261 / 666
propose
しおりを挟む
美智香と真弥が、初めて結ばれてから一週間後
約束通り、真弥は美智香の部屋を訪れた。
「みっちゃん、素敵な部屋だね。
なんか、みっちゃんの部屋ってかんじがする!
今日は部屋に呼んでくれてありがとう。」
「こんなところまでわざわざ来てもらってごめんね。。」
「いや、すごく嬉しいよ
初めてみっちゃんの部屋に来れたんだもん。」
真弥は部屋を見渡しながら、落ち着かない様子で笑って言った。
「真弥君、ウチに来てもらったのは、あの…ホテル代の事とか、そういう理由も勿論あるんだけど
もう一つは、ウチだったら、ゆっくりお話が出来るかなって。」
「ひょっとして、僕がみっちゃんにした話の事を考えてくれたの?」
「うん…」
真弥は、今日という日がどういう日か、ようやく理解した。
性急にプロポーズした自分に、美智香が何らかの答えを用意している。
yesかnoかの返事をどちらにしても貰えるのだ。
一気に緊張感が増す真弥だったが、テーブルを挟んで向かい側に座る美智香が、真弥を見つめて、ゆっくりと話し始めた。
「真弥君
私、あなたにプロポーズしてもらって、色々考えてみたの。
すんなりお受け出来る年齢でもないし、歳の差もすごくあるし…
今は良くても、将来的にはどうなのかなって
ホントに頭がおかしくなるくらい考えたんだけど…」
「うん…」
「こんなオバサンだけど…
あ、言わない約束だったね…
こんな年上の女だけど、真弥君のお嫁さんにしてくれる?」
「みっちゃん…
いいの?」
「私、真弥君の事がどうしようもなく好きなんだ
私も真弥君に一目惚れしたのよ、よくよく考えてみたら…
あなたは私にとって運命の人…
だから、もう怖がったり、将来の事を不安に思ったり、悩んだりするのをやめることにしたよ。
真弥君の事を信じる。」
「みっちゃん、ありがとう!」
真弥は感極まって美智香を抱きしめた。
そして
「僕はみっちゃんの事を絶対に裏切らない
絶対に幸せにする。
神に誓うよ」
と、涙を流しながら言った。
そして互いに立ち上がると、強く抱き合った。
真弥の涙を見て、美智香も声を出して泣き出した。
「ううっ…
もう、何泣いてんのよ
こっちまで泣いちゃうじゃない。」
美智香は涙で顔をくしゃくしゃにしながら、真弥にしがみついた。
約束通り、真弥は美智香の部屋を訪れた。
「みっちゃん、素敵な部屋だね。
なんか、みっちゃんの部屋ってかんじがする!
今日は部屋に呼んでくれてありがとう。」
「こんなところまでわざわざ来てもらってごめんね。。」
「いや、すごく嬉しいよ
初めてみっちゃんの部屋に来れたんだもん。」
真弥は部屋を見渡しながら、落ち着かない様子で笑って言った。
「真弥君、ウチに来てもらったのは、あの…ホテル代の事とか、そういう理由も勿論あるんだけど
もう一つは、ウチだったら、ゆっくりお話が出来るかなって。」
「ひょっとして、僕がみっちゃんにした話の事を考えてくれたの?」
「うん…」
真弥は、今日という日がどういう日か、ようやく理解した。
性急にプロポーズした自分に、美智香が何らかの答えを用意している。
yesかnoかの返事をどちらにしても貰えるのだ。
一気に緊張感が増す真弥だったが、テーブルを挟んで向かい側に座る美智香が、真弥を見つめて、ゆっくりと話し始めた。
「真弥君
私、あなたにプロポーズしてもらって、色々考えてみたの。
すんなりお受け出来る年齢でもないし、歳の差もすごくあるし…
今は良くても、将来的にはどうなのかなって
ホントに頭がおかしくなるくらい考えたんだけど…」
「うん…」
「こんなオバサンだけど…
あ、言わない約束だったね…
こんな年上の女だけど、真弥君のお嫁さんにしてくれる?」
「みっちゃん…
いいの?」
「私、真弥君の事がどうしようもなく好きなんだ
私も真弥君に一目惚れしたのよ、よくよく考えてみたら…
あなたは私にとって運命の人…
だから、もう怖がったり、将来の事を不安に思ったり、悩んだりするのをやめることにしたよ。
真弥君の事を信じる。」
「みっちゃん、ありがとう!」
真弥は感極まって美智香を抱きしめた。
そして
「僕はみっちゃんの事を絶対に裏切らない
絶対に幸せにする。
神に誓うよ」
と、涙を流しながら言った。
そして互いに立ち上がると、強く抱き合った。
真弥の涙を見て、美智香も声を出して泣き出した。
「ううっ…
もう、何泣いてんのよ
こっちまで泣いちゃうじゃない。」
美智香は涙で顔をくしゃくしゃにしながら、真弥にしがみついた。
1
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる