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診察
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久美子は二週間に一度、女性ホルモンの注射をこの新宿にある病院で打っている。
今日もまた周囲を気にしながら、病院を訪れると、特別待遇ですぐに診察室に案内された。
診察室にはこの病院の医院長である鹿村がいた。
「こんにちは友谷さん」
「こんにちは
先生、今日もプレマリン二本でお願いします。」
「はい。わかりました。
じゃあ、そこにお尻出して寝て。」
久美子は履いていたデニムとパンツを下ろし、お尻を露出させた。
鹿村は慣れた手つきで二本の注射を打った。
「はい、終わりましたよ。」
鹿村はそう言ったが、久美子はまだそのままの姿勢で、後ろを振り返って言った。
「先生、ちょっとお尻を見てもらえます?」
「ん?
調子でも悪い?」
「ええ。
最近ちょっと…」
「まあ、友谷さんとか男性同士で性行為をする人は肛門に負担がかかっちゃうからねえ。」
「大阪時代は毎日何人もの男性のものをお尻に挿入してましたけど、最近はそんなに使わなくなってるんですよ。」
久美子はそう言ったが、鹿村はお尻を手で広げてじっと観察すると
「肛門の辺りが荒れてるね。
炎症も起こしてるし…」
と、言った。
「あ、やっぱりわかります?」
「そりゃ、見ればね。
結構お盛んにやってるのかな。」
「いえ、あの…
恥ずかしいんですけど、ワタシ
最近変態プレイっていうか、浣腸するのにハマってまして…」
「それは、君たちの場合必須だろ?
性交をする前に腸をキレイにするのは。」
「ええ、それはそうなんですけど、ワタシが浣腸するのは、行為の前じゃなくて、散歩してる時とかにするんです。
そしたら強烈な便意が襲ってくるんですけど、それを必死に耐えながら家まで帰ってくるっていうものなんです。
それが気持ち良くて…」
「友谷さん
あなたも芸能人なんだし、そういうことはあまりしない方がいいと思うよ。
お尻にも良くないしね」
「すいません、先生…
控えるようにします」
「軟膏を出しとくから、寝る前に塗るように」
鹿村は、少々呆れながらも笑って言った。
久美子はパンツとデニムを履き直し、礼を言って退出した。
しばらくして窓口に呼び出された久美子は、お金を支払い、帰ろうと靴を履いていたが、ちょうど次の患者がやってきたので、ビクッとなった。
ここは久美子のような芸能人のレディーボーイが通っているので、完全予約制を取っており、一般の患者と顔を合わすことはない。
久美子が顔を上げると、入ってきたのは見たことのある顔だった。
今日もまた周囲を気にしながら、病院を訪れると、特別待遇ですぐに診察室に案内された。
診察室にはこの病院の医院長である鹿村がいた。
「こんにちは友谷さん」
「こんにちは
先生、今日もプレマリン二本でお願いします。」
「はい。わかりました。
じゃあ、そこにお尻出して寝て。」
久美子は履いていたデニムとパンツを下ろし、お尻を露出させた。
鹿村は慣れた手つきで二本の注射を打った。
「はい、終わりましたよ。」
鹿村はそう言ったが、久美子はまだそのままの姿勢で、後ろを振り返って言った。
「先生、ちょっとお尻を見てもらえます?」
「ん?
調子でも悪い?」
「ええ。
最近ちょっと…」
「まあ、友谷さんとか男性同士で性行為をする人は肛門に負担がかかっちゃうからねえ。」
「大阪時代は毎日何人もの男性のものをお尻に挿入してましたけど、最近はそんなに使わなくなってるんですよ。」
久美子はそう言ったが、鹿村はお尻を手で広げてじっと観察すると
「肛門の辺りが荒れてるね。
炎症も起こしてるし…」
と、言った。
「あ、やっぱりわかります?」
「そりゃ、見ればね。
結構お盛んにやってるのかな。」
「いえ、あの…
恥ずかしいんですけど、ワタシ
最近変態プレイっていうか、浣腸するのにハマってまして…」
「それは、君たちの場合必須だろ?
性交をする前に腸をキレイにするのは。」
「ええ、それはそうなんですけど、ワタシが浣腸するのは、行為の前じゃなくて、散歩してる時とかにするんです。
そしたら強烈な便意が襲ってくるんですけど、それを必死に耐えながら家まで帰ってくるっていうものなんです。
それが気持ち良くて…」
「友谷さん
あなたも芸能人なんだし、そういうことはあまりしない方がいいと思うよ。
お尻にも良くないしね」
「すいません、先生…
控えるようにします」
「軟膏を出しとくから、寝る前に塗るように」
鹿村は、少々呆れながらも笑って言った。
久美子はパンツとデニムを履き直し、礼を言って退出した。
しばらくして窓口に呼び出された久美子は、お金を支払い、帰ろうと靴を履いていたが、ちょうど次の患者がやってきたので、ビクッとなった。
ここは久美子のような芸能人のレディーボーイが通っているので、完全予約制を取っており、一般の患者と顔を合わすことはない。
久美子が顔を上げると、入ってきたのは見たことのある顔だった。
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