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兜合わせ

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「トモちゃんのおっぱい、仰向けに寝ててもこんなに大きいなんて、信じらんない。
ホルモンだけでこうなるの!?」

智の乳房上から見つめながら、ユウは感嘆のの声を上げた。

「ヤダ、そんなにまじまじと見ないでよ」

「だって、ワタシの胸が貧相すぎて羨ましいなあって」

「何言ってるのよ
ユウちゃんのおっぱい、超美乳じゃない!
乳首も綺麗なピンク色してるし」

「微乳なだけよ」

ユウはそう言うと、智に覆い被さるようにキスをした。

智も呼応して、すぐに舌を入れ、静かな部屋に唾液の絡みつくやらしい音が響き渡った。

「トモちゃん‥
ワタシ、勃ってきちゃった‥」

「ワタシもよ
すごく興奮してる」

二人共タマも無く、長年の女性ホルモンの投与により、勃起したところで、10センチにも満たなかったが、はち切れんばかりに膨張していた。

智はユウのペニスと自分のものを重ね合わすと右手で握りしめ、擦り始めた。

「あ、兜合わせってやつですよね

気持ちいいっ」

ユウも風俗経験があり、この技の事は熟知していたが、プライベートでするのは初めてだった。

「うん、これ‥お客さんが喜んでくれたのよ」

智も少し顔を紅潮させながら、呟くように言った。

それでも去勢したペニスから射精するまでは持って行けず、二人は体を反対にし、シックスナインの体勢となった。

そして、申し合わせたかのように、同時にフェラを始めた。

唾液をたっぷりまとわり付かせ、口中奥深くに互いのペニスを咥え込むその技術は、ニューハーフならではのテクニックで、遜色付け難い快感をもたらせた。

二人はいつしか、どちらか早くイカせるかに関心が移り、フェラの勢いが増していった。

性欲は強いがペニスではイキにくい智と、性欲がすっかり無くなっているユウだったが、この普段ではあり得ないシチュエーションに興奮して、ほぼ同時に絶頂を迎えた。

勿論白濁した液体など出るわけもなく、少量の透明な汁を互いの口で受け止めた。

「ユウちゃんの、おいしかった」

智が微笑みながら言うと

「恥ずかしい‥
でも、すごく興奮しちゃった」

ユウも顔を赤らめて笑みを浮かべ、智の乳房に顔をうずめた。
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