なれだ。

 深呼吸を1つ。マイクも拡声器もない中へ、僕は腹の底から声を響かせる。

「この先も司書の谷は、ここに集った皆様の手によって、発展と繁栄を続けて行くこととなります! ですが、今後は過去の言い伝えが全てではありません! 未来は貴方がたの手にある! 自分は名誉導師として、司書の谷の未来を見守っております! 以上!」

 それは誰もが考えるより断然短く、拙い宣言だったと思う。
 けれど自分が1歩後ろへ引いた時、人々からは再び喝采が巻き起こり、隣でニクラウスもとりあえずは満足げに頷いてくれていたため、僕はホッと胸を撫でおろしたのだった。

「では始めよう! 今宵は祭りであるぞ!」

 管理官の高らかな宣言と共に、人々は広場から散ったかと思えば、間もなく木の輪と紙か布かで作られた気球のようなものが持ち出され、それに火が灯される。

「アシュアルマ、という」

 舞台袖に戻った僕に対し、シューニャは800年前に天灯と呼ばれた小さな気球をそう説明してくれた。
 赤々と燃える油紙の熱を受け、アシュアルマは間もなく一斉に舞い上がる。その上昇を阻害しないためか、竪坑に張られていたはずのロープと明かりは全てが取り外されており、沢山の気球が丸くあいた暗い空をだいだいに彩った。

「きれーい!」

「これは、凄いわね……こんなお祭りははじめてよ」

「観光に来たわけじゃないのに、いいもの見れたッスね」

「追いかけたくなっちゃうのボクだけですか?」

 今まで緊張感で張り詰めていた僕は、周囲からも湧き上がる喜びの声を聞きながら、ようやく彼女らの恰好をきちんと見ることができた。
 シューニャは普段のポンチョではなく、白地に金糸で模様が縫い込まれたローブで身を包み、小さな宝石があしらわれた額飾りをつけるという恰好である。
 ただ、これが司書の谷における祭事の正装かと言われれば、そうと決まっているわけではないらしく、ポラリスは水色、ファティマは黄色、アポロニアは茜色をした踊り子のような衣装に、イヤリングやネックレスなどの宝飾品を身に着けていた。
 そんな中、唯一マオリィネだけは、バトルドレスが正装に近い恰好だからか、装身具だけを借りた様子であり、銀のブローチを胸元に輝かせていたが。

「キョーイチ、どしたの?」

「……いや、服飾っていうのは凄いなって思ってね。似合ってるよポラリス」

 普段はあちこちが跳ねているポラリスの髪も、今日はしっかり整えられたらしく、マオリィネのようにつるりとした長髪になっており、少し大人びた印象を受ける。
 せっかくのセットを崩さないように気をつけながら、軽くポンポンと頭を撫でてやれば、ポラリスは嬉しそうに満開の笑顔を見せた。

「えへへ、かわいいでしょ?」

「ああ、凄く可愛い。お姫様みたいだ」

 彼女が理解できる比喩表現は難しい。だが、お姫様、というのは我ながら満点の評価だったと言える。珍しくポラリスはポンと顔を真っ赤にすると、余程恥ずかしかったのか、マオリィネの腰にしがみ付いて顔を隠してしまった。
 それをまた琥珀色の瞳に睨まれる。

「相変わらずのスケコマシっぷりよね」

「純粋な感想を言っただけだよ。マオは着なかったのかい?」

「まぁ、自国のプライドとでも言うべきかしら。一応これもドレスだし――特別な恰好が見れなくて残念かしら?」

「せっかくの機会だからね。マオなら、なんでも似合いそうだが」

「っ――そういうところよ……」

 マオリィネは一瞬呆気に取られてから、フンと鼻を鳴らして視線を逸らす。しかし、僅かに赤みが指した頬は、満更でもない、と言った様子であり、おかげで僕は自然と表情が緩みそうになって、いかんいかんと無理矢理に引き締めておいた。

「むー、おにーさん、ボクはー?」

「美女に囲まれる気分はどうッスか、ご、しゅ、じん?」

 天に昇るアシュアルマを眺めていたと思っていたのに、気づけば比較的露出が多い恰好のキメラリア2人が腕に絡みついてくる。
 じゃらりと揺れる宝石が擦れると少々痛かったが、それ以上に普段より薄着だからか、身体の柔らかさが腕に感じられて邪念が多いと首を振った。

「ふ、2人もよく似合ってるよ。色っぽいとでも言うべきかな」

「なるほど、ご主人は露出が多い服の方が好き――っと」

「おー……エッチですね」

「冷静に分析するんじゃありません」

 普段と違って髪を解いている2人の頭を掴み、ぐらぐらと揺するように撫でる。それをアポロニアはあうあう言いながら受け、ファティマはやはり嬉しそうに喉を鳴らした。
 ただ、そんな中でシューニャだけは何かを言おうとはせず、ただ小さく深呼吸を繰り返していたように見えたのが、少々気がかりだったが。
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