悠久の機甲歩兵

竹氏

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定住生活の始まり

第189話 ミッドナイトブルー

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 白い壁とこれといって飾りっ気のない殺風景な部屋。
 ポスターの1枚でも、あるいは花の1つでもあれば、もう少し見られたものだったのではないかと思ってしまうような場所である。
 しかし僕にはそれがとても懐かしく、そしてこれが夢だとハッキリ教えられた。
 やけにハッキリ再現された研究所の仮住まい。窓の向こうには屋外試験場が見えていて、重榴弾砲を担いだ黒鋼までうろついている。
 まったく馬鹿馬鹿しい話だと僕はため息をついた。未だに記憶など曖昧な部分が多いというのに、どうにも彼女に関わる部分はよほど鮮明にリカバリされたらしい。
 それは嬉しくもあり、また切なくもあった。

「なーんでそんな顔してるかなぁ」

 おどけたような声が、背中に投げかけられる。
 長く長く見ていなかった彼女の夢。800年前には何度も何度も繰り返した、泣きながら目覚める悲しい夢。
 けれど、こんな風に声をかけられたことは、無かったように思う。

「相変わらず失礼だな君は。顔は生まれつきだよ」

「あー、そういうこと言う? 人がせっかく心配してあげてるのに」

 背を向けたままぶっきらぼうに答えれば、透き通るような声はクスクスと笑う。
 相変わらず口が減らない様子には安心した。会えなくなって800年以上、ストリは何も変わっていない。否、変わることはないのかもしれない。
 ベッドを小さく軋ませた気配に、僕は小さなため息をついて笑う。

「なーんだ、思ったより元気そうじゃんか」

「そうでもないよ。色々取り返しのつかないこともしたし、今でも周りには迷惑をかけっぱなしだ」

「キョーイチが私のこと大好きなのはよーくわかったけどね。あれは……流石にやりすぎかな」

 この声が夢の産物ならばこそ、彼女は自分がやってきた過去の全てを知っている。感情や思考、怨嗟や殺意に至るまで、本当に全てだ。
 おかげで、大好きなこと、と言われても下手な反論すらできはしない。

「自意識過剰、って言ってやりたいけど、まぁ原因がそれだからなぁ……ちなみに、どれがやりすぎだと思う?」

「えー? そりゃあね――えっと、うん、大体全部」

「せめて3つくらいに絞ってくれ」

「だってやってること無茶苦茶じゃんか! 空母機動部隊に1個小隊で強行着陸して暴れるなんて、ほとんど自殺だよ自殺!」

 ボスボスとマットレスを叩きながら、ストリは非常識だと叫ぶ。
 しかしあの強襲作戦は成功し空母打撃群を撃滅しているため、僕は何故だと首を捻った。

「あれは上手くいったからいいじゃないか。君の作った姿勢制御プログラム、あれが水中機動でも使えるとは思わなかったな。大したもんだ」

 未だにハッキリと思い出せる、曇天の中決行された対空砲火を避けながらの強行着陸。
 しかし空母など甲板上に降りてしまえば、それこそ大した敵ではなかった。
 周囲の護衛艦艇は、突然の奇襲に誤射を恐れて攻撃を躊躇う。その間に艦橋を榴弾砲で吹き飛ばせば艦隊指揮系統は脆くも崩壊。
 最後にエレベーターをぶち破って、船倉にありったけの爆雷を投げ込んでやれば、武装を満載した空母は爆炎に呑まれてあっという間に沈んでいった。
 そんな中で最も難しかったのは、水中へと撤退することだったように思う。潜水装備を搭載していたとはいえ、魚雷が追ってくる中で水中機動するなど機甲歩兵の仕事ではない。
 そんな魚雷攻撃も、友軍艦隊からの攻撃が開始されたことで飛んでこなくなり、自分たちは友軍潜水艦に回収されて作戦は無事終了となった。
 僕はそれをストリのおかげだと頷けば、何が気に入らなかったのか、ベッドの上から叫び声が響き渡った。

