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PRIDE

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「ハッハッハッハ

こうもハッキリ言われちゃうと、俺も立つ瀬がないな。」

智にここに来た理由をズバリ言い当てられ、達也は頭を掻いて笑った。


「違いますか?」


「違わないよ。
智君の言った通りさ。俺もこうなったら意地でも仕事だけは上手くやってやろうと思ったけど、ダメだった。

もがけばもがくほど、美智香の才覚に依存していた自分の無能さを思い知らされたよ。

正直言って、このままだと会社はもたない」


「それについては、もう姉には関係ない話では?」


「いや、たしかに土下座してでも助けてほしいっていうのはあるんだけど…

美智香がこの仕事に情熱を注いでやっていた事も事実だし、仕事を愛していた事も間違いないと思っている。
俺はずっとその姿を横で見ていたからね。

俺の事は憎くて憎くて仕方ないと思うけど、それでももう一度会社の経営に携わってくれたら、美智香も多分やり甲斐を感じてくれるんじゃないかって」


「だから、ワタシに姉の居所を教えてほしいと?」


「ああ。その通りだよ。」


「悪いですけど、ワタシには教える事は出来ません。

姉が実際どう考えるかわかりませんが、今の姉の事を見る限り、そこまで仕事に情熱を傾けたいとは思っていないでしょう。」


「ほう。
好きな男でも出来たかな。

いや、もう男なんて二度と要らないって言ってるんじゃないかって思うけど。」


「何も言えません。」


「わかったよ。
キミのところに来たのも、可能性は半々くらいかなあって思ってたよ。

女の子になった智君をこの目で見てみたいっていう興味もあって、足を運んだってのもある。

美智香の件は、こっちで探す手段を考えてみるさ。」


「そうですね。
ワタシは何もお手伝いをする気もないですし
探すならちゃんと興信所にでも依頼した方が良いと思いますよ。」


「そうだね、そうすることにするよ。

ところで、智君
プレイ時間は残りどれくらい残ってるの?」

「あと60分くらいですけど

えっ、やるんですか?」


「せっかくお金払ってるんだから、やってもいいよね?

俺はキミが学生の頃から知ってるんだぜ。
あの智君がこんなふうにおっぱいがあって、女の子になってるのを目の当たりにしちゃうと、なんか倒錯の世界っていうか、すこし興奮してくるよ。」


「さっきも申しましたように、お金をお支払い頂いた上で、ルールを守ってくれるなら、ワタシはプロの風俗嬢として、精一杯お相手をさせていただきます。
たとえ相手が、姉の元旦那さんだとしても」

智はしっかりとした口調で、達也に伝えた。
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