上 下
1 / 68

第1話 こんなの俺が望んだ勇者じゃない

しおりを挟む
 俺は貞操の危機に立たされていた。
 それがどうしたって言わないでほしい。大人だったら些細なことなのかもしれないが、十五歳の身にとってはこれ以上にない問題なのだ。
 目の前には裸の女がいる。緩くウェーブが掛かったプラチナブロンドを腰まで伸ばした、白い肌の碧眼の女だ。絶世の美女、という言葉がぴったりの整った顔立ちの娘である。
 彼女の名前はシーナ・ジュネルブ・カシューヴェルド。此処カシューヴェルド王国の第一王女である。つまりは王族の、お姫様というやつだ。
 そのお姫様を組み伏せた格好で、俺は彼女のことをじっと見下ろしていた。
 ……どう見てもお前がお姫様の貞操を奪おうとしている立場じゃないかだって?
 違う。違うんだよ。これにはマリアナ海溝よりも深い訳があるんだ。
 俺を鬼畜扱いする前に、どうかその訳を聞いてほしい。

 事の発端は、一日前。

      ◇ ◇ ◇

 俺は元々、日本に住んでいるごく普通の高校生だった。
 名前は御剣みつるぎれい。剣道を嗜んでいる、何処にでもいるような普通の男子である。
 その日も、普段と同じように愛用の竹刀を持って学校に行こうとしていたところだった。
 歩き慣れた道を普段と同じように歩いていると、急に目の前が真っ白になって──

 ──気付いたら、俺は見覚えのない建物の中に立っていた。
 古代ローマの神殿を彷彿とさせる造りのその建物は、照明の類が全くないのに昼間のように明るかった。
 壁には細かい彫刻が施された柱が並んでおり、床は磨かれた鏡のようにつるつるとした白い石でできている。
 空間の中央には巨大な台座があり、その上には女神だろうか、翼を生やした女の彫像が立っている。
 そして、その彫像の前に。
 これでもかと言わんばかりの数の首飾りを身に着けた、群青色の髪の男が胡坐をかいて座っていた。
 その男が人間でないことは、一目瞭然だった。
 耳の上に、角が生えていたのだ。真っ黒な、羊の角のようにくるりと丸まった角が。
 まるで、悪魔が人間に化けたような……そんな男だった。
 男は、俺のことを藍色の瞳でじっと見つめていた。
 そして、にやりと口の端を上げて、こう言った。

「ようこそオレの世界へ。選ばれし者」

 俺は何を言われているのかさっぱり理解できず、首を傾げて男に注目するばかりだった。
 その反応は想定済み、とでも言うように、男は俺の疑問を解消してくれる言葉をひとつずつ口にした。
「オレはアクゥオス。この世界を統括している古き神々の一人だ。ま、口の悪い奴は邪神なんて呼んでやがるがな」
 神の割に随分と口の悪い奴である。彼を邪神と呼んだ奴の言い分は正しいような気がする。
「おめぇをこの世界に呼んだのはオレだ。ちぃとばかり訳ありでな……おめぇの力を借りたくて此処に来てもらったってぇわけだ」
 ──その言葉に、俺はぴんときた。これは小説なんかでよくある『異世界転移』というやつだと。
 地球に住んでいた何の取り得もない人間が異世界に召喚されて、そこで世界最強の勇者になり大勢の女の子に慕われながら暮らしていくという話があるが、まさにそれである。
 作り話の中だけの出来事だと思ってたのに、本当に起きるもんなんだな。びっくりだよ。
 召喚主が綺麗な女神様じゃなくてヤンキーみたいな男神だってのはちょっとがっかりだけど。
 まあ、この際それはどうでもいい。
 此処にこうして呼ばれたからには、俺も最強の勇者になれるってことなんだよな?
 ハーレムには興味はないが、最強の剣や魔法の使い手になれるという話には興味がある。男なら誰でも一度は夢見るものだろ?
 俺が期待に胸を膨らませる中で、アクゥオスの言葉は続いた。
「この世界には、人間以外にも多くの亜人種がいる。森人エルフ鍛冶民ドワーフ鬼人オーガ妖人イモータル魚人アロアス半天人デミウルゴス……そして魔族サターナ。それぞれが独自の国を持ち、文化を作って暮らしているんだが──」
 そこで彼は気難しげな顔になり、こめかみの辺りをかりかりと指で掻いた。
「連中は他の国に対して閉鎖的でよ。これまでに交流ってモンを全然してこなかったんだよな。……そこで、だ」
 ぱん、と膝を叩いて彼は俺の目を見た。
「おめぇにこの世界を渡り歩いてもらって、行く先々の国で他の種族と交流を持ってくれるように説いて回ってほしいんだよ」
 つまり、外交みたいなものか? 各国を回って仲良くしましょうっていう。
 大きな仕事だとは思うけど……それってわざわざ異世界から召喚した勇者じゃないとできないことなのか?
「この世界には魔物がいてな。生半可な力の持ち主じゃ旅をすることもままならねぇんだよ。食い殺されんのがオチってもんだ。分かるか? 特別な力を持った奴じゃねぇと果たせねぇ仕事なのさ」
 成程。
 最初の印象は悪かったけど……まがりなりにも神を名乗るだけはある。色々と世界のためになることを考えてるんだな。
「おめぇにはオレの加護と特別な能力ちからを与えてやった。それをフルに生かして、この世界に革命を起こしてやってくれ。頼んだぜ」
 世界事情は何だか複雑そうだが、要は世界中を旅して回ればいいんだろ?
 よし、やってやろうじゃないか。異世界から召喚された勇者として、俺がこの世界に本当の平和を齎してやるぜ!
 さて……決意を固めたのはいいけれど、とりあえず確認しなければならないことがある。
 俺に与えられた能力が何なのか。それを知るのは重要なことだ。
 自分の能力が何なのか分からないと使いようがないからな。
「俺にくれた能力って何だ?」
「まずは、オレの加護──これは身体能力強化と魔力強化の効果がある。現存する全ての戦技と魔法を操ることができる力だ。どうだ、召喚勇者に相応しい能力だろ?」
 おお、何か聞いてるだけで凄そうなのが伝わってくるよ。
 現存する全ての戦技と魔法が使えるのか……勇者らしい能力じゃないか。俺が期待していた通りの力だ。
 ……ん? オレの加護、って言ってたな。
「特別な能力ちからってのは?」
「能力は二つ。『魅了の神眼』と『希望の光弾』を付けてやった。おめぇに相応しかろうと思ってよ」
「……名前を聞いただけじゃ何なのか分からないな」
「心配しねぇでも説明してやるよ。まずは『魅了の神眼』だが」
 アクゥオスは顔の横で右の人差し指を立てた。
「これは異性にのみ効果を発揮する力だ。おめぇの目を見た女は、瞳が発する魔力に取り込まれておめぇの虜になる」
「……は?」
 何か……勇者らしからぬ能力だな。
 女を虜にするって。悪魔が使う魅了の魔法じゃないんだから。
「……もう片方は?」
「『希望の光弾』は、おめぇが子供を作った時に効果を発揮する。おめぇの子供は皆例外なく世界最強の戦士の素質を持って生まれてくるって代物だ。おめぇとどっちが強

