悠久の機甲歩兵

竹氏

文字の大きさ
上 下
205 / 330
定住生活の始まり

第205話 さざ波

しおりを挟む
 世界が茜色に染まる頃。グラスヒルから全力で偵察用バイクを走らせ続けた俺は、目標地点のすぐ傍に身を伏せていた。
 兜の中でズームされた画面に映る前哨基地では、櫓や門の上から兵士が辺りを警戒する姿が見て取れる。
 しかも基地の全周を覆う丸太木壁には何本もの矢が突き立っており、門の外には倒れた帝国兵の亡骸も転がっているなど、どうにも戦闘が起こっていた事は間違いない。だというのに包囲はおろか敵集団の姿は見えず、俺は首を捻った。

「ドンパチタイムかと思ったんだが、なんか攻撃側はやる気ねぇ感じだな」

「散兵による攪乱でしょうね。こっちを疲弊させるつもりみたい。あぁ、ほらまた」

 そう言ってマオリィネが指さしたのは、防壁上で警戒していた王国軍兵士が崩れていく様だった。胸から矢が生えている運の悪いそいつが転げ落ちると、櫓でけたたましく鐘が打ち鳴らされて王国軍側から応射が行われる。
 しかし帝国側はまともに対応しようとせず、王国軍も手ごたえがなかったからかすぐに攻撃を取りやめてしまう。まるで襲撃に慣れ切っているかの如き判断の速さに、俺は呆れて兜を撫でた。

「嫌がらせって奴だな。相手の損害はほぼ見えねぇのに、味方ばっかり削られていくっつぅのは辛いぜ」

「そうね。あんな様子だと、もう警戒隊が敵への逆襲に出撃してるかもしれない」

「帝国も手間なことをするもんだな。物量で勝ってんなら押しつぶしちまえばいいだろうに」

「オブシディアン・ナイトの戦線復帰を知られたのかもね。テイムドが居るんじゃ、物量なんてあってないようなものだもの」

 尤もな意見に、それもそうかと俺は兜を鳴らした。
 手の内を読まれている状況がいいとは言えないが、しかし読んだからと言って対処できなければ同じことである。いくら帝国がミクスチャを戦力として扱おうとしているとはいえ、マキナの存在を甘く見ることは難しいはずだ。

「そんじゃ今は、総攻撃前の準備行動ってとこか? ご苦労なこった」

「絶対に負けられないからでしょうけど――今度は歩兵ね。嫌がらせも手が込んでるわ」

 攻撃が止んでから僅かに間をおいて、再び前哨基地の方が一層騒がしくなる。
 西日が作り出した影から現れたのは、投げ槍を構えた歩兵の一団だった。弓兵が逃げ撃ちするばかりだった中への奇襲で、ようやく一息ついたばかりの王国軍兵士たちは、またも戦闘態勢を余儀なくされてしまう。

「ダマル、あれ追い払える?」

「あん? 無駄弾使う気はねぇぞ、何が起こるかわからねぇんだからよ」

「別に国のためとは言わないわ。ただこのままチクチクやられていたら、いつまで経っても中に入れないじゃない。時間は有限よ」

 これまた正論である。
 マオリィネは貴族令嬢であり、その見た目と剣の腕から軍内では名が知れている。それと共に行動していて、流石に背後から射られることはないだろう。なにより敵が跋扈ばっこする中で開門させるというリスクを背負わせる分、王国側に恩を売っておくのはトラブルを避ける上でも悪いことではない。
 俺は倒してあった偵察用バイクを引き起こし、機関拳銃片手に跨ってキーを回してため息をつく。必要なこととはわかっていても、わざわざ手間を増やされて楽しいはずもないのだ。

「くそ面倒臭ぇ話だぜ。怪我すんなよ」

「戦場でケガするななんて、古代人は無理言うわよね」

 軽く苦笑を漏らすマオリィネから対戦車ロケット弾発射器を受け取り、ストラップで背中に担ぎなおす。狭くなったタンデムシートでは座りにくかったからか、彼女はステップの上に立ったまま左手だけを俺の肩に添える。
 マオリィネは騎乗に慣れているからか、バイクの加速や速度感に喚いていたのは最初だけで、今では抜き身のサーベルを構える余裕があった。

