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衆目
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練習の前、優里は村上に呼ばれ監督室を訪れていた。
「練習前にすまんな。」
「いえ、どうしてんですか?」
「実はな、水谷の事を知ったテレビ局が取材させて欲しいって言ってきてな」
「ワタシを、ですか?」
「ああ。
以前も受けた事があるだろう?
女子野球部にいた時に」
「はい」
「同じテレビ局なんだが、今度はお前のドキュメント番組にしたいって言っててな」
「…」
「理事長は是非受けてほしいって言ってるんだが、俺としては、まだ色々大変な時だし、断ってもいいと思うんだが…」
「いえ、お受けします。」
「大丈夫か?」
「はい。
ワタシみたいに自分の性別の事で苦しんでる人って沢山いると思うんです。
その人達に少しでも希望を与えられるのなら、喜んで出ます。」
「そうか。
じゃあ受けるって返事するぞ」
「よろしくお願いします。」
翌日、早速テレビクルーが大挙して押しかけ、インタビューや練習風景等を撮影した。
練習の妨げになったが、テレビに出られるというミーハーな部員が多く、不満は出なかった。
「練習前にすまんな。」
「いえ、どうしてんですか?」
「実はな、水谷の事を知ったテレビ局が取材させて欲しいって言ってきてな」
「ワタシを、ですか?」
「ああ。
以前も受けた事があるだろう?
女子野球部にいた時に」
「はい」
「同じテレビ局なんだが、今度はお前のドキュメント番組にしたいって言っててな」
「…」
「理事長は是非受けてほしいって言ってるんだが、俺としては、まだ色々大変な時だし、断ってもいいと思うんだが…」
「いえ、お受けします。」
「大丈夫か?」
「はい。
ワタシみたいに自分の性別の事で苦しんでる人って沢山いると思うんです。
その人達に少しでも希望を与えられるのなら、喜んで出ます。」
「そうか。
じゃあ受けるって返事するぞ」
「よろしくお願いします。」
翌日、早速テレビクルーが大挙して押しかけ、インタビューや練習風景等を撮影した。
練習の妨げになったが、テレビに出られるというミーハーな部員が多く、不満は出なかった。
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