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援軍

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智と真弥は、それぞれの伴侶の献身的な支えのおかげで、順調に回復し、今週から真弥は会社に復帰。

智もバーの開店準備をユウと共に再び始めたのだった。


そして、智にとっては、もう一つの朗報があった。

それは娘の莉愛が春休みでこちらに帰ってくる事になったのだ。

智は胸を躍らせながら日々を過ごしていた。




その日も、就寝までの間、ベッドの中で、ユウと二人でいろんな話をしていた。


「ユウちゃん、色々ごめんね…
何から何までお世話になっちゃってるのに、莉愛まで…」


「いいのよ。
莉愛ちゃんとは、小学二年くらいのときに会って以来だし、楽しみにしてるのよ、成長した姿を見るのをね。」


「莉愛にもユウちゃんの事を話したらすごく喜んでた。
ワタシが東京で一人苦労してるんじゃないかって心配してたみたいで。」


「トモちゃんだったら、人生どう転んでも上手く切り抜けて成功すると思うけどなあ。」

「ううん。
中年ニューハーフだし、この世の中を生きていくのは色々苦労もあるわ。

ユウちゃんに会えなかったり、ママにバーを紹介してもらえてなかったら、実際相当苦労してたと思う。
本当にワタシはラッキーな人生を送らせてもらってるわ」


「その運もトモちゃんの実力なのよ。
人間としての魅力がすごいってことだよ」


「もう、褒めないでよ
その気になっちゃうから」


智は少し照れて、ユウの頬にキスをした。
 



「トモちゃん、したいんだけど、いい?」

ユウは智に抱きつきながら言った。


「勿論よ。
ワタシはいつでもしたい。」


今度はユウの唇に自分の唇を合わせ、激しめのキスをした…裸で体を絡め合いながら。

四十になる智と、三十二のユウとの絡み合いは、その年齢と性別を感じさせないほど美しく、ベースの良い二人だからこそ為せる業であった。


「トモちゃん

ワタシ、トモちゃんとエッチするようになって気付いた事があるんだけど」


「えっ、なに?」


「ワタシってネコじゃなくて、タチの方だって。

トモちゃん見てたら犯したくなるのよ。」


「へえ、それは嬉しいわ」


「ホラ、ED薬なしでこんなに大きくなってるのよ。」

ユウはギンギンに勃起したペニスを見せて恥ずかしそうに笑った。
とは言っても、フルに勃起しても10センチにも満たないが。

「うわあ、美味しそう」

智はユウのペニスを愛おしそうに見つめ、口中深くまで咥え込んだ。

舌の動き、吸引力、絡みつく唾液、どれを取っても一級品で、ユウはすぐに快感の波に包まれた。

「あはんっ!あっ!あっ!ああーんっ!

気持ちいいっ!トモちゃん!

愛してる!」

ユウは身を反り返しながら智のテクニックをその一身で受けた。

そして、生まれて初めて、口の中で果ててしまったのだった。
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