「手前で下ろしてやる。敵が逃げ出すまで攪乱したら、正面の門で集合だ」

「言われなくてもそのつもりよ」

「そいつぁ結構なこった。行くぜ!」

 スロットルを大きく開ければ、エーテル機関の高い音を響かせてバイクは勢いよく土の地面を駆けだした。
 隠れる必要もないためヘッドライトを進路に向けて照射し、迫る夕闇を切り裂きながら突き進めば、草陰から飛び出した敵兵が驚いて尻もちをつく。

「オラぁ、タイヤ痕のタトゥー入れられたくねぇなら、道開けやがれ!」

 フッフゥと叫びを上げながら、正面に現れた敵兵の頭を機関拳銃で吹き飛ばせば、まもなく敵に動揺と混乱が広がり始める。
 何せ見たこともない光を灯した鉄の馬が、甲高い音を立てて戦場を突撃してくるのだ。帝国兵が竦むのは当たり前で、王国軍の弓兵達でさえ唖然としていた。
 俺はその隙を逃すことなく車体を振って止まり、近くで棒立ちになった帝国兵たちに銃火を走らせる。

「いけマオリィネ!」

「流れ弾とか勘弁して頂戴ね!? やぁっ!」

 マオリィネは素早くバイクから飛び降りると、勢いもそのままに銀の刃で敵兵を切り伏せた。
 戦場を嫌いだと言いながらも、まるで流れるような所作には慣れが感じられる。夕日にサーベルが煌めけば、パッと血が散り1人2人と敵が倒れ、乱れぬ黒髪は戦乙女と呼ぶにふさわしい佇まいだ。

「ほら、どんどんいらっしゃいな! 相手してあげるわよ!」

 彼女が血振りをくれれば、苦い表情を浮かべて帝国兵が後ずさる。
 しかしそれで逃げ帰るほど腰抜けでもなかったらしく、数人を率いる長らしき人物が剣を抜いて号令を飛ばした。

「怯むな! 槍で囲め!」

「応ッ!」

 命令に従って長槍を抱えた兵士たちが10人ほど集まってくる。
 いかにマオリィネのサーベルは刀身が長くとも、槍の間合いには敵わない。それも複数人から刺突を繰り出されれば、彼女とて躱して反撃するのは困難だろう。
 ただし槍を超えるリーチを持つものが他に居る場合、この戦術は全く役に立たないが。

「串刺しにしてや……! あ?」

 金属製の兜に風穴が1つ。
 たかが薄い鉄板である。それでは拳銃弾さえ防げはしない。
 突然長らしき男が倒れ込んだことで、槍を手にして号令を待っていた兵士たちは驚き、咄嗟に振り返ってしまった。前には敵将が居るというのにだ。

「よそ見なんて、いい度胸よねっ!」

 真銀で作られた刃の切れ味が鋭いのか、あるいはマオリィネの腕が凄まじいのか。たった一振りで正面に居た兵士の腕が槍諸共に宙を舞う。そして返す刃で隣の兵士は綺麗に喉を掻き斬られて倒れ込んだ。
 広がる動揺にせっかくの包囲が崩れていく。息を合わせれば倒せたはずの相手でも、1人で槍を突き出せば軽く払われて、気づけば振るわれる剣の餌食となる。
 まだそれでもと、数人で同時にかかろうとした奴は居た。だがそんなことをさせてやるほど俺は甘くない。

 ――逃げりゃいいものをなぁ。

 軽い銃声が鳴り響けば、足並みを合わせていたはずの仲間が倒れ、息が乱れればマオリィネの刃に敵うはずもない。あっという間に10人の槍兵たちは全滅し、残った敵兵は圧倒的な力量を察してかじりじりと後退していく。
 それに加え前哨基地を攻撃していた部隊が壊滅したのだろう。王国軍側から勝鬨が上がったのを聞いて、帝国兵たちは一目散に逃げだしていった。

