418 / 616
新しいカタチ
しおりを挟む
ユウはニューハーフである。
そして、智も紛れもなくニューハーフである。
二人にはたくさんの共通点がある。
年齢こそ学年で8つ離れていて、智が三十九歳で、ユウが三十二歳だが、二人共圧倒的な美貌を誇っている。
ニューハーフの中で、というものではなく、フツーに街で見かけたら、誰もが振り向くというレベルの美しさだった。
智は中年の域に差し掛かり、田舎での生活が忙しく、体のラインや肌質等で若干の劣化が見られたが、先だっての風俗復帰を機にもう一度気合いを入れ直して、かなり改善されていた。
それに比べ、ユウはまだ若く、そこまでの変化はなく、ハイスペックをキープしていた。
他の共通点としては、二人共ペニスを残してはいるが、タマ抜き…去勢手術済みであった。
胸も女性ホルモンによる膨らみだけで、豊胸手術もしておらず、ごく自然な美しい乳房をしていた。
違う点は、智は自分が男性ということに違和感はなく、その性自認のまま女性へと性転換して生きている。
一方のユウは、自分が男性だという事実に、幼少期から違和感をもっており、いわゆる性同一性障害と診断されていた。
故に智よりも自身の男性器に嫌悪感を抱いていたが、智との出会いから、心理的な変化が見られた。
また、男性と交際したが、浮気をされて極度の男性不信に陥り、今後の人生に絶望していた。
そんな中での智との再会、そして、智が離婚したという事実。
ユウが智に異常な執着を見せるのも当然といえば当然の事だった。
二日目の夜も、智とユウは裸で抱き合って寝ていた。
「ねえ、トモちゃん」
「なあに、ユウちゃん」
「ワタシらの体って最高だと思わない?」
「えっ、どういうこと?」
「だってさあ、お互いにおっぱいがあっておちんちんが付いてるんだよ。
少し前まで自分のこの体を恨めしく思う事も多かったの。
本物の女じゃないから浮気されたり、軽く見られたり、散々な人生を送ってきたから。
でもね、こうやってトモちゃんと抱き合ったりエッチしてたら、自分がニューハーフだって事に誇りを感じるし、幸せを感じるの。
女として抱かれる事も出来れば、抱く事も出来る…
ワタシはトモちゃんに抱かれたいし、抱きたいとも思ってる。
これってワタシとトモちゃんしか成し得ない事だよね?」
「うん。そうやって聞くと、まさにそうだよね!
ワタシも同じよ
そういう心境」
智はユウの話に目から鱗状態で、感心して言った。
「トモちゃん
先ずはワタシを抱いて」
「いいわよ」
智はそう答えると、ユウにキスしながら乳房を揉んだ。
「んんっ」
キスで唇を塞がれたユウは、小さな喘ぎ声を上げた。
そして、智も紛れもなくニューハーフである。
二人にはたくさんの共通点がある。
年齢こそ学年で8つ離れていて、智が三十九歳で、ユウが三十二歳だが、二人共圧倒的な美貌を誇っている。
ニューハーフの中で、というものではなく、フツーに街で見かけたら、誰もが振り向くというレベルの美しさだった。
智は中年の域に差し掛かり、田舎での生活が忙しく、体のラインや肌質等で若干の劣化が見られたが、先だっての風俗復帰を機にもう一度気合いを入れ直して、かなり改善されていた。
それに比べ、ユウはまだ若く、そこまでの変化はなく、ハイスペックをキープしていた。
他の共通点としては、二人共ペニスを残してはいるが、タマ抜き…去勢手術済みであった。
胸も女性ホルモンによる膨らみだけで、豊胸手術もしておらず、ごく自然な美しい乳房をしていた。
違う点は、智は自分が男性ということに違和感はなく、その性自認のまま女性へと性転換して生きている。
一方のユウは、自分が男性だという事実に、幼少期から違和感をもっており、いわゆる性同一性障害と診断されていた。
故に智よりも自身の男性器に嫌悪感を抱いていたが、智との出会いから、心理的な変化が見られた。
また、男性と交際したが、浮気をされて極度の男性不信に陥り、今後の人生に絶望していた。
そんな中での智との再会、そして、智が離婚したという事実。
ユウが智に異常な執着を見せるのも当然といえば当然の事だった。
二日目の夜も、智とユウは裸で抱き合って寝ていた。
「ねえ、トモちゃん」
「なあに、ユウちゃん」
「ワタシらの体って最高だと思わない?」
「えっ、どういうこと?」
「だってさあ、お互いにおっぱいがあっておちんちんが付いてるんだよ。
少し前まで自分のこの体を恨めしく思う事も多かったの。
本物の女じゃないから浮気されたり、軽く見られたり、散々な人生を送ってきたから。
でもね、こうやってトモちゃんと抱き合ったりエッチしてたら、自分がニューハーフだって事に誇りを感じるし、幸せを感じるの。
女として抱かれる事も出来れば、抱く事も出来る…
ワタシはトモちゃんに抱かれたいし、抱きたいとも思ってる。
これってワタシとトモちゃんしか成し得ない事だよね?」
「うん。そうやって聞くと、まさにそうだよね!
ワタシも同じよ
そういう心境」
智はユウの話に目から鱗状態で、感心して言った。
「トモちゃん
先ずはワタシを抱いて」
「いいわよ」
智はそう答えると、ユウにキスしながら乳房を揉んだ。
「んんっ」
キスで唇を塞がれたユウは、小さな喘ぎ声を上げた。
1
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる