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新境地

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智が宿泊するホテルに二人で戻ると、先ずはお互い別々にシャワーを浴びた。

先にシャワーを終えてベッドで寝転んで待つ黒田の元に
バスタオルを巻いて胸を隠した智がやってきた。

タオルを巻いてても胸の膨らみ、谷間がはっきり見える。

黒田は智の顔はもちろん、体も
これまで相手してもらったニューハーフとはレベルが違うと思った。

「すげー

キレイすぎる」

そして、感嘆の声を上げたのだった。


「黒田、ワタシまだ初心者だから色々教えてよ

そのニューハーフヘルスってどんなことするの?」


「えっと、まずはキスしてイチャイチャかな」


「こんな感じ?」

智は黒田の唇にそっと自分の唇を当てがい
舌を絡み付かせた。

一分ほどのキスを終えると


「それから?」

と聞いた


黒田は興奮と快感で呼吸を乱しながら

「後はおっぱい揉んだり舐めたり

お互いのちんちんを舐め合ったりして

俺の場合は逆アナを必ずしてもらう」


「逆アナ?」


「逆アナルのことだよ。

ニューハーフが俺のお尻に挿入するんだ」


「ええーっ!

そんなことするんだ!!」


「ニューハーフヘルスじゃけっこう当たり前のオプションだよ。」


「ワタシはムリだなあ

だってホルモンやり出してから、全然勃たないもん」


「あ、そうだよね

個人差あると思うけど、そういうニューハーフさんて多いと思うよ。

だから、みんなED薬飲んでたりするね」


「知らなかった

さすがに詳しいね」


「俺、今持ってるよ薬

飲んでみる?」


「うん
飲みたい」

智は迷うことなくそう返事し、黒田から青い色した錠剤を受け取ると、枕元に置いてあったミネラルウォーターで胃に流し込んだ。

「多分効き目出るまで1時間くらいかかるんじゃないかなあ」

「オッケー

じゃあ、それまでの間、初心者ニューハーフの技を判定してみて」

智はニコッと笑うと、仰向けに寝た黒田のパンパンに勃起したペニスを舌先でチロチロと舐めた。

「うっ!んんっ!」

激烈な快感に、すぐに声を出す黒田

初心者とはいえ、元々は男だけにフェラは女性の風俗嬢より上手いと言えた。


シュボッ、シュボッと深く口で咥え込み激しく動かすことによって唾液が絡みつく音がやらしく響く

その音にまた興奮する黒田

「ヤベッ
気持ち良すぎる!

ホントにニューハーフ歴1年なのかよ」

智はフェラを続けながら頷いた。

そして、口からペニスを外すと

「男性とするの、黒田で三人目だよ」

と艶っぽい表現で言うと

「吉岡

やっぱりお前、天性のものがあるわ

ニューハーフになるべくして生まれてきたというか、元々女性ホルモンが多かったんじゃね?」

黒田は感心しながら言った。


「そうかもね

ワタシ、男だったときはエッチとか全然興味なくて、めっちゃ淡白だったのよ。

それが、女性ホルモン始めてからというもの

ほら、ホルモンしたら性欲減退するとか言うじゃない?

でも、ワタシの場合
たしかに勃たなくなったり、所謂ムラムラ感は消えた感じがするけど、体の感度は飛躍的に上がってるし、男性に抱かれると幸せな気分にもなれるし

エッチもすごく良いんだよね」


「へえ、すげーな

その辺のところは他の人と違うかもね」


「男の人のおちんちんをしゃぶったりすることなんて
一年前まで考えたこともなかったし、もし頭に浮かべても吐き気に襲われてたと思うよ」


「ふーん

ところで、俺のこれがギンギンなんだけど、アナルファックしても大丈夫?」


「ごめん!

忘れてた

大丈夫だよ

初体験は少し痛かったけど、慣れた上手な人だったから上手くやってくれたの。

それ以来、家でバイブ使ってアナル拡張もやってるし、上手く出来ると思う。」

智はそう言うと、ソファに置いていたハンドバッグからローションを取り出し、黒田のペニスと自分のお尻にたっぷり塗った。


「こんなこと言うのもなんだけど
俺もそれなりに慣れてるから、痛くないようにするよ。」

そこからは黒田がイニシアチブをとり、智を四つん這いの体勢にさせると
智の腰を両手でしっかり押さえ、ゆっくりとバックからペニスをめり込ませていった。


「大丈夫?

痛くない?」


「ああっ、気持ちいいっ」


日頃の努力のおかげか、智は痛がるそぶりも見せず体を反り返らせて甘い喘ぎ声を上げた。

そして、智のペニスは薬が効いてきたのかむくむくと膨張し勃起した。

それでも、男時代のような固い感じではなく、油断したらすぐに元気を無くす感じがした。

しかし、黒田はそれを見逃さず、バックで突きながら、智のペニスを握りしめた。

そして激しく手を動かして刺激を与えてきた。

智がしばらく忘れていた男性としての感覚が蘇ってきた。

それでも、昔ほどの快感はなく射精するまでには及ばなかった。

だが、黒田もニューハーフとの経験値が高く、そんなことでは諦めず、執拗に責めたてた。

数分は続いただろうか、ようやく智の下腹部に何かが込み上げる感覚が出てきた。

そう、射精の瞬間が近い。

「あ、ダメ

黒田、出ちゃう!」

智は泣きそうな声で言ったが、黒田は気にする事なく、手の動きを早めた。


「あっ、出るっ」


「出していいよ」


黒田の声と共に智はイッてしまった。

もちろん、白濁した精液が出るわけがなく、透明の液体が滴るように少し出ただけだった。

黒田は自分のペニスを抜くと、智とシックスナインの体勢となり、先の濡れた智のペニスを美味しそうに頬張った。


「ちょ、ちょっと恥ずかしいからやめてよ」

智は顔を真っ赤にして黒田の腰を叩いた。
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