「そーいうこと言ってんじゃなーいっ!! さっさとこっちに来ようとかいうの、ほんっとやめてよね!?」

「随分嫌われたもんだ。あぁ、800年も待たせてるからか」

「ここまで待って、今更嫌いになんてなってやるもんか。そんな程度の気持ちなら、最初の1年でクシャクシャポイできたわ!」

 彼女は神妙な顔で腕を組み、深い深いため息を吐く。それにハハハと苦笑して見せれば、ギッと睨まれてしまった。
 嫌いになった、と言ってほしかったのかもしれない。夢であっても過去は変えられず、自分が何もできなかったことに変わりはないのだから。
 けれど舐めるなよと言いたげな青い視線を受けて、どこかホッとしている自分も居て、我ながら難儀なものだと呆れはてた。
 だからだろうか。彼女に向き直って頭を下げたのは。

「ごめんよ。だが、もう少し待たせてしまいそうなんだ」

「はいはーい、言われなくてもわかってますって。せっかくキョーイチは生きてるんだし、それに――」

 軽い振動のあと、ストリの声が耳元で響いたように思う。

「そっちの皆のことも、ちゃんと幸せにしてあげなきゃ、だしね」

 軽い浮遊感。
 それはよくある、夢の終わりを告げる感覚。
 離れていく彼女の姿に昔は縋るように手を伸ばしていたが、僕はそれをしなかった。
 ただただ、できるだけ自然に口を開く。

「怒ってるかい?」

「まっさかぁ、空母まで沈めるような愛を疑ったりしないってば」

 遠のいているというのに、ストリが白い歯を見せて笑ったのがよくわかった。
 これは夢だ。けれど、彼女がわざわざ整理をつけるために、自分の下に来てくれたと思っても悪くはないだろう。

「私はちゃんと待ってるから、全部やり切ってから来るんだぞっ!」

 片手を腰に当て、右手でこちらをびしりと指さしたその姿勢に、僕は小さく微笑んだ。
 彼女といる夢の中で、心から穏やかな微笑みを作れたことなど、今までになかったように思う。

「善処――いや」

 だからこそいつもと同じように、いつもと違う言葉を口にした。

しよう」


 ■


 瞼を開いた先に、マキナが動き回るような窓はない。
 暗い部屋の中で木目の天井だけが見えていて、まだ夜明け前らしいことがよくわかった。

「……全部やり切ってから、か。言ってくれるよ」

 薄れていく夢の記憶の中で、僕は最後まで忘れまいと彼女の言葉を反芻する。
 自分の幸せを後回しに、なんて言う娘ではなかったように思うが、どうやら自分の中に降りてきたストリは随分と成長していたようだ。
 目覚めて早々涙で視界が滲んでいるなど一体いつぶりだろうか。それも、穏やかな涙など初めてかもしれない。

「――ん?」

 しかしそれを拭おうとした時、自分の腕が動かないことに気付いた。
 力を入れても右腕はびくともせず、左腕は僅かに動かせたものの、何故か毛布の中から苦情の呻き声が聞こえてくる。

「うぐにゅ~……」

 高い声にまさかと、力づくで左腕を引き抜いて毛布を捲れば、予想通り雪ん子が自分の横にへばりついていた。
 では反対側はと言えば、ファティマが自分の腕を抱き枕にして丸くなっており、毛布が上からどけられたことでか、もにょもにょと何か文句を言っている。

 ――夢の中でストリが寝台に座った理由はこれか。

 彼女らが潜入してきた部分と、ストリの行動はリンクしたのだろう。
 とはいえ、このまま寝かせておいては朝から騒ぎになりかねないので、僕はファティマの肩を軽く揺さぶった。

