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03 守ってくれた人
組長のお仕事
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翌日の日曜日。
約束通り虎将の仕事ぶりを見るため、彼の仕事についていくことになっている。
昨夜のことがあり、あまり眠れなかった。あまりに眠れないので仕方なく六時に朝食を作った。昨日買っていた最低限の食材で、二人分の朝食を作った。それでも時間に余裕がありすぎるのでソファでテレビを見ていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
「春子、おはよう」
虎将の声がして目を覚ますと、ソファで寝ている春子を見下ろす寝間着を着た彼の姿があった。
「……虎将さん、おはようございます」
「ここで寝てたのか?」
虎将はあくびをかみ殺しながら春子の隣に座る。
「いえ朝食を作って、気づいたら寝てました」
「作ってくれたのか」
「はい。まだ食材はあまりないですけどね」
「うれしい。さっそく食べる」
時間を確認すると九時。ヤクザの生活リズムはわからないけれど、案外規則正しいんだなと発見があった。
春子が作った朝食を二人で食べたあと、まずはまた春子の家を片づけることになった。アパートの解約日にはまだ余裕はあるが、荷物や家具ははやく運んでしまおうという話だ。
今日は陽太ではなく他の組員が軽トラックで迎えに来てくれた。春子の家へ向かい細かい荷物と処分するもの以外の家具をすべてトラックに積んだ。重い家具も簡単に持ち上げ、男性二人なのにあっという間に運び終わった。ちなみに、持っていこうと思っていたベッドは虎将に拒否をされ、捨てることになってしまった。
一度家に帰り家具を運び、虎将の仕事の時間になる。昼過ぎに二人でマンションを出た。
「じゃあ行くか、まずは事務所だ。今は特に揉め事もないから安全だとは思うが、俺か陽太から離れるなよ」
「は、はい」
急に緊張感が増す。今まではそんなこと言わなかったのに。外回りというのはそれほど危険が伴うのかと身構えてしまう。
吾妻虎将、三十五歳。
好きな食べ物は特になし、嫌いな食べ物も特になし。
職業は神代会吾妻組組長。つまり、ヤクザ。
今はまだその程度しか知らないので、今日は彼のこと――特にヤクザの仕事――を知るチャンスの日だ。
二人の住むマンションから吾妻組事務所までは徒歩五分。まずは組員に挨拶をして、何かの打合せをしている。あの店がどうなってるとかそういう話ばかりで春子にはよくわからない話ばかりだった。真面目な顔で仕事の話をする虎将は少し意外だった。
事務所に突っ立っているだけでは居たたまれないので、散らかった事務所を整理整頓、掃除をした。すると組員たちにキラキラとした目で見られた。
虎将の打合せが終わると、軽トラではなく高級車で街の中心部へ向かい、そこからは運転手と別れ、歩いて見回りをすることになった。
普段通る道とは違う、さらに奥のほうへ行くとそこには繁華街がある。風俗店も多く、春子にとってはまったく関係のない、近寄ることすらしない場所だ。春子のバイト先があるのは一本違う道だが、それだけでこれほどイメージが変わるのかと驚く。
まだ夕方なのでお店はほとんど開店前。それなのに街には人が多い。派手な服を着た人、ぼろぼろの服を着た人、個性的な人が多く、ついキョロキョロとしてしまいそうになる。
「ここらへんは俺たちの組が取り仕切ってる」
「そうなんですか!?」
「まあ、簡単に言うと縄張りだな」
「縄張りって何をするんですか? 土地を所有してたり?」
縄張り争いなんて、ニュースではたまに耳にするが、本当に組ごとの縄張りがあるのだと関心をもつ。
「いや、そうとは限らないな。ただ他の組が悪さをしてたら守ってやるとかそういうことをやってる」
「……へえ……」
