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第二章 NOAH

06 打ち上げる

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 僕、ーーー中知乃有なかちのあも、もしかしたら、少し変わっているかもしれない。

 朝、目が覚めた僕は、貴族の部屋のようなアオイくんの寮の部屋より、おそらく何段階かレベルの落ちた寮の部屋で、布団に入ったまま、周囲の様子を入念に観察する。万が一、ヒューの夢から醒めてしまったら困るので、目覚ましは鳴らさない。きょろきょろと一通り、部屋に異常がないかを確認すると、体を起こす。異空間収納袋で持ってきている部屋着から制服に着替えながら、ひねくれものの、ヒューの魂がいつ現れてもいいように、ちょっと緊張したまま、今日の予定を反芻する。

 制服に身を包んだ僕は、小さな本棚の前に立ち、しばらく悩むと、「召喚魔法陣の基礎」「猿でも分かる世界座標」「転移転送の仕組み」の三冊を選び、飲みかけの水筒と一緒に、学生鞄に仕舞う。今のところまだ、猫くらいのサイズである通信具の中に、ヒューの指輪を入れ、「おはようヒュー」と、呼びかけてみるけど、返答はない。できるだけこっそりと扉を開けて、ヒューがいないことを確認すると、階下の食堂へと向かう。用意されたサラダとスクランブルエッグをゆっくりと食し、牛乳を飲む。ぼさっとした見た目に反して、意外にもきっちりしているため、性格的に寝坊することはないが、最後に食パンを咥えたまま、こそっと扉を開け、寮を出る。

 曲がり角はできるだけこっそりと曲がり、魔法演習場のホールや、ヒューの魂が隠れていそうな、魔法研究棟の近くを探しながら登校する。学園内の高等科の門をくぐり、一度外に戻って、万が一ヒューらしき人物が歩いていないかを確認し、中庭の片隅で、腰をおろす。中庭で残りのパンをもそもそと食べながら、先ほどの本を読みこんでから、教室へと足を向ける。校内の、ツンデレ率の高そうな風紀委員の人たちを観察し、ドーナツの話をする女子を、つい目で追っているクラスメイトを観察し、いつも眉間にしわを寄せている眼鏡の優等生をこっそり観察する。

 空からヒューが降ってこないかをちらちら確認しながら魔法学の授業を受け、校門の外に突然ヒューが現れないかを確認しながら、そわそわ魔法陣の授業を受け、いつツンデレな転校生が来てもいいように警戒しながら魔法史を学ぶ。いつ傷だらけのヒューが、何かの戦いを終えて、出現してもいいように、魔法実践の授業中も、色んな道具の入った鞄をそばに置いておく。

 昼休みにアオイくんとご飯を食べ終えると、図書室で怪しげな本を一通り開いて確認し、食後の散歩をするふりをしながら、魔法実験室、魔法研究室、校舎一番北の十三階段、校舎裏、魔法倉庫を見回って教室に戻る。午後の授業を終えると、教室の扉を開けて外を確認し、掃除を終え、要注意の生徒会室に出向く。生徒会役員には、もちろん攻略対象がたくさんいるので、きゅるんとしたアオイくんが彼らと交流しているのを確認して、こっそりと校舎を後にする。
 魔法研究棟の片隅に部室を構える、高等科魔法研究部の扉を叩く。そして、ほぼ全員が眼鏡を光らせて研究に勤しんでいる薄暗い部屋の、僕の定位置につくと、今日の実験をはじめる。学生鞄から、猫ほどのサイズの箱を取り出し、その中の魔法陣を改良していく。

 黄昏時には、魔法学園からは遠くないのに、あまり人気のない、ヒューが本を読みながら、休憩していそうな公園をしばし徘徊し、帰路につく。アオイくんと、食堂で夕飯を食べ終え、自室に戻ると、分厚い魔方陣の本を用意して、大きめに魔法陣の図解を紙に描き、その上で気になった点を書きこみながら、寝そべって宿題を終える。

 今日は、魔法研究部の先輩に「通話」は、より難易度が高いから「手紙」みたいなことから始めたらどうだ、というアドバイスをもらい、寮の部屋で、手紙の転送を試みている。異空間収納袋に買いだめしておいた、ジョナサンズドーナツのブラックフォレストをもっもっと食べながら、何度も失敗して、ドーナツをぐっと噛みしめる。