「ニィ……なんですかぁ、朝ですかぁ?」

「何ですかじゃないよ。君は僕のベッドで何してんだい」

 ボンヤリした目でこちらを見てくる彼女は、フラフラと頭を揺すりながらにへらと笑う。

「あったかいとこの方が好きなんです。いーでしょぉ……?」

「自分のベッドで寝なさい。十分暖かいだろう――ん?」

 ふと、部屋の外に気配を感じて視線を送る。
 廊下は常夜灯が点けられているため僅かに光が漏れているが、そこに小さな影ができていた。

「誰だい?」

 縋るファティマを無理矢理引き剥がしながら、扉の方へ歩み寄るとガタリと扉が鳴る。
 その隙間から小さく緑色の瞳が覗き込んでいた。

「どうかしたかい、こんな夜中に」

「ん……ちょっと、寒くて」

 どうぞ、と部屋に招き入れれば、彼女は寝間着姿で枕を抱いて俯いている。
 実際毛布から体を出してみれば部屋は震えるほど寒く、木の床は凍るように冷たい。ファティマとポラリスが寒がって潜り込んだのも、意外と合理的かと思ってしまった。

「ファティと一緒に寝ようかと思ったのだけれど、居なかったから」

「ああ、彼女ならここに」

「シューニャぁ……一緒にどうですかぁ?」

 何故かファティマは僕のベッドから手招きしており、それを見たシューニャはそんなことだろうと思ったと小さくため息を付いた。

「悪いんだが、ファティを部屋に連れ戻してくれないか。流石に不味いし、ポラリスはアポロにでも頼むよ」

「……どうして?」

 震える身体を抱きながら、シューニャは心底不思議そうに首をかしげる。

「どうしてって、そりゃ僕のベッドでという訳にはいかないだろうに」

「寒い時は皆で固まって眠るのが普通……ここまで冷えれば男女は関係ないし、間違いなんて起きない」

 合理的と彼女は1人頷き、僕が何かを言うより先にいそいそとベッドへ潜り込んだ。
 そもそもがセミダブルくらいのサイズしかないベッドである。いくらシューニャとポラリスが小さいとはいえ、3人入れば横幅は最早限界だった。

「おぉ、シューニャ冷たいですね」

「ファティがあったかい……ズルい」

「んにゅ~……?」

 シューニャが中央に入った事で、ポラリスはシューニャの背に抱き着き、シューニャはファティマの胸に顔を埋めて団子になる。
 実際暖房どころかまともな寝具もなく、下手をすれば隙間風が吹き込んでくるような建物では、こうして固まって眠ることも不思議ではないのかもしれない。
 しかし言うように寝台には既に隙間がなく、流石に女性たちが固まっている上から乗るわけにいかないため、僕は仕方なしにリビングへ降りようとして、またしても扉が向こうから開かれた。

「あの、ご主人……ひっじょーに申し訳ないんスけど、ベッドに入れてもらえないッスか?」

「君もか……すでに3人入ってるから、好きにしなさい」

「か、かたじけないッス」

 そこに恥じらいなどあるはずもない。何故ならそうすることが当たり前なのだから。
 アポロニアは毛布の脇からベッドへ転がり込むと、ポラリスを抱えるようにして寒さをしのぎ始める。

 ――暖炉、使うかぁ。

 居場所を失った僕は、素直に部屋を後にして階段を下る。
 廊下は一層寒く、1階へ降りれば底冷えまで襲ってきて堪らない。突如到来した寒気に震えながら、リビングの扉を開いた。

「よよよよぉ、おおおおおお前もかかかかかかかかか」

 まるで鳴子のようにカタカタと骨のぶつかる音が鳴り響いている。
 肉のないダマルはこの寒さが余程堪えたのか、既に凄まじい勢いで薪を焚き、湯が入っているであろう鍋を抱えて震えていた。

「……相当だねぇ。僕は寝床を失っただけだよ」

「あら、じゃあ皆キョウイチの部屋に行ったのね?」

 声に振り返ってみれば、誰より平気そうな顔をしてマオリィネが笑っていた。
 それもマグカップを2つ持っていることから、どうやらダマルに暖かい飲み物を淹れてきてやったらしい。仄かにアルコールの香りがすることから、中身はホットワインか何かだろう。
 ブランケットを肩にかけた彼女は、震える骸骨にそれを手渡し、やれやれとソファに身を沈めた。

