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桃源郷

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三人が大浴場から戻ると、翼が三人分の布団を敷いて待っており、その横で正座して頭を下げて言った。、

「布団を敷いておきましたので。」


「ありがとう、翼君
何から何までしてもらって。
お風呂も最高だったわ。」

ユウは三人を代表して翼にお礼を述べた。



「皆さんに喜んでもらえて、僕も嬉しいです。

それじゃあ、ゆっくりなさってください。

僕も今日はこっちに泊まるので、何かありましたらお部屋の電話の内線にかけてもらえたらすぐに来ます。」

翼はそう言うと、立ち上がった。


「あ、翼クン」

頭を下げて去ろうとする翼を智が呼び止めた。


「はい?」


翼が智の方を向くと

「ほら、ユウちゃん」

と、智はユウを見つめた。

ユウは、一瞬戸惑いの表情を見せたが、すぐに笑みを浮かべた。

「ねえ、翼君」


「はい、ユウさん」


「ワタシのすっぴんどう思う?」


「どうって…

めちゃくちゃ美人です」


「へえ、こんなのでもそういう気になるんだ?」

「当たり前じゃないですか。
僕のアイドルなんですから」


「そっか

わかった」

ユウはそう言うと、翼の目の前に近づいていって、いきなりキスをした。


翼は突然のことに固まってしまったが、ユウはお構いなしに翼の首に両手を回し、舌を絡ませた。

最初は棒立ちになってしまった翼だったが、千載一遇のチャンスを逃してはなるまいと、智とメグの視線をものともせず、ユウの腰に手を回し、自らも舌を巻き付かせた。


翼とユウの鼻息が、静かな部屋に響き渡った。


その光景を見つめていた智とメグは、淫乱ニューハーフと呼ばれるだけあって、忽ち興奮し、自分達も参加したいと思い始めていた。


長いキスを終えると、顔を真っ赤にする翼に微笑みながら、ユウは優しく語りかけた。

「裸になって寝てみて」

そんなユウの言葉に、翼は二度頷き、慌てて服を脱ぎ始めた。

ユウも浴衣の帯を解き、すぐにパンティ一枚になった。

少し遅れて全裸になった翼だったが、三十過ぎても相変わらず見事なプロポーションのユウの肢体を見て、AVと同じだという感想を持ちながら、思いっきり勃起させた。

ユウは翼のペニスを艶めかしい表情で見つめると、右手で握り、しごき始めた。


「あっ」


翼自体、早漏という自覚はなかったが、ユウの生乳を見てしまった事と、夢にまで見たこのシチュエーションに、興奮度がいきなりマックスに達し、お腹の奥底が熱くなるような感覚に陥っていた。

ユウもそんな翼の状態を見逃さず、右手を離すと、自分のために敷いてもらった布団の上に仰向けで寝るように指示をした。

素直に従い仰向けに寝る翼に、ユウはそのまま覆い被さり、翼の乳首を舐め、そして吸った。

「気持ちいいっ…」

翼は、呻くように言った。
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