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無頼

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「あーっ!

あんっ!あっ!あっ!ああっ、気持ちいいっ!」

いつものように美智香は、真弥との激しいセックスを心の奥底から楽しんでいた。


簡単にイク美智香は、挿入されてすぐだというのに、もう絶頂を迎えようとしていた、

だが、波が来る…と、思った瞬間、枕元に置いていた携帯が鳴り出した。

メールはよく来るが、電話がかかって来ることはあまりない。
かけてくるのは真弥が多いし、真弥はここにいるので、電話の相手は当然真弥以外となる。


真弥も、電話の相手が気になったのか、腰を動かすのをやめて、携帯の画面を覗き込んだ。


「あ、みっちゃん

トモさんからだよ」


「えっ、トモ…

そんなの後でいいよ、早く続きをして、真弥

その大きなちんちんで奥まで突いて、激しく」


美智香はアヘ顔のまま言ったが、真弥は

「トモさんがかけてくるなんて珍しいじゃん

何かあったかもしれないよ」


そう言って携帯を取ると、美智香に手渡した。

美智香も仕方なく、挿入されたまま電話に出た。


「もしもし、あんっ

智?どうしたの…うぷっ」


真弥は電話に出た美智香を見つめながら、わざと腰を動かしてみた、少しだけ。
美智香はその軽いジャブを躱すことが出来ず、思わず喘ぎ声を出してしまったのだった。


だが、その後、会話を続けていく美智香の表情から、驚きと暗さが感じ取れた為、真弥は、今の自分の行動を恥じ、腰を動かすのをやめ、ペニスを引き抜いた。

ようやく素で話せるようになった美智香は、五分ほど智と話し、電話を切った。


「みっちゃん、トモさん何て?」


「うん…

なんだかよくわかんないんだけど、離婚する事になったからって、東京に出てくるって」


「えっ、離婚?」


「離婚て言っても、智は戸籍の性別は男のままだから、ちゃんと籍は入ってなかったんだけどね。

それで、家が見つかるまでウチに泊めてほしいみたいな事を言われたんだけど、あの子、ワタシらが団地(ここ)に引越したの知らないでしょう?

だから、そこのところは断ったのよ。」


「でも、それじゃあトモさん困るんじゃ…」


「お友達のニューハーフに連絡してみるって。」


「そっか…何か悪いことしたね」


「こっちが気にする事なんて何もないわよ。

でも、会うくらいならって事で、来週こっちに来た時に会おうって事になったんだけど、真弥君も一緒に来てくれる?」


「えっ、いいの??」


「良いに決まってるじゃない。

私たちは何する時もいつも一緒だよ。」


美智香はそう言うと、真弥の口に吸い付くようにキスをして激しく舌を絡ませた。


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