春子にはわからない世界だ。悪さをしている人なんて普通に生きていたら目にすることも少ないけれど、こういった風俗街だと頻繁に起こりそうだと想像はできる。守ってるのならいいことをしているのだと思うけど、きっと裏もあるんだろう。
「あれ~、虎将くんだ」
「おう」
歩いているだけなのに見た目も服装も派手な女性が近づいてきて、自然に虎将の腕に手を絡める。虎将も嫌がる素振りはなく慣れているように見えた。虎将の反対側にいる春子にまで彼女の強い香水の匂いが漂ってきて、鼻腔をツンと刺激する。
「また飲みに来てよお」
「ああ、行くよ。サービスしろよ?」
「わかってますって! じゃあまたね、虎将くん」
「おー」
派手な女性は春子の存在にも気づかず、そのまま去って行く。同じく派手な女性たちと大声で笑い合っている。道の途中で話し込んでいたり、座ってお酒を飲んでいる人もいて異様な光景だ。
「飲みに行くって……」
「ああ、キャバクラだな」
そんな、当然みたいに。男性だからしかたないのか、ヤクザだからしかたないのか。一応婚約者のフリを頼まれた春子としては複雑な心境だ。
ただ歩いているだけなのに人が避けていくことに気づいた。虎将の見た目やオーラがそうさせているんだろう。人の多い道の真ん中を歩いているのに誰ともぶつかることがない。これが彼の凄みなのだろうか。
「あ……春子はここでちょっと待ってろ」
「え? はい」
見回り中に虎将は何かを見つけたらしく、春子から離れる。見ていると店の前にいる二人の男性に声をかけていた。
「おいお前」
「あ? なんだてめえ」
不穏な空気に怖くなって、春子はさらに虎将たちから距離をとる。なにやら店の前で揉めているみたいだ。ハラハラしつつ見ていると、最終的には虎将が威嚇をすると彼らは逃げ出した。善良な一般人にまであんなことをするのがヤクザの仕事なのか。
「……待たせたな」
「……いえ」
「ん? どうした暗いな。体調でも悪いのか」
「い、いえ大丈夫です」
顔は怖いし口調も荒いけれど優しさを感じるようになっていただけに、ショックなシーンを見てしまった。
それからも、派手な女性や見た目が怖い男性に頻繁に話しかけられ、ちょっと待ってろと言われると虎将は普通の人に因縁をつけるようなことをしていた。直接手を出したりはしないけれど、一言二言で威嚇されあの顔で圧倒されれば逃げ出す気持ちはよくわかる。春子はまだ彼の凄んだ顔は間近で見たことがないけれど、きっと想像が難しいほど怖いのだろう。
ヤクザとしての仕事を知りたいと思ってついてきたけれど、春子は心のどこかで期待していた。悪いことはしていない、と。悪事を働く場面を見たわけではない。でも他人を威嚇する姿はそこそこショッキングな場面だった。二人でいる時の虎将とは全然違っていた。
彼の仕事ぶりを見るのが目的だったので正解かもしれない。住む世界が違う人なのだとよくわかった。
「今日はありがとうございました」
「いや。何かわかったか?」
「……はい。虎将さんの仕事しているところが見られてよかったです」
「そうか」
「じゃあそろそろバイトに行ってきます」
時間は六時半。今日のバイトは七時からなのでそろそろ向かわなければいけない。虎将とはここで解散だ。
「夜のバイト辞められないのか? 金ならあるだろう」
「そういうわけにはいきませんよ。虎将さんはこれからどうするんですか?」
「ああ、夜まで外回りするよ」
「……わかりました、お気をつけて」
そのまま背を向けようとすると虎将の手が春子の手を握る。
「今日の夕飯は作ってくれるか?」
どことなくねだるような口調。大型犬に懐かれているような感覚だ。
「また帰りは一時頃になりますけど、いいですか?」
「ああ。待ってる」
「わかりました。何か食べたいものはありますか?」
「いや。春子に任せる」