「こんなもんだろ」

「ええ、8人も斬ったのだから上等よ」

 マオリィネはフンと自慢げに鼻をならしながら愛刀を鞘に叩き込み、ゆっくり前哨基地の門へと歩み寄っていく。その後ろに俺はバイクを押しながら続いた。

「王国軍白色騎士団所属、マオリィネ・トリシュナーである! 門を開けられよ!」

「騎士トリシュナー、応援感謝する! しばしそのまま待たれよ」

 彼女の声に応じたのは、同じ騎士団所属なのであろう、似通ったラメラーアーマーを纏った騎士だった。顔見知りなのか、マオリィネに軽く手まで振って見せている。
 こういう場面で知人の存在は大きく、間もなく門が開かれて俺たちは誰何もされないまま前哨基地の中へと迎えられ、大きな天幕の中へと案内された。
 どうやらそこは作戦室の役割を果たしているらしい。中央に大きなテーブルが置かれ、その上には周辺の地形図が広げられていた。ついでにそれを睨んでいる小太りの中年男までセットである。

「まさかお前が応援に来るとはな。勅命を受けていると聞いていたが?」

「事情は色々とありまして、ホンフレイ卿」

 ここの指揮を任されているらしいホンフレイと呼ばれた中年貴族は、マオリィネの曖昧な言葉にじろりと訝し気な視線を向けたが、すぐにため息をついて腰の後ろに手を回した。

「まぁそちらの事情は詮索すまい。わざわざ呪いの騎士とやらまで連れてきてくれたのだからな」

「これは珍しい。噂嫌いの貴方が英雄のことをご存知とは」

「あれだけ吟遊詩人どもがヤイヤイ騒げば嫌でも耳に入るわ。まぁこの際だ。敵でなければなんでもかまわん」

 忌々しげに中年貴族は唸ったが、現状では噂話がどうのというより、目の前の帝国軍の方が余程鬱陶しいのだろう。地形図に視線を落とすと、上に置かれた駒を小突いた。

「状況は見ての通り、散発的な戦闘ばかりだ。お前たちが蹴散らした連中が最後だったらとは思うが、帝国軍の物量を考えればそれもないだろう」

「警戒隊は出ているのでしょうか?」

「今のところ第一警戒隊に北西を、第二警戒隊に南西を任せて偵察に当たらせてはおる。だが敵主力発見の報は未だに届かん……見つかればオブシディアンナイトで蹴散らしてやれるというのにだ」

 地形図に書かれている記号はなんとなく意味が読み取れる。川であろう模様を挟んだ対岸へ2つのコマが上下に分かれて展開されており、およそどのあたりで行動しているかが示されていた。
 その南側、青く塗られた駒の位置にジークルーンは居る。俺はその地図情報をできるだけ頭に叩き込み、ついでに気付かれないよう兜に内蔵した機能で画像を撮影し、俺は腕を組んだ。

「ホンフレイさんっつったな。警戒に出てる部隊はいつ戻る?」

「……騎士殿は随分気安い男のようだ。恩人でなければ腹もたっただろうが、まぁいい。日暮れには戻るだろう、野営装備などもっておらんのだからな」

「そうかい、それ聞いて安心したぜ。マオリィネ、後は頼む」

「――ええ、わかったわ」

 知るべき情報はすべて得られた。
 別に俺は中年親父と歓談を決め込みに来たわけではないため、軽くガントレットを振って天幕を後にする。背中に訝し気な視線を感じても、相手が貴族であるなら俺の出番ではない。
 外に出てみれば既に太陽は地形に接するくらい低い位置にあった。
 ホンフレイの言葉を信じるならば、もう少しすれば警戒隊は戻ってくるのだろう。何事もなければ、だが。