「あ、ありがてぇ、ありがてぇぇぇぇぇぇ……」

「はいはい、いいから早く震えを止めてくれる? 部屋の前でカタカタうるさくって」

 どうしたらいいかしら、と困ったようにマオリィネは笑う。
 彼女は王国の四季環境に慣れているからか、この寒さも大した問題ではないらしい。
 しかし明日も明後日もこのままで凍えている訳にはいかないため、僕は対策を考えざるを得なくなった。

「明日からはリビングに集まって寝よう。あのベッド、マットレス外せたよね」

「おおお、おうおうおう、やろう、いややるぞ。炬燵も作って、暖房設備を整えてやらぁあああぁぁぁあ……」

 固い決意を口にするダマルに苦笑する。
 結局その日は暖炉の前で夜を明かした。途中でマオリィネがソファに横になって眠り、僕とダマルが交替で火の番をしながら、薄い眠りを繰り返したのだった。
 ただストリの夢のせいかもしれないが、そんな面倒なだけのやりとりが自分にはとても幸せに思えたのだ。


 ■


「帝都から連中を取り逃がした、と?」

 ふんと鼻を鳴らすのは、唯一玉座に座ることを許された男。
 その鋭くも、しかし当然だとも言いたげな視線は、およそカサドール帝国に居る誰であっても恐怖に震えあがったことだろう。皇帝、ウォデアス・カサドールの機嫌を損ねるのは、胴体と頭が泣き別れすることに等しいのだから。

「少々侮っておりました。あのレディ・ヘルファイアを」

 だというのに皇帝の眼前に1人膝をつくフードの人物は、恭しく頭を下げてはいたものの、その平坦な声からは恐怖など微塵も滲んでいなかった。
 声の低さからは男性であることが伺えるが、けれど影のようなそれの性別など、ウォデアスにとってもどうでもよいことだった。

「そんなことであろうとは思っておったがな。差し向けたのはか?」

「はい。まだ主力は最終調整が済んでおりませんので……しかし捕縛は難しいと思っておりましたが、いかな失敗作とはいえ、あの数相手を突破できるとは意外でした」

 皇帝の言葉によりも自分の予想が外れたことに、フードの男は僅かに言葉を詰まらせる。
 しかしそれは悔しさからというよりも、むしろ面白がっていると言ったほうが良い。
 そのあまりにも陰険な雰囲気は近寄り難いものだが、男の内情などどうでもいいと考える皇帝は、まったく意に介さず淡々と事実を語った。

「あれは表向き没落貴族の小娘に過ぎんが、中身は神国を震え上がらせた悪魔ぞ。首輪がついておっても獣は、その命に危機が迫れば食いちぎってでも抵抗するものだ」

「道理でございますね。しかし、このまま放っておかれるおつもりで?」

「あれがユライアに逃げ込んだとて、大した力にはならん」

 フードの疑問に、皇帝は深く息を吐く。
 エリネラ・タラカ・ハレディの亡命は、帝国軍将兵にとって大きな士気低下を招くだろう。
 だが所詮それだけだ、とウォデアスは考えていた。
 今後の戦いで兵士の数や士気などは、最早関係のない話になってくる。そのためにこの気味の悪いフードを飼っているのだから。

「しかし、何もせずというのでは面白くない」

 だからその言葉に込められていたのは、国家としてのプライドとただの見せしめだったに違いない。
 皺の中で薄く開かれたその目は冷たく、僅かに動いた顎にフードはより深く頭を下げた。

「最低限で、やってのけよ。これ以上手間をかけさせるな」

「御意」

 普段なら多くの者が頭を下げるその場所で、低く重い声を聞いたのはたった1人。
 それもフードの男は見えない顔をしっかりと下げ、真偽の分からない忠誠を彼に捧げていた。
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