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残照

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メグも疲れていたのか、イビキをかいて寝てしまっており、その姿を見て智は笑った。


「いつも思うけど、メグちゃんて寝るの早いね。」


その向こうでユウが言った。


「ユウちゃん、まだ起きてたの?」


「うん。
何か寝つきが悪くて。」


「他人の家で、他人のお布団だし、なかなか寝れないよね。」


「それもあるけど、今日って色々あったじゃない?

特に、吉川さんと…」


「あ、そうだったね。」


「ワタシ、初めての経験だったけど、あまりにも強烈で。
ちょっと思い出しちゃって。」


「でしょ?

言った通り、良ちゃんのエッチってマジでヤバいでしょ。」


「うん、ヤバすぎ。

ワタシって元々性欲無かったし、エッチ自体も相手が喜んでくれるなら仕方ないかって感じで思ってたけど、トモちゃんは別で、自分から色々したくなっちゃうの。

でも、トモちゃん以外の人で、自分があんな風に乱れるなんて、思ってもみなかった。」


「良ちゃんは別格だよ、別格。」


「こっちに滞在してる間に、またできるかなあ。」


「連絡したらいつでも相手してくれるよ。
性豪だからね。」


智はそう言って笑った。


「トモちゃん」


「ん?」


「でも、愛してるのはトモちゃんだけよ。
それはわかって」


「うん。ワタシもよ。」


「ねえ、トモちゃんの方に行っていい?」


「うん。いいわよ」


智が言うと、ユウは起き上がり、布団を智の隣に敷き直した。


そして、智に自らの体を密着させると、抱きついてきてキスをした。

優しく、そして、濃厚なキスを。


これまで、恋多き女の智と一途なユウという構図だった…
いや、性欲の強い智と淡白なユウと言った方がしっくりくる。

まさに、そんな二人だったが、智により開発され、すっかり変わってしまったユウは、今日、また吉川という恐ろしいくらいの性欲モンスターにより、さらなる進化を遂げた。


キスを終えると、ユウは、智のパンツを下ろし、ペニスをパクッと咥え込んだ。

そういう衝動も自然に出てしまう。


「ウッ…

ユウちゃん、なんか今日…激しいよ」

ユウの舌技に、思わず智は眉間に皺を寄せて言った。


ユウは一度フェラをやめると、自らも裸となり、もう一度、智のペニスを美味しそうに舐め回すのだった。



夜中に目を覚ましたメグは、自分が真ん中ではなく、端っこに寝ている事に気づいた。

寝相が悪くてそうなったのかと、一瞬思ったが、すぐにそれが間違いであると理解した。

何故なら、智とユウが裸で抱き合ったまま寝ていたからである。


「もう、ズルい…」


メグはそう言うと、少し不貞腐れながら布団を被り直した。
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