甘い寄り道

アリエッティ

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担当教科。

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 都筑カエデ、高校教師のはしくれで国語を教える美人教師だが少しだけイケない癖がある。

「じゅぷ、じゅぷ..じゅっぷっ...!」

「あっ、出るっ!」
便座の上で、若い汁が溢れ出る。

「ちゅー..」「あぁ..!」
尿道を吸われ、全てを絞り取られては声を漏らす。

「やべぇ..最高先生のクチ、今度中に入れさせて!」

「ダメよ未成年だもん、アナタはここまで。」

「え~なんでだよー!? 我慢しろっての?
もう何度もヌいてくれてるじゃん!
一回くらいさ、今度保健室でどうかな!?」

「調子に乗らないの!
さ早く教室戻って、そろそろ授業始まるわよ。」

「ちぇー。」
ガッツく生徒を軽くいなして個室の入り口の鍵を開ける。膨れ面の生徒の顔も見て見ぬフリで、乱れた髪を紐で括り整える。

「いつか絶対ハメたいなぁ..」

「いいから勉強頑張りなさい。」
(子供相手に本番なんかするもんですか)
カエデの主なターゲットは生徒ではなく教師、もしくは父兄にも手を付ける事があるが生徒はつまみ食いの小腹を膨らませるおやつ程度。

「..だけど丁度いいのよね、若いチンチン美味しいし舐めるのストレス解消になるしね。」
若い男子を絶頂に導く事は快感へ繋がる、しかしそれは一方的な行為でなければ発散にならない。

「生徒のチンチンはドリンクバーなのよ..!」
喉が渇いたらトイレへ連れ込む、際限は無く無限に湧き出る癒しの水だ。

「まぁ女の子でもいいんだけどね。」
小腹を満たして気付いたが、今日は朝から何も食べていない。メインディッシュは職員室で探す。

「おはよう御座います。」

「あ、おはようございます! 都筑先生っ!!」
暑苦しい大きな男が頭を下げて元気に挨拶する。

「おはよう御座います、須藤先生。」
にこりと微笑み挨拶を返し自分のデスクがある方へ。

(筋骨男は苦手よね、朝から煩いし..あとカラダが固くて抱きつかれると痛いのよ。)

「先生おはよう御座います!
今日もいい天気ですね!」

「そうですね、井上先生。
晴れやかな日は気分も、良くなりますね。」
お決まりのニッコリスマイル、生徒教員関係なく繰り出し過ぎて最早見境が無くなっている。

(さわやか系イケメンってとこかしら?
生徒にも随分人気だもんね、好意アリって感じが滲み出てるのよね。..誠実そうに見えてガッツいてるの、はっきりモロバレよアンタ。)

男慣れをしている事を態度で示したい訳では無い、嘘を付いてまで近付いてくる男に容易にカラダを預けたくは無いのだ。彼女なりの意思表示は、同時に自己防衛の盾となっている。

「‥あれ、小見川先生は?」

「..小見川先生なら、実験準備室です。
ホントに人付き合いが苦手な人ですよね」

「...そうね。」
小見川創人、生物の教師で授業以外は殆ど実験室の奥に篭っている。朝は一瞬だけ職員室に入って来るが、ぼそりと小さな声で挨拶をして直ぐに去っていく。

「…また君か。」
周りの連中の殆どは不気味や暗いなどと罵り苦手としながら距離を置く。常に白衣で、ボサボサの髪を垂らした風体から生徒からは〝博士〟と呼ばれている。

「..来ちゃった、元気?」

「……君は元気そうだな。」

「当たり前、アナタに会えるんだもの。」
準備室の入り口に鍵を掛け、立ち尽くす無表情の男の下半身に顔を埋める。

「なんだ、反応してるじゃない」

「‥君が執拗に触れているからだ。」
露出させ、そそり立つモノを根本まで咥え音を立てて激しく啜る。

(これこれ~! ゾクゾクするわ!
ツンとした薬品の匂いに愛想の無い態度!)

「‥まったく、簡単に離れそうにはないな。」
夢中で動く頭の上に手を添え、冷たい目で見下ろす。

(イかせてあげたいっ..! 一緒にイきたいっ!!)
様々な男を見て来た結果に見えるが、カエデは元々変わったタイプの男が趣味だった。

「おっぱい舐めてっ!」

「舐めん、薬品の風味が分からなくなる。
当然陰部も舐めん、そもそも私は無性受精派だ」
子供を作るならスポイトで流しこんだ方が効率的だと性欲とは最もかけ離れたタイプだが、快感を感じない訳では無い。

「そんな事言っちゃって感じてるじゃない、そのつっけんどんな態度があまらないんだけど。」
先をトントンと舌で刺激すると小刻みにカラダが動いている、必死に快感を我慢しているのだろう。

「..余計な反応だと言うのだ、体力を無駄に使い過ぎる。こんな行為は時間の浪費だ」

「なら預けてもいいのよ?」
衣服を脱ぎ捨て上半身を露に、流れて下着を外し押し倒した小見川にまたがりモノを挿れる。

「あっ..!」「くっ..。」
黒く固い机の上で、乱れる女体。引力のように引っ張られ、声を上げずとも共に感じざるを得なかった。

「気持ちいいでしょ?」「……余計な事を。」
否定は出来なかった、カラダの中心を取られ刺激と快感に支配されているのだ。衝撃の逃げ場が一切無く、先端に総てが集中して集まっている。

「…あ、イクッ!」「うぅっ..!!」
強い膣圧が負荷を掛ける程に亀頭を締め上げる。当然耐えられず多大な刺激を与えられ膣内で噴水のように体液を溢れさせた。不覚にも、女の下で恍惚の表情を浮かべてしまっていた。

「やっぱり最高ね..アナタ。」

「……勘弁してくれ..」
己から絶頂を求めるのは、この男ただ一人。

「朝から有難うね、またシよ?」
軽い掃除をすると一方的に去っていった。
余韻に浸る間にモノの掃除まで済ませている。

「..アイツの口は掃除機か?」
関心か卑下か、己でも分からなかった。

「ふぅ、スッキリした。」

「あの..先生!」
今朝の生徒だ、小腹を空かせて食べた小柄な青年。
実験室を出て直ぐに声を掛けてきた。

「あら、どうしたの..?」

「これ..。」
スマホの画面を横にして見せる、そこには先程の一部始終の行為がはっきりと動画で映し出されていた。

「……何よ、これ。」

「...もう一度、一緒にトイレ来てくれますよね?」

「……はぁ..。」
もう一人、仲良しが増えそうだ。


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