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降り始めた雨はどんどん強さを増して、傘を持っていなかった怜は土砂降りの中を走っている。
今日の約束は、梓が手料理を振る舞ってくれる事になっていた。怜の家に招くのはもう何度もあったが、梓の自宅を訪れるのは初めてだというのにこんな日に限って。
雨を大量に吸い込み重くなった服のせいで、足がもつれそうになってしまう。それでもどうにか走り、アパートが見えてきた。
一旦戻って、遅くなると梓に連絡を入れてシャワーを浴びてしまおう。
あと数十メートルだと足を速めようとした時、雨音を搔い潜り大きな声が怜に届く。
「怜さん!」
「え……梓くん!?」
傘を差した梓が、自身のマンションの方から駆けてきた。立ち止まった怜の元へ到着し、その傘を大きく差し出す。
「雨すごい降ってきたから気になって出てきたんですけど……めっちゃ濡れてるじゃないですか」
「あはは、傘持ってなくて降られちゃった……降水確率低かったはずなんだけどな」
「怜さん……うちに来てください、着替えなら俺のあるんで」
「え、いやいや悪いよ! 一回戻ってシャワー浴びてくるから大丈夫!」
「駄目です、まだ降ってたらまた濡れちゃうし体冷えるんで。早くこっち」
「あっ」
どこか強引な梓は、怜の手をとって自身のマンションへと怜を連れてゆく。
風邪をひいたらどうするんですかと怒ってすらみせるのに、雨から怜を守る梓自身の肩は濡れてしまっている。怜と会う約束がなかったら少しも濡れずに済んだのに、ちっとも厭わない様子だ。
怜のことばかり気に掛ける梓の優しさが、苦しいほどに怜の胸を占める。
「お風呂こっちです。服は脱いだら洗濯機に入れてください、まわしときます。着替え、後で置いとくんでそれ着て下さいね。シャンプーとか適当に使っていいんで、ゆっくりあったまって下さい」
「なにからなにまでごめんね?」
「俺がそうしたかったんだからいいんですよ」
「ん……ありがとう」
それじゃ、と去り際に、怜の額に貼りついた前髪を微笑みながら払っていった。
雨で冷えたはずの体は、確かに梓の触れたところだけ火照るような熱を持ってしまう。
「はぁ……」
梓の部屋がある階までエレベーターで上がり、すぐに風呂場へと誘導してくれた。清潔に保たれた室内には、爽やかな香りが漂う。
梓の部屋にいるのだという事を、先ほどのノリとの会話もあって妙に意識してしまっている。しかも初めての訪問で、風呂を借りるだなんて。
お互いに他意はなくとも、緊張してしまうのは無理もなかった。
邪念も一緒に流して、早く温まって出てしまおう。
雨をたっぷり吸い込んだ服を脱いで、怜はシャワーのコックを捻った。
「梓くーん? 出ましたー」
「あ、お帰りなさい。ふは、袖余ってますね」
熱いシャワーを浴びて、リビングだろう扉を開いた。他人の家を勝手に動き回るのは居心地が悪く、小さな声で出た事を報告すると、キッチンから梓が笑顔で顔を出した。
「そりゃそうだよ、梓くん大きいもん」
「ですね。怜さん可愛い」
梓が用意してくれていた着替えは、黒い上下のスウェットだった。下着は新品のものが用意されていて、申し訳なくもありながらその気遣いが嬉しい。
ただやはり、サイズが合うわけもなく。指はほぼ出ていないし、足先も出ないので腰の部分を折らせてもらった。
悔しいけれど、梓はそのくらい長身で手足が長いのだ。
「っ、もう。可愛くありません」
「はは。あれ? 髪乾いてます?」
「あ、うん。ドライヤーお借りしました」
「俺が乾かしたかったのに……」
「へ……」
「今度は俺にやらせて下さいね。じゃあこっち、座ってて下さい」
「う、うん……?」
今度とは一体どういう事だろう。今日みたいに雨に降られることが、そう何回もあったら困るけれど。
梓の言葉に首を傾げ、それを軽くあしらわれながらローテーブルの前、ラグの上に腰を下ろした。
するともう調理は終わっていたようで、梓がキッチンから食事を運んでくる。
「わぁ、ハンバーグだ」
プレートにはハンバーグ。デミグラスソースの香りが食欲をそそり、添えられたグリーンサラダが目にも鮮やかだ。
マグに注がれたコーンスープはほかほかと湯気をあげていて、見ているだけでもあたたかな心地がする。
「初めて作ったんで、美味しいか自信はないんですけど」
「え、初めて? ほんとに?」
「ほんとですよ、料理自体ほぼしたことなくて」
まさか初心者が作っただなんて、誰が想像するだろう。早く食べたいと訴えて腹が鳴ってしまいそうなくらいに、見事なものだ。
「そうなんだ。梓くん本当に凄い……器用なんだね」
「……そうなんですかね」
「…………? 梓くん?」
「いえ、何でもないです。じゃあ食べましょうか」
梓の表情に一瞬なにか浮かんだ気がしたが正体は掴めず、促されるままに怜は頷く。
いただきますと手を合わせ、隣に座った梓を見るともう微笑んでいたので、気のせいだったのかもしれない。
梓は怜の反応が気になるらしく、まだ手を付けずに頬杖をついて怜を眺めている。
フォークを手に取り、もう一度手を合わせてから怜はハンバーグにそっと切れ目を入れてみた。すると中からとろりとチーズが溶け出し、怜は勢いよく梓を見上げた。
「あ、梓くん! チーズ入ってる!」
「はは、はい。怜さんチーズ好きでしょ? なので入れてみました」
「うわぁ、凄く嬉しい……」
「食べてみて下さい」
「うん、じゃあ食べるね」
ハンバーグをフォークに刺し、とろけるチーズと濃厚なデミグラスソースを絡める。肉汁と一緒に口いっぱいに美味しさが広がり、怜は思わず顔を上げた。
「んん、んんん!」
「ふは、怜さんリスみたいですよ。美味しいですか?」
「ん……はぁ。すっごく美味しいよ梓くん!」
咀嚼し終えごくりと飲み込んでから、怜はやっと感想を伝える事が出来た。
梓くんも食べてみて、なんて梓が作ったものなのだから可笑しな話だけれど、早く梓自身にも味わって欲しくて次は怜が眺める番だ。
梓はそれじゃあ、と言って、ひとくちハンバーグを口に入れた。こくこくと頷き、上手く作れていてよかったと綻ぶ顔が、何だか自分のことのように嬉しい。
「今まで食べたハンバーグの中でいちばん美味しいよ」
「えー、それは大袈裟じゃないですか?」
「ううん、ほんとのほんとに。レストランでちょっとお高いのだって食べたことあるよ? それでも梓くんのが一番美味しい、一番好きだよ」
「マジすか……じゃあきっと、怜さんのために作ったからですね」
思っていない事を口に出来るほど、怜は世渡り上手ではない。本当にそう思うのだ。
どんな風に言ったなら伝わるだろう。懸命に言葉を並べると、梓は瞳を細めてそんな事を怜に言う。
「梓くんが作ってくれたから、だよ」
「はい、怜さんを想って作りました」
「っ、えっと、冷める前に食べよっか?」
「ふふ、はい」
梓の選ぶ言葉や仕草は、いつも怜の胸の奥をくすぐる。頬まで染まって梓に気付かれてしまうのを恐れ、怜は誤魔化すように食事へと戻る。
今度はサラダやスープを口にすると、こちらも怜の好みの味つけで。まるで、梓と怜が共に過ごしてきた時間が詰まっているみたいだ。
つい零れるように怜はこれも好きと呟き、梓が隣で嬉しそうにする。気持ちまでいっぱいに満ちる時間に、結局何度も顔を見合わせて笑った。
今日の約束は、梓が手料理を振る舞ってくれる事になっていた。怜の家に招くのはもう何度もあったが、梓の自宅を訪れるのは初めてだというのにこんな日に限って。
雨を大量に吸い込み重くなった服のせいで、足がもつれそうになってしまう。それでもどうにか走り、アパートが見えてきた。
一旦戻って、遅くなると梓に連絡を入れてシャワーを浴びてしまおう。
あと数十メートルだと足を速めようとした時、雨音を搔い潜り大きな声が怜に届く。
「怜さん!」
「え……梓くん!?」
傘を差した梓が、自身のマンションの方から駆けてきた。立ち止まった怜の元へ到着し、その傘を大きく差し出す。