 ――くそ、落ち着かねぇもんだな。

 普段なら言われた通り、煙草でも吹かしながらジークルーンの帰りを待ったことだろう。だが、どうにも気が急いているらしく、俺はバイクを押して門を通してもらうと、南東方向へ向けて走り出した。
 別に何事もなければそれでいい。だが何かが起こってからでは遅いのだ。


 ■


 第一警戒隊が前哨基地へと戻ってきたのは、ダマルが1人南東へ走り出してから間もなくのことである。
 より詳しい状況説明を受けていた私は、ホンフレイの後に続いて天幕を出ると、第一警戒隊は戦果を得たりと意気揚々に門をくぐっていた。

「部隊長、状況を報告せよ!」

「ハッ! 我ら第一警戒隊は潜伏していた帝国軍小部隊への逆襲に成功し、これを殲滅。指揮官を含め、捕虜数名を捕らえて参った次第です!」

 ご覧あれ、と第一警戒隊の部隊長は、縄で繋がれた数人の敵兵を指し示す。
 軍獣に合わせて走らされたからだろう。既に捕虜の多くはボロボロであり、指揮官らしき男も暴行を受けたのか顔を腫らせていた。
 しかし、今までほぼ一方的な守勢に回らされていた王国軍にとって、情報を持つ指揮官を捉えられたことは大きく、ホンフレイは細い髭を撫でながら鷹揚頷く。

「うむ、見事な戦果であるぞ。直ちにそ奴らから情報を聞き出すとしよう。お主らは食事をとって先に休むがいい」

「ハハ! ありがたきお言葉!」

 部隊長は誇らしげに兵士たちを連れて下がっていく。
 残されたのは大人しくしている捕虜とそれを囲む数人の兵士ばかりで、ホンフレイはそれらを改めて眺めるとフンと鼻を鳴らした。

「さて……洗いざらい喋ってもらわねばな。尋問官を――」

「ホンフレイ卿」

 指示を出そうとしたところに横やりを入れられ、中年貴族は軽く舌打ちをしながら面倒くさそうに振り返る。
 そこには数人の重装兵を護衛を連れた、見目麗しい爽やかな青年が立っていた。

「パーマー卿、何用かな?」

「いえ戦果を得たと耳にしたものですから、反攻ならば私に行かせてもらえないかとね」

 むっつりと不機嫌そうな表情を浮かべるホンフレイに対し、王国最強戦力のテイマーたるアナトール・パーマーは笑顔を崩さない。
 テイムドメイルが居る以上、彼が共にあるのは必然である。しかし中年貴族はどうにもこの男が苦手らしく、だからといって邪険にもできないため渋々と対応していた。
 斯くいう自分もアナトールはあまり得意ではない。彼は気さくで常に柔らかな笑顔を浮かべているのだが、それがどうにも胡散臭く思えてしまうのだ。
 とはいえ言葉も交わさないまま立ち去るわけにもいかず、私は作り物の笑顔を浮かべ、見え透いたお世辞を口にする。

「オブシディアンナイトが堪えきれないのかしら? 帝国軍もかわいそうですね」

「おお! トリシュナー令嬢じゃないか! 英雄付きを命じられていると聞いていたが、いつこっちに来たんだい?」

 辺りはそろそろ篝火が必要になってくる暗さだというのに、アナトールがぱっと表情を明るくしたのはハッキリ見て取れる。
 ダマルがオブシディアンナイトを修復した一件以来、彼は私と会うたびこの調子だった。無論テイムドメイルという戦力が彼にとって、またパーマー子爵家にとってどれほど大きな存在かを考えれば、それも当然だろうが。

「事情は色々とありまして。ただ、敵の動向はまだ掴めていないのでしょう?」

「この場でコイツらが吐いてくれでもしないことにはな」

「――なるほど、捕虜ですか。いや警戒隊も見事なものだ。労力ばかりかかるというのに、キメラリアまで連れてきてしまうとは」

 地面に座らされた帝国兵たちを見下ろして、彼らは肉食獣が餌を見るように目を煌めかせる。特にアナトールは心底面白そうに、口の端を歪めてみせた。
 それを見たホンフレイは軽く肩を竦め、しかし、考えは同じと言わんばかりに彼の肩を叩いた。