 寝る前に、風呂場に向かう。アオイくんたちのように豪華な寮の部屋には、もちろん浴室がついているが、僕のレベルにはない。共同の風呂場で、異世界に転送しようとすると、手紙が焼き切れてしまうという現象に、頭を抱えながらも、お風呂のあたたかさに、ほうっとため息をつく。風呂から上がり、髪を乾かし、歯を磨いて自室に戻ると、明日はどういう方法を試してみようかと思いながら、ようやく就寝する。


 ―――それが僕の日常。


 異世界に来てから一ヶ月の月日が流れていた。アオイくんの攻略は順調なようで、攻略対象たちとは、仲良さそうに歩いているのをよく見かける。毎日の研究によって、結構、通信具の状態は、よくなってきているように思う。
 それもこれも、今までは、ほぼずっと一人で考えてきたところを、魔法研究部の人たちが助けてくれたり、意見をくれたりするところが大きい。異世界との通信具だなんて、馬鹿にされるかと思いきや、みんな親身になって考えてくれる。今回は、おそらく、三年コースだ。その間に、仲良くなる人もできるだろうし、そして、別れは来る。
 だけど、その三年の間に、通信具が完成できたらいいな、と思うのだ。

 ーーーそして、今。

 ズバァアァァアン

 ものすごい破裂音と共に、花火が大空いっぱいに打ち上げられた。
 異世界に転送しようとする手紙が、焼き切れてしまうことを逆手にとって、花火の玉にメッセージを書いたらどうかと思った僕は、魔法花火の玉を作り、中に魔法陣を描いた魔法紙を一緒に入れ、打ち上げた。が、今、その花火は、異世界に転移することなく、この世界の青空に、僕のメッセージと共に花開いた。

「え、あッ!!!!!!!?」

 と、同時に、僕の目も見開かれた。

「ヒューだいすき……?」
「え、やだ。ノアって好きな人にメッセージ送りたくて、やってんの?これ」
「~~~~っっっ!!!」

 手伝ってくれた魔法研究部の友達が、ぽかんと空を見上げて固まった。僕は、まっ赤になったまま、その場から一目散に逃げ出した。失敗したら、こっちの世界で爆発してしまうなんて、当たり前のことだったのに、どうして気がつかなかったんだ、と、後悔しても、もう遅い。後ろをちらっと振り返れば、王都の空にでかでかと、描かれた僕のメッセージがズバンと浮かんでいた。僕は、もしかしたら、今なら、恥ずか死ぬことができるかもしれなかった。
 どっどっどっど、と、心臓がものすごい爆音を奏でていた。
 ぎゅうううう、と、涙目で走りながら思った。

(この世界のヒューが見ちゃったら、ど、どうしよう………!!!)


 ←↓←↑→↓←↑→↓←↑→


「大変です。我が魔法研究部の大型新人である、ノアのことで、重大な発表があります。あの神子様と、異世界からやってきたらしいノアの研究が、実は、好きな人に想いを届けるためのものであることが、先日、判明しました。これが、証拠の映像水晶です」
「ええっ!!!?」

 いつも通り、魔法研究部の扉を開いたら、いつもなら、それぞれの研究に向けられている光るメガネが、一斉に僕を振り返った。「ひっ」と思わず、悲鳴をあげ、何事だ?と首を傾げいていると、魔法研究部の部長である、ミシェル・ティモテに着席を促された。
 そして、ミシェル先輩は、その赤い髪を靡かせ、空色の瞳を輝かせながら、黒板を手で叩き、そう言いながら、黒板の前で、先日の「ヒューだいすき」事件の映像が流した。僕は、言葉を失った。周りの部員の人たちが「ほほう」と、よくわからない感嘆の声をあげ、そして、一人がスッと手を挙げた。

「彼の研究は、異世界との通信であったと記憶してしますが、彼の想い人が、異世界にいるということですか」
「なっ?!」
「ええ!そうよ。だって、そうじゃなかったら、わざわざ魔法花火に『だいすき』だなんて火薬で入れるわけないもの」
「ええっ?!」
「それで私は、思ったの!」

 僕は一体何を言われるのだろう、と、身構える。この魔法研究部の部長であるミシェル先輩は、非常に優秀な伯爵家のご令嬢だが、とにかく思考がぶっ飛んでいるのだ。なぜ、あのとき、ミシェル先輩に手伝ってもらってしまったのだろう、と、僕は頭を抱えた。

「ーーーやばい、かわいい」
「………………………………………え」

 心なしか、研究部のみんなも、ざわっとしている。どういうことだ?と、顔を見合わせている。いや、僕もその気持ちには同感だ。何一つ伝わってこない。

「だって、あなたたち、よく考えてみて。誰でもいいけど、私は、花火で『だいすき』だなんて言われたら、きっと、引く。ものすごくドン引きすると思う。いや、普通に伝えろよ、と、百年の恋も冷めること、間違いなしだわ」
「えっ!!!」
「だと言うのに、わかるかしら。この部に通い始めてから、毎日毎日誰よりも研究に打ち込んで、頑張ってきたノアを見ていて、それが、届かない想いを届けるためだったと知って、私の胸に、この胸に広がったのは、ただの、『きゅん』だった」
「……………」
「確かに、手紙にしたらどうかと提案したのは私だわ。でも、手紙じゃうまくいかないから、花火にしようとノアは思ったのよ。花火で「だいすき」って書いちゃったのよ!大空に!信じられる?!めちゃくそかわいくない?!」

 なるほど、みたいな、よくわからない感嘆が、再び周りから上がるのを聞いて僕は思った。

(………死にたい!)

 僕はまっ赤になって、唇を噛みしめながら、俯いた。もうこの魔法研究部には二度と来れないかもしれない、とすら思う。転移者特典と思われる、自動翻訳機能が辛い。日本語で書かれた「だいすき」は、きっと、ユクレシアに届けば、ユクレシア語になるはずだと思ったのだが、この世界で爆発したそれは、この世界の言語で空で破裂した。
 そんな僕に、追い討ちをかけるように、ミシェル先輩は言った。

「なので、ノアがかわいすぎだったので、この件は、この部の共同研究にします!」
「ええええっっ?!?!」
「もちろん、自分の研究の合間でいいからね。でもいっぱい手伝ってあげたいよー」
「………せ、先輩…僕は……」

 狼狽えまくる僕を尻目に、なぜか、魔法研究部のみんなは特に異論はないらしく、みんなああでもないこうでもない、と、魔法陣に改良を加えてくれることになった。それは、ありがたい。非常に、ありがたい、のだが……。

 それ以降、王都の空には、様々なバリエーションを以って、「ヒューだいすき」という花火が連日打ち上がることとなった。僕はもう、死にたいをとっくに通り過ぎて、花火と一緒に大爆発してしまった気分だった。もし、王都にヒューがいるんだとしたら、この連日の、ミシェル先輩がドン引きすると言っていた花火に、一体何を思うんだろう…と、僕は顔を抑えて、うずくまった。涙で視界がにじむ。

 この世界に転生してるかもしれない、ということは、いくら親身になってくれる魔法研究部のみんなであっても、流石に、不特定多数に言えることではなかった。
 一ヶ月経っても、生体探知なんて簡単にできるはずのヒューは、僕に接触してきてくれないのだ。会いたくないに決まっているのに、連日花火で、大告白大会なわけである。ヒューだって、ドン引きをとっくに通り越して、もはや気持ち悪いと思っているに違いない。どうしようどうしよう、と考えるけど、なぜか先輩たちは花火方式が気に入ってしまったようで、打ち上げをやめてくれないのだ。
 僕は、これ以上ないほど小さくなった。
 ミシェル先輩の声が響いた。

「絶対に、ヒューを『きゅん』とさせるわよー!!!」
「「「おーーー!!!」」」

 ズバアアンッと大きな音を立てて、今日の分の花火が大空に花開いた。本日の花火は、なぜか様々な魔法が合間って、虹色に輝き、キラキラと光の粉を振りまいていた。
 その本日分の「ヒューだいすき」を見ながら、僕は思った。

(もう…もう…ほんとに死んでしまう……も、ほんと……死んでしまう…)

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