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告白独白

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「暑くない?

この冷房調子悪くて」


「大丈夫だよ。」


何かぎこちない会話を交わす俺と千尋


冷たいお茶を出し、床に座る千尋の前に俺も座った。


「千尋、ごめん…」

もう言うしかない


「えっ、どうしたん?聖也…」


「俺、ずっとお前のことを避けててん。」


「あ、ああ
それかあ、何か僕、聖也を怒らせてしもたんやろなあって色々考えててんけど、僕って鈍感やから、ようわからへんかってん。
それで、僕の方こそ、声かけにくくなってしもてん。」


「ちゃうねん、千尋

ちゃうんや。

俺が全部悪いねん」


「どうしたん?」


「俺、おかしくなってしもて、このままやったらお前に嫌われるて思て、怖なってしもてん。」


「えっ、聖也が言うてること、ようわからへんねんけど」


「もう嫌われてもええから、言うわ。」


「うん。言うて」


「俺、お前のこと好きやねん」


「えっ」


「友達としてじゃなくて、好きってのは…
付き合いたいとかそういう意味での好きって事で…」


「…」


「な、俺おかしいやろ?
自分でもそう思う。
だから…」


「聖也…」


千尋が不信感いっぱいの顔で俺を見てる。
辛すぎる。
でも、続けて出た言葉は俺が予想していないフレーズだった。


「ありがとう、聖也」


「えっ」


「ホンマは僕の方から言わなあかんかってん。

最初に聖也の事を好きになったんは、僕の方やねんから」


「えっ…」


「聖也の事が好き」


千尋は顔を赤らめて俺にそう言った。

またもや頭がパニックになった俺は、その直後の記憶がない。

記憶を辿ると、たしか自分でこう言ったようだ。


「あの、相思相愛?」

って。

ビビりながら聞く俺に、千尋は恥ずかしそうに頷いた。


「もう、ずっと聖也が冷たかったから、泣きそうやってんでー」


そう言うと、千尋は俺にキスしてきた。

俺はビックリして、唇に力が入ってしまったけど、千尋はそのキスを一向にやめず、舌を入れてきたので、俺も鼻から下の筋肉を緩めて、受け入れた。

千尋に倣い、俺も舌を入れてみたり、千尋の舌を受け入れて絡めてみたりしてみた。

脳が突き抜けるほど気持ち良くて、俺は…


「あっ」

慌ててキスをやめた。



「どうしたの?」

少し息を乱しながら聞いてくる千尋に、俺は

「出てしもた…」

と、股間に視線を落として項垂れた。


キスだけで射精してしまったのである。
パンツの中に…

千尋は俺の股間を見て、そして次に俺の顔を見て言った。

「キスだけで出たの?

嬉しい」

って。

その時の千尋は、もう、女の顔をしてた
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