「見せしめの役には立つ。ちょうどいいパーマー子爵、尋問官を誰にするか、そちらで決めてもらえんか?」

「ええ喜んで。皆が戦っているのに、守られているだけで何もせずというのは、どうにも居心地が悪いものですから」

 冷たい笑み。それは敵に向けるものだからに過ぎないだろう。
 貴族の間に蔓延るキメラリアを見下す思想は、奴隷化法案推進派を失脚させたところで簡単には変わらない。
 別に敵兵を庇うつもりなど自分には全くないが、しかしアナトールの明らかな侮蔑の視線にはやはり反感を覚えてしまう。
 だからせめて安らかなれと私は捕虜のキメラリアに視線を流した。

 ――笑っている?

 そこにあったのは、虜囚とは思えぬ不敵な表情。それも虚ろな瞳どこか狂気じみて見える。
 そんな違和感から思い出されたのは、を伝えるホウヅク伝の内容だ。頭の中が嫌な予感に支配され、急激に全身から体温が失われていく。

「卿、そいつらから離れ—―!」

 血飛沫が花びらの如く辺りに飛び散ったのは、直後のことだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》

EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ―― とある別の歴史を歩んだ世界。 その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。 第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる―― 日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。 歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。 そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。 「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。 そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。 制刻を始めとする異質な隊員等。 そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。 元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。 〇案内と注意 1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。 2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。 3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。 4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。 5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

超克の艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
「合衆国海軍ハ 六〇〇〇〇トン級戦艦ノ建造ヲ計画セリ」 米国駐在武官からもたらされた一報は帝国海軍に激震をもたらす。 新型戦艦の質的アドバンテージを失ったと判断した帝国海軍上層部はその設計を大幅に変更することを決意。 六四〇〇〇トンで建造されるはずだった「大和」は、しかしさらなる巨艦として誕生する。 だがしかし、米海軍の六〇〇〇〇トン級戦艦は誤報だったことが後に判明。 情報におけるミスが組織に致命的な結果をもたらすことを悟った帝国海軍はこれまでの態度を一変、貪欲に情報を収集・分析するようになる。 そして、その情報重視への転換は、帝国海軍の戦備ならびに戦術に大いなる変化をもたらす。

改造空母機動艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。  そして、昭和一六年一二月。  日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。  「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。

―異質― 激突の編/日本国の〝隊〟 その異世界を掻き回す重金奏――

EPIC
SF
日本国の戦闘団、護衛隊群、そして戦闘機と飛行場基地。続々異世界へ―― とある別の歴史を歩んだ世界。 その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。 第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる―― 大規模な演習の最中に異常現象に巻き込まれ、未知なる世界へと飛ばされてしまった、日本国陸隊の有事官〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟と、各職種混成の約1個中隊。 そこは、剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する世界であった。 そんな世界で手探りでの調査に乗り出した日本国隊。時に異世界の人々と交流し、時に救い、時には脅威となる存在と苛烈な戦いを繰り広げ、潜り抜けて来た。 そんな彼らの元へ、陸隊の戦闘団。海隊の護衛艦船。航空隊の戦闘機から果ては航空基地までもが、続々と転移合流して来る。 そしてそれを狙い図ったかのように、異世界の各地で不穏な動きが見え始める。 果たして日本国隊は、そして異世界はいかなる道をたどるのか。 未知なる地で、日本国隊と、未知なる力が激突する―― 注意事項(1 当お話は第2部となります。ですがここから読み始めても差して支障は無いかと思います、きっと、たぶん、メイビー。 注意事項(2 このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。 注意事項(3 部隊単位で続々転移して来る形式の転移物となります。 注意事項(4 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。かなりなんでも有りです。 注意事項(5 小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜

駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。 しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった─── そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。 前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける! 完結まで毎日投稿!

処理中です...