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「トモユウの2本がまだ売れてるのは勿論のこと、そのずっと前にトモちゃんが出てくれたシリーズも今だに売れているんだよ。」
新井は智の根強い人気を解説した。
「へえ、それは光栄です。
でも、ワタシは全然気にしてないからいいんだけど、ユウちゃんはデジタルタトゥーっていうか、そういうものが残っちゃってるのは可哀想だなあって思います。」
智はそう言うと、向かい側にいるユウの方を見た。
「ううん。いいのよ
ワタシが希望してトモちゃんと共演させてもらったわけだし、あれはあれでいい思い出。」
ユウは笑って言った。
「ところで、この可愛い方は?」
新井は智の隣に立つ恵太を見つめて言った。
「あら、ごめんなさい
この娘は新人の恵ちゃん。
よろしくね」
「あ、恵です。
よろしくお願いします」
恵太は、少し緊張しながら頭を下げた。
「恵ちゃんね。
僕は、AVメーカーを経営してて…
と言っても、小さな会社なんだけど。
ここにいるトモちゃんやユウちゃんにはすごくお世話になってね。
久しぶりに再会させてもらった次第ですよ。
よろしくお願いしますね。」
新井は恵太に頭を下げた。
「あの、トモちゃん
こちらの恵ちゃんは女の子?
それとも…ニューハーフさん?」
「恵ちゃんはワタシ達と同じニューハーフよ。」
「えっ!マジ?
まあ、ここにいるからニューハーフなのかなとは少しは思ったけど、あまりにも可愛いから、ひょっとしたらフツーの女の子なんじゃないのかなって、少し思ってた。」
新井は目を丸くして恵太の方を見つめて言った。
恵太は顔を真っ赤にして首を横に振った。
「恵ちゃんも興味があったら、是非ウチで。」
商魂逞しく、新井は恵太に名刺を差し出した。
「ダメよ、新井さん
恵ちゃんはまだ十七なの。色々と問題あるわよ」
ユウが隣でそう言うと
「えーっ!十七!!
見えない見えない」
と、さらに驚いた様子で恵太を凝視した。
「ウチの店でも大人気なのよ。
看板娘ってカンジね」
智は恵太の肩に手を置き、そう言って笑った。
「トモユウに恵ちゃんがウチの作品に出てくれたら大ヒット間違いなしだよ。
三人を見てたら、すぐに構想っていうかシナリオが頭で出来ちゃったよ。」
新井は少し上気した顔で頷いた。
「まあ、仕事熱心だこと」
智が言うと、ユウも頷いて
「その手には乗らないからね」
と、言って、新井の腕を肘で押した。
新井は智の根強い人気を解説した。
「へえ、それは光栄です。
でも、ワタシは全然気にしてないからいいんだけど、ユウちゃんはデジタルタトゥーっていうか、そういうものが残っちゃってるのは可哀想だなあって思います。」
智はそう言うと、向かい側にいるユウの方を見た。
「ううん。いいのよ
ワタシが希望してトモちゃんと共演させてもらったわけだし、あれはあれでいい思い出。」
ユウは笑って言った。
「ところで、この可愛い方は?」
新井は智の隣に立つ恵太を見つめて言った。
「あら、ごめんなさい
この娘は新人の恵ちゃん。
よろしくね」
「あ、恵です。
よろしくお願いします」
恵太は、少し緊張しながら頭を下げた。
「恵ちゃんね。
僕は、AVメーカーを経営してて…
と言っても、小さな会社なんだけど。
ここにいるトモちゃんやユウちゃんにはすごくお世話になってね。
久しぶりに再会させてもらった次第ですよ。
よろしくお願いしますね。」
新井は恵太に頭を下げた。
「あの、トモちゃん
こちらの恵ちゃんは女の子?
それとも…ニューハーフさん?」
「恵ちゃんはワタシ達と同じニューハーフよ。」
「えっ!マジ?
まあ、ここにいるからニューハーフなのかなとは少しは思ったけど、あまりにも可愛いから、ひょっとしたらフツーの女の子なんじゃないのかなって、少し思ってた。」
新井は目を丸くして恵太の方を見つめて言った。
恵太は顔を真っ赤にして首を横に振った。
「恵ちゃんも興味があったら、是非ウチで。」
商魂逞しく、新井は恵太に名刺を差し出した。
「ダメよ、新井さん
恵ちゃんはまだ十七なの。色々と問題あるわよ」
ユウが隣でそう言うと
「えーっ!十七!!
見えない見えない」
と、さらに驚いた様子で恵太を凝視した。
「ウチの店でも大人気なのよ。
看板娘ってカンジね」
智は恵太の肩に手を置き、そう言って笑った。
「トモユウに恵ちゃんがウチの作品に出てくれたら大ヒット間違いなしだよ。
三人を見てたら、すぐに構想っていうかシナリオが頭で出来ちゃったよ。」
新井は少し上気した顔で頷いた。
「まあ、仕事熱心だこと」
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「その手には乗らないからね」
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