虎将はそれほど春子の料理を気に入ったのか、作ってほしいと言われるのは嫌な気はしなかった。どうせ帰ったら自分に夕飯を作るのだから虎将に作るのも同じことだ。また彼の反応を見るのが楽しみだった。でも、心から喜ぶことはできなかった。
虎将の仕事を知るのが目的だったとはいえ、ヤクザに何を期待していたんだろうとなぜか落ち込んでいた。
約束通り虎将の仕事ぶりを見るため、彼の仕事についていくことになっている。
昨夜のことがあり、あまり眠れなかった。あまりに眠れないので仕方なく六時に朝食を作った。昨日買っていた最低限の食材で、二人分の朝食を作った。それでも時間に余裕がありすぎるのでソファでテレビを見ていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
「春子、おはよう」
虎将の声がして目を覚ますと、ソファで寝ている春子を見下ろす寝間着を着た彼の姿があった。
「……虎将さん、おはようございます」
「ここで寝てたのか?」
虎将はあくびをかみ殺しながら春子の隣に座る。
「いえ朝食を作って、気づいたら寝てました」
「作ってくれたのか」
「はい。まだ食材はあまりないですけどね」
「うれしい。さっそく食べる」
時間を確認すると九時。ヤクザの生活リズムはわからないけれど、案外規則正しいんだなと発見があった。
春子が作った朝食を二人で食べたあと、まずはまた春子の家を片づけることになった。アパートの解約日にはまだ余裕はあるが、荷物や家具ははやく運んでしまおうという話だ。
今日は陽太ではなく他の組員が軽トラックで迎えに来てくれた。春子の家へ向かい細かい荷物と処分するもの以外の家具をすべてトラックに積んだ。重い家具も簡単に持ち上げ、男性二人なのにあっという間に運び終わった。ちなみに、持っていこうと思っていたベッドは虎将に拒否をされ、捨てることになってしまった。
一度家に帰り家具を運び、虎将の仕事の時間になる。昼過ぎに二人でマンションを出た。
「じゃあ行くか、まずは事務所だ。今は特に揉め事もないから安全だとは思うが、俺か陽太から離れるなよ」
「は、はい」
急に緊張感が増す。今まではそんなこと言わなかったのに。外回りというのはそれほど危険が伴うのかと身構えてしまう。
吾妻虎将、三十五歳。
好きな食べ物は特になし、嫌いな食べ物も特になし。
職業は神代会吾妻組組長。つまり、ヤクザ。
今はまだその程度しか知らないので、今日は彼のこと――特にヤクザの仕事――を知るチャンスの日だ。
二人の住むマンションから吾妻組事務所までは徒歩五分。まずは組員に挨拶をして、何かの打合せをしている。あの店がどうなってるとかそういう話ばかりで春子にはよくわからない話ばかりだった。真面目な顔で仕事の話をする虎将は少し意外だった。
事務所に突っ立っているだけでは居たたまれないので、散らかった事務所を整理整頓、掃除をした。すると組員たちにキラキラとした目で見られた。
虎将の打合せが終わると、軽トラではなく高級車で街の中心部へ向かい、そこからは運転手と別れ、歩いて見回りをすることになった。
普段通る道とは違う、さらに奥のほうへ行くとそこには繁華街がある。風俗店も多く、春子にとってはまったく関係のない、近寄ることすらしない場所だ。春子のバイト先があるのは一本違う道だが、それだけでこれほどイメージが変わるのかと驚く。
まだ夕方なのでお店はほとんど開店前。それなのに街には人が多い。派手な服を着た人、ぼろぼろの服を着た人、個性的な人が多く、ついキョロキョロとしてしまいそうになる。
「ここらへんは俺たちの組が取り仕切ってる」
「そうなんですか!?」
「まあ、簡単に言うと縄張りだな」
「縄張りって何をするんですか? 土地を所有してたり?」
縄張り争いなんて、ニュースではたまに耳にするが、本当に組ごとの縄張りがあるのだと関心をもつ。
「いや、そうとは限らないな。ただ他の組が悪さをしてたら守ってやるとかそういうことをやってる」
「……へえ……」
春子にはわからない世界だ。悪さをしている人なんて普通に生きていたら目にすることも少ないけれど、こういった風俗街だと頻繁に起こりそうだと想像はできる。守ってるのならいいことをしているのだと思うけど、きっと裏もあるんだろう。
「あれ~、虎将くんだ」
「おう」
歩いているだけなのに見た目も服装も派手な女性が近づいてきて、自然に虎将の腕に手を絡める。虎将も嫌がる素振りはなく慣れているように見えた。虎将の反対側にいる春子にまで彼女の強い香水の匂いが漂ってきて、鼻腔をツンと刺激する。
「また飲みに来てよお」
「ああ、行くよ。サービスしろよ?」
「わかってますって! じゃあまたね、虎将くん」
「おー」
派手な女性は春子の存在にも気づかず、そのまま去って行く。同じく派手な女性たちと大声で笑い合っている。道の途中で話し込んでいたり、座ってお酒を飲んでいる人もいて異様な光景だ。
「飲みに行くって……」
「ああ、キャバクラだな」
そんな、当然みたいに。男性だからしかたないのか、ヤクザだからしかたないのか。一応婚約者のフリを頼まれた春子としては複雑な心境だ。
ただ歩いているだけなのに人が避けていくことに気づいた。虎将の見た目やオーラがそうさせているんだろう。人の多い道の真ん中を歩いているのに誰ともぶつかることがない。これが彼の凄みなのだろうか。
「あ……春子はここでちょっと待ってろ」
「え? はい」
見回り中に虎将は何かを見つけたらしく、春子から離れる。見ていると店の前にいる二人の男性に声をかけていた。
「おいお前」
「あ? なんだてめえ」
不穏な空気に怖くなって、春子はさらに虎将たちから距離をとる。なにやら店の前で揉めているみたいだ。ハラハラしつつ見ていると、最終的には虎将が威嚇をすると彼らは逃げ出した。善良な一般人にまであんなことをするのがヤクザの仕事なのか。
「……待たせたな」
「……いえ」
「ん? どうした暗いな。体調でも悪いのか」
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それからも、派手な女性や見た目が怖い男性に頻繁に話しかけられ、ちょっと待ってろと言われると虎将は普通の人に因縁をつけるようなことをしていた。直接手を出したりはしないけれど、一言二言で威嚇されあの顔で圧倒されれば逃げ出す気持ちはよくわかる。春子はまだ彼の凄んだ顔は間近で見たことがないけれど、きっと想像が難しいほど怖いのだろう。
ヤクザとしての仕事を知りたいと思ってついてきたけれど、春子は心のどこかで期待していた。悪いことはしていない、と。悪事を働く場面を見たわけではない。でも他人を威嚇する姿はそこそこショッキングな場面だった。二人でいる時の虎将とは全然違っていた。
彼の仕事ぶりを見るのが目的だったので正解かもしれない。住む世界が違う人なのだとよくわかった。
「今日はありがとうございました」
「いや。何かわかったか?」
「……はい。虎将さんの仕事しているところが見られてよかったです」
「そうか」
「じゃあそろそろバイトに行ってきます」
時間は六時半。今日のバイトは七時からなのでそろそろ向かわなければいけない。虎将とはここで解散だ。
「夜のバイト辞められないのか? 金ならあるだろう」
「そういうわけにはいきませんよ。虎将さんはこれからどうするんですか?」
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「ああ。待ってる」
「わかりました。何か食べたいものはありますか?」
「いや。春子に任せる」
虎将はそれほど春子の料理を気に入ったのか、作ってほしいと言われるのは嫌な気はしなかった。どうせ帰ったら自分に夕飯を作るのだから虎将に作るのも同じことだ。また彼の反応を見るのが楽しみだった。でも、心から喜ぶことはできなかった。
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