「雨すごい降ってきたから気になって出てきたんですけど……めっちゃ濡れてるじゃないですか」
「あはは、傘持ってなくて降られちゃった……降水確率低かったはずなんだけどな」
「怜さん……うちに来てください、着替えなら俺のあるんで」
「え、いやいや悪いよ! 一回戻ってシャワー浴びてくるから大丈夫!」
「駄目です、まだ降ってたらまた濡れちゃうし体冷えるんで。早くこっち」
「あっ」
どこか強引な梓は、怜の手をとって自身のマンションへと怜を連れてゆく。
風邪をひいたらどうするんですかと怒ってすらみせるのに、雨から怜を守る梓自身の肩は濡れてしまっている。怜と会う約束がなかったら少しも濡れずに済んだのに、ちっとも厭わない様子だ。
怜のことばかり気に掛ける梓の優しさが、苦しいほどに怜の胸を占める。
「お風呂こっちです。服は脱いだら洗濯機に入れてください、まわしときます。着替え、後で置いとくんでそれ着て下さいね。シャンプーとか適当に使っていいんで、ゆっくりあったまって下さい」
「なにからなにまでごめんね?」
「俺がそうしたかったんだからいいんですよ」
「ん……ありがとう」
それじゃ、と去り際に、怜の額に貼りついた前髪を微笑みながら払っていった。
雨で冷えたはずの体は、確かに梓の触れたところだけ火照るような熱を持ってしまう。
「はぁ……」
梓の部屋がある階までエレベーターで上がり、すぐに風呂場へと誘導してくれた。清潔に保たれた室内には、爽やかな香りが漂う。
梓の部屋にいるのだという事を、先ほどのノリとの会話もあって妙に意識してしまっている。しかも初めての訪問で、風呂を借りるだなんて。
お互いに他意はなくとも、緊張してしまうのは無理もなかった。
邪念も一緒に流して、早く温まって出てしまおう。
雨をたっぷり吸い込んだ服を脱いで、怜はシャワーのコックを捻った。
「梓くーん? 出ましたー」
「あ、お帰りなさい。ふは、袖余ってますね」
熱いシャワーを浴びて、リビングだろう扉を開いた。他人の家を勝手に動き回るのは居心地が悪く、小さな声で出た事を報告すると、キッチンから梓が笑顔で顔を出した。
「そりゃそうだよ、梓くん大きいもん」
「ですね。怜さん可愛い」
梓が用意してくれていた着替えは、黒い上下のスウェットだった。下着は新品のものが用意されていて、申し訳なくもありながらその気遣いが嬉しい。
ただやはり、サイズが合うわけもなく。指はほぼ出ていないし、足先も出ないので腰の部分を折らせてもらった。
悔しいけれど、梓はそのくらい長身で手足が長いのだ。
「っ、もう。可愛くありません」
「はは。あれ? 髪乾いてます?」
「あ、うん。ドライヤーお借りしました」
「俺が乾かしたかったのに……」
「へ……」
「今度は俺にやらせて下さいね。じゃあこっち、座ってて下さい」
「う、うん……?」
今度とは一体どういう事だろう。今日みたいに雨に降られることが、そう何回もあったら困るけれど。
梓の言葉に首を傾げ、それを軽くあしらわれながらローテーブルの前、ラグの上に腰を下ろした。
するともう調理は終わっていたようで、梓がキッチンから食事を運んでくる。
「わぁ、ハンバーグだ」
プレートにはハンバーグ。デミグラスソースの香りが食欲をそそり、添えられたグリーンサラダが目にも鮮やかだ。
マグに注がれたコーンスープはほかほかと湯気をあげていて、見ているだけでもあたたかな心地がする。
「初めて作ったんで、美味しいか自信はないんですけど」
「え、初めて? ほんとに?」
「ほんとですよ、料理自体ほぼしたことなくて」
まさか初心者が作っただなんて、誰が想像するだろう。早く食べたいと訴えて腹が鳴ってしまいそうなくらいに、見事なものだ。
「そうなんだ。梓くん本当に凄い……器用なんだね」
「……そうなんですかね」
「…………? 梓くん?」
「いえ、何でもないです。じゃあ食べましょうか」
梓の表情に一瞬なにか浮かんだ気がしたが正体は掴めず、促されるままに怜は頷く。
いただきますと手を合わせ、