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女盛り
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二十代前半で結婚、出産をし、子育てや夫の単身赴任等で、由香里は女として一番良い時期を棒に振った。
由香里は三十代に突入すると、自身の有り余る性欲の対処に困るようになるが、恵太も幼かった為、浮気をするという考えは全く頭になかった。
由香里は密かに購入した、いわゆる大人のおもちゃで自分を慰め、その欲求を虚しく処理していたのだ。
セックスレスとなって久しい夫が、由香里を抱くわけもなく、このような状況が日常化していった。
伊東家に移り住むとき、さすがにそのようなおもちゃを持ち込む事は出来ずに来てしまった由香里だったが、ある日の夜、悶々とした気持ちを抑える事ができず、一人で指を使ってしていたのである。
そのとき、敦に部屋を覗かれてしまった由香里は、恥ずかしさに包まれながらも、既にエンジンがかかり火照りきった自らの肉体を鎮めることが出来ず、敦を誘い込み、そのまま肉体関係を結んでしまったのである。
敦は温厚で、いかにも優しそうな顔つきをしており、由香里は最初に会った時から、なんとなく良いなあと思っていた。
だが、敦が智の夫であることは重々承知していたので、別にどうこうするつもりはなかった。
とはいえ、感情が盛り上がっている時に敦に遭遇した為、冷静さを欠いた由香里は自分を抑制出来なかった。
しかし、関係を結んだ後、冷静になり、とんでもない事をしてしまったと、自分の行いを恥じた由香里は、伊東家を出て行こうと智に謝罪を行ったのだが…
智は逆に由香里に礼を言い、その行為を黙認した。
さらに、今後も関係を続けて欲しいと…
由香里は大いに戸惑ったが、一度火のついた体をどうする事もできず、敦との肉体関係はその後も続き、もう三ヶ月になろうとしていた。
敦自身も、最初は智に申し訳ない気持ちでいっぱいでいたが、その行為を許すどころか推奨する智の真意を聞き、色々な感情がごちゃ混ぜになってしまった。
だが、女性とのセックスは敦にとってあまりにも気持ち良く、看病、仕事のストレスを吹き飛ばしてくれた。
早漏気味の敦にとって、すぐにイク由香里とは、体の相性もよく、最近ではほぼ毎日するようになった。
そして、今日も…
「お帰りなさい、敦さん」
由香里は敦を部屋に招き入れ、熱い抱擁とキスをした。
「待ち遠しかった…」
キスを終えると、由香里は敦を見つめ、吐息がかかる距離で呟くように言った。
「僕もだよ…」
敦もそれに呼応するかのように、小さな声で囁き、再びギュッと由香里の体を抱きしめた。
由香里は三十代に突入すると、自身の有り余る性欲の対処に困るようになるが、恵太も幼かった為、浮気をするという考えは全く頭になかった。
由香里は密かに購入した、いわゆる大人のおもちゃで自分を慰め、その欲求を虚しく処理していたのだ。
セックスレスとなって久しい夫が、由香里を抱くわけもなく、このような状況が日常化していった。
伊東家に移り住むとき、さすがにそのようなおもちゃを持ち込む事は出来ずに来てしまった由香里だったが、ある日の夜、悶々とした気持ちを抑える事ができず、一人で指を使ってしていたのである。
そのとき、敦に部屋を覗かれてしまった由香里は、恥ずかしさに包まれながらも、既にエンジンがかかり火照りきった自らの肉体を鎮めることが出来ず、敦を誘い込み、そのまま肉体関係を結んでしまったのである。
敦は温厚で、いかにも優しそうな顔つきをしており、由香里は最初に会った時から、なんとなく良いなあと思っていた。
だが、敦が智の夫であることは重々承知していたので、別にどうこうするつもりはなかった。
とはいえ、感情が盛り上がっている時に敦に遭遇した為、冷静さを欠いた由香里は自分を抑制出来なかった。
しかし、関係を結んだ後、冷静になり、とんでもない事をしてしまったと、自分の行いを恥じた由香里は、伊東家を出て行こうと智に謝罪を行ったのだが…
智は逆に由香里に礼を言い、その行為を黙認した。
さらに、今後も関係を続けて欲しいと…
由香里は大いに戸惑ったが、一度火のついた体をどうする事もできず、敦との肉体関係はその後も続き、もう三ヶ月になろうとしていた。
敦自身も、最初は智に申し訳ない気持ちでいっぱいでいたが、その行為を許すどころか推奨する智の真意を聞き、色々な感情がごちゃ混ぜになってしまった。
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敦もそれに呼応するかのように、小さな声で囁き、再びギュッと由香里の体を抱きしめた。
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