ぇのかは、実際に戦ってみてのお楽しみってところだな」
「おいこら、ちょっと待て」
 くっくっと品のない笑いを零すアクゥオスに詰め寄る俺。
「その能力、勇者にはいらなくないか!? 何なんだよ女を魅了するとか子供を作るとか……まるで俺に子作りに勤しめって言ってるように聞こえるんだけど!?」
「何言ってやがんだ、女を落とすのは勇者の大事な仕事のひとつだぜ? 国を動かすにはその国を治める女を食っちまうのが一番手っ取り早ぇんだよ」
 神らしからぬ台詞を平然と吐くアクゥオス。
「何処の国も王族はお固くてよ……見ていてつまんねぇんだよな。たまには面白ぇモンを見させてくれって言いたくなるぜ」
「あんた、絶対そっちが本音だろ! 世界のためとかこれっぽっちも思っちゃいないだろ!」
 何なんだ、この男神! ただのエロボケじゃないか!
 見た目に反して真面目な神なんだなとちらっとでも思った俺が馬鹿だった。
「俺は御免だからな! 好きでもない女と一緒に寝るとか! 俺は鬼畜になりたくない!」
「安心しろ。『魅了の神眼』はおめぇ自身にも効果がある。女を魅了すると自動的にその女を抱きたくなる精神状態になるのさ。女がその気なのに野郎が冷めてんじゃ場がしらけちまうからな」
「余計に悪いわ!」
 駄目だ、話にならない。こいつとは会話を続けるだけ無駄だ。
 確か、俺の目を見たら魅了の力が働くって言ってたな……
 異世界に降りたら、目隠しを調達しよう。それで目を隠そう。見境なく女を魅了するなんて状況に陥りたくないからな。
 俺はアクゥオスに怒鳴りつけた。
「話はもういい! さっさと俺を異世界に転送しろよ!」
「何だ、せっかちだな。まぁいいけどよ」
 アクゥオスは肩を竦めて、左の掌を無造作に俺に向けて翳した。
「人間が治める国に降ろしてやる。後はおめぇ次第だ。いい働きを期待してるぜ」
 彼の掌が淡い水色の光を放つ。
 その光に俺の全身は包まれて、俺は異世界の地へと転送されていった。

 転移を終えた俺が立っていたのは、のどかな風景が広がる平原のど真ん中だった。
 木がちらほらと生える緑の絨毯の中に、道が伸びている。
 その道は街道らしい。行く先に、うっすらと建物の連なりが存在しているのが見えた。
 遂に、来たんだな……異世界に。
 俺は自分の体を見下ろした。
 アクゥオスが用意してくれたものなのかどうかは分からないが、俺の服装は普通の学生服から勇者らしい姿へと変わっていた。
 動きやすい藍色の布の服の上に、白銀の鎧を纏っている。左右の腰には一本ずつ剣を収めた鞘が下がっている。腰の後ろには小さい袋があり、触れるとじゃらりと金属がぶつかる音がした。幾許かの金が入っているらしい。
 それを見ていると、自分は勇者になったのだという実感がふつふつと湧いてきた。
 よし、頑張って世界中を回ってみせるぞ。
 俺がそう決意をした、それと同時だった。

