370 / 666
解析
しおりを挟む
「ふーん
ママがそんな話をね」
莉愛は恵太の話を聞いて、首を傾げた。
「ニューハーフの世界でもワタシのパターンて稀だって…」
「たしかにね。
恵太って、今の見た目って完璧に女子じゃん。
私もそこに油断した感はあるけど。
服脱いでも胸あるし、貧乳女子って感じなんだけど、本質の部分は男子であって、それは最後の最後にしか姿を現さないからこっちとしても気付かずに来ちゃった。」
「ワタシの本質は男子なの?
めっちゃイヤなんだけど」
「まあ、仕方ないよ。
多種多様なんでしょ?この世界は」
「うん。
ワタシもそう思うし、トモちゃんもそう言ってた。
その多様の中でも、ワタシは特殊だって。」
「別に悲しむような話でもないよ。
さあ、寝よ」
そう言うと、莉愛はベッドに入った。
恵太も頷き、隣にそーっと入って莉愛から距離を取った。
自分の勝手な行動により、莉愛はおろか、敬愛するトモや自分の母、敦の三人も傷つけてしまった。
もう自分由来の悲しみを与えたくない…
恵太は心に誓い、莉愛に背を向けて、丸まって寝たのだった。
だが、そんな恵太の肩を揺するようににして、莉愛は自分の方を向かせた。
「恵太、しよっ」
と、言いながら。
「でも…」
「何ビビってんのよ。
私をこんな体にしておいて。
アンタには責任があるのよ。だから私の言う事を聞きなさい。」
「うん。わかった」
恵太はそう答え、莉愛の方を向いた。
莉愛は既に恵太を見つめており、目が合い、すぐにキスをした。
また二人は裸になると、激しく体を絡め合った。
体つきは胸も大きく大人っぽいが、顔つきは美形ではあるがあどけない少女の雰囲気を多分に残していた莉愛も、この二日間ですっかり変わってしまった。
急に大人の女の色気のようなものが出てきたのだった。
莉愛は正常位で恵太を受け入れて、あっけなくイクと、次はバックで突かれてまた即イキし、騎乗位も経験するなど、次々とそのやり方を実践を通じて学んでいった。
あまりのイキやすさに、恵太も戸惑いを見せたが、マグロ女とやるよりは遥かに良いことだと割り切り、持てる力の全てを莉愛にぶつけたのだった。
何回もイキまくった莉愛は、そのままベッドに突っ伏して寝てしまい、その寝姿を見ながら恵太は莉愛の頭を撫でて、頬にキスをした。
多分、智が言っているのはこの事なんだろう。
この先女性化が進むと、このような心象は消え去り、無味乾燥な人生を送る事になるかもしれない。
それでもホルモンを続ける?
去勢する?
性転換したい?
そう問われていたのだ。
たしかにそういう一面はある…
恵太はため息をつきながらシャツを着直した。
ママがそんな話をね」
莉愛は恵太の話を聞いて、首を傾げた。
「ニューハーフの世界でもワタシのパターンて稀だって…」
「たしかにね。
恵太って、今の見た目って完璧に女子じゃん。
私もそこに油断した感はあるけど。
服脱いでも胸あるし、貧乳女子って感じなんだけど、本質の部分は男子であって、それは最後の最後にしか姿を現さないからこっちとしても気付かずに来ちゃった。」
「ワタシの本質は男子なの?
めっちゃイヤなんだけど」
「まあ、仕方ないよ。
多種多様なんでしょ?この世界は」
「うん。
ワタシもそう思うし、トモちゃんもそう言ってた。
その多様の中でも、ワタシは特殊だって。」
「別に悲しむような話でもないよ。
さあ、寝よ」
そう言うと、莉愛はベッドに入った。
恵太も頷き、隣にそーっと入って莉愛から距離を取った。
自分の勝手な行動により、莉愛はおろか、敬愛するトモや自分の母、敦の三人も傷つけてしまった。
もう自分由来の悲しみを与えたくない…
恵太は心に誓い、莉愛に背を向けて、丸まって寝たのだった。
だが、そんな恵太の肩を揺するようににして、莉愛は自分の方を向かせた。
「恵太、しよっ」
と、言いながら。
「でも…」
「何ビビってんのよ。
私をこんな体にしておいて。
アンタには責任があるのよ。だから私の言う事を聞きなさい。」
「うん。わかった」
恵太はそう答え、莉愛の方を向いた。
莉愛は既に恵太を見つめており、目が合い、すぐにキスをした。
また二人は裸になると、激しく体を絡め合った。
体つきは胸も大きく大人っぽいが、顔つきは美形ではあるがあどけない少女の雰囲気を多分に残していた莉愛も、この二日間ですっかり変わってしまった。
急に大人の女の色気のようなものが出てきたのだった。
莉愛は正常位で恵太を受け入れて、あっけなくイクと、次はバックで突かれてまた即イキし、騎乗位も経験するなど、次々とそのやり方を実践を通じて学んでいった。
あまりのイキやすさに、恵太も戸惑いを見せたが、マグロ女とやるよりは遥かに良いことだと割り切り、持てる力の全てを莉愛にぶつけたのだった。
何回もイキまくった莉愛は、そのままベッドに突っ伏して寝てしまい、その寝姿を見ながら恵太は莉愛の頭を撫でて、頬にキスをした。
多分、智が言っているのはこの事なんだろう。
この先女性化が進むと、このような心象は消え去り、無味乾燥な人生を送る事になるかもしれない。
それでもホルモンを続ける?
去勢する?
性転換したい?
そう問われていたのだ。
たしかにそういう一面はある…
恵太はため息をつきながらシャツを着直した。
1
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる