泥々の川

フロイライン

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奇跡のπ

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恵理子は小柄で華奢な体型をしているにもかかわらず、巨乳で、Gカップを誇っていた。

対する久美子は、元々男だけにそこまではいかなかったが、Eカップの大きさで、おそらく、女性ホルモンの注射のみでここまで胸が育った人間は、世界中どこを探しても見つからないだろう。

大概はAカップで、頑張ってもBカップというのが女性ホルモン使用者の常識であった。


二人共裸になると、見事なまでのグラマラスボディで、互いに見惚れてしまった。


久美子の乳房は女性そのもので、服の上からでもそのしなやかな肢体については、ある程度わかっていたつもりの恵理子だってが、生で見る裸体は圧倒的で、言葉を失った。

久美子もまた、恵理子の裸を見て、感慨深いものがあった。

いつも銭湯の女湯に恵理子と通っていた、幼き日の思い出が蘇ってきた。

小学二年のとき、恵理子が家を出ていくまでは、ずっと一緒にお風呂に入り、その巨乳を目にしてきた。


あの時から十二年が経過し、恵理子も四十一となり、その胸の大きさゆえに、多少の垂れは致し方なかったが、それでも尚、魅力的な体をしていた。


「お母さん、どう?
ワタシの体」


「綺麗よ。

ここまで女性らしい体になってるとは思わなかったわ。」

「ありがとう。
お母さんも相変わらず綺麗よ。」


「ワタシはダメよ。
こんなに垂れちゃって。」


「フフッ

さて、寒いし早く入ろうよ。」


久美子と恵理子は手を取り合って浴室に入っていった。


二人は、お互いに背中を流し合ったが、それは、銭湯に通っていた十二年前と全く同じ光景で、変わったのは互いの年齢と久美子の性別だけだった。
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