「嫌、誰かぁぁぁぁッ!」

 何処からか、布を引き裂くような悲鳴が聞こえてきた。
 これは、誰かが助けを求める声だ。
 この世界には人を襲う魔物がいるとアクゥオスが言っていた。まさか魔物に襲われているのか?
 これを助けないなんて、勇者じゃない。
 俺は声のした方に向かって駆け出した。
 体が軽い。地を蹴る足は、俺が知っている今までの俺の疾走速度よりもずっと早い速さで俺を現場まで運んだ。
 その場所は、近いところにあった。
 街道のど真ん中に、馬車が停まっている。赤く塗られた車体がちょっぴり高級そうな雰囲気を漂わせている大きな馬車だ。
 操縦席に立っている御者が、鞭を片手に地面のある一点を睨んでいる。
 彼の視線の先にいるのは──体長二メートルはある、灰色の毛並みの狼だ。
 普通の狼にしては大きいし、涎を垂らしている様が普通じゃない。
 あんなのに襲われたら、人間なんてひとたまりもないだろう。
 俺は二振りの剣を鞘から抜きながら、まっすぐに狼めがけて疾走した。
 剣の扱い方は……学校で散々竹刀を振ってきたから自信がある!
「はあっ!」
 俺は狼に肉薄すると同時に、左右の剣を十文字に振るった!
 銀の煌めきが光の残像を生む。ひゅおっ、と風を切り裂く音が生まれ、繰り出した斬撃はこちらの気配に気付いて振り向いた狼の首を薙ぎ斬った。
 落とされた首が地面に転がる。残った体も、力を失ってどうっと横に倒れた。
 初めての戦闘は……驚くほどにあっさりと、俺の勝利で幕を閉じた。
 これが、勇者の力か──世界を一人で渡り歩けるほどの力って凄いんだな。
 自分で自分の力に驚いて思わず手元を見ていると、馬車の方から声が掛けられた。
「あの……ありがとうございます! 何と御礼を申せば良いのか……」
 窓から、ひょっこりと顔を出す一人の娘。
 ワインレッドのドレスに身を包んだ、育ちの良さそうな娘だ。おしとやかな雰囲気の……如何にも上流階級のお嬢様、といった雰囲気の人物である。
 彼女は馬車から降りてくると、まっすぐに俺の元に駆け寄ってきて、俺の手を取った。
「私はシーナ・ジュネルブ・カシューヴェルドと申します。貴方は……」
 彼女の碧眼が、俺の黒い瞳を覗き込む。
 ──あ、まずい!
 俺は咄嗟に視線をそらした。
 しかし、遅かったらしい。
 シーナの表情が、何か思いがけないものを見たような驚きの表情に変わった。
 目は見開かれ、口は半開きのまま。
 俺の手を握る彼女の手が、ぎゅうっと力を帯びる。
 そして、
「──ああ、勇者様!」
 がばっ、とシーナは俺に抱き付いてきた。
 細腕の割に、力がある。思っていたよりも強い力で抱き締められて、俺は身じろぎした。
「ちょ、ちょっと待って! 落ち着いて……」
「私、勇者様とこのままお別れしたくありません! 是非とも、私の両親にお会い下さいませ!」
 ふわり、と風がシーナの髪を弄ぶ。花のような良い香りがして、俺はうっと呻いた。
 心臓が強い鼓動を打ち始める。腹の底に、疼きのような燃える感覚が湧き起こってくるのを感じる。
 やばい、神眼の魔力が俺にも……!
 そんな気など全くなかったはずなのに、彼女を抱きたい、食べてしまいたいという欲求が頭の中を駆け巡り始める。
 その欲求はどんどん大きくなっていき、今まで十五年間生きてきて恋愛経験のひとつもしたことのない俺にとって、それは到底抗いきれるものではなかった。
 俺は唇を噛んで目をぎゅっと瞑った。
 そして──遂に堪えきれなくなり、シーナをこれ以上にないくらいの強い力で抱き締め返したのだった。

      ◇ ◇ ◇

 シーナの命の恩人として城に招かれた俺は、彼女の両親──この国の王と王妃に紹介された。
 二人は、俺のことを快く迎え入れてくれた。豪華な食事まで御馳走してもらって、今日は是非とも泊まっていってほしいと願われた。
 そして、シーナに自室に招かれて──こうなっている。
 ほら、俺は鬼畜なんかじゃないだろう? それもこれも、全部あのエロボケ男神が俺に寄越した変な能力が悪いのだ。
 あいつは今も、神の力か何かでこの様子を何処からか覗き見ているのだろう。
 俺がシーナを抱こうとしているところを見られて恥ずかしいと思うよりも、純粋に腹が立つ。
 今度会ったら、一発殴ってやる!
「……勇者様……」
 艶めいた声で、シーナが俺を呼んでくる。
「……私、幸せです……勇者様のものになれるなんて……勇者様からの愛を頂けるなんて……」
 彼女の指が、俺の頬に触れる。
 その指も、ふくりと色付いた唇も、真珠のイヤリングで飾った耳朶も、全てが美味しそうだ。
 今すぐ口に含んで、味わいたい。彼女を啼かせて、色々な表情を見てみたい。
 ……駄目だ。彼女のこと以外、何も考えられない。
 腹の底に溜まっている疼きが、俺をせっついてくる。早く彼女を食ってしまえと。
 ──もう、我慢できない。
「……ごめん、俺は……」
 俺の右手が、彼女の豊満な胸へと伸びる。
 明日の朝、一番に目隠しを調達しよう。
 そう自分に言い聞かせた言葉が、最後の理性の一欠片だった。
 息を荒げるシーナの顔を見つめたまま、俺の意識は欲望の渦へと飲まれていったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件

森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。 学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。 そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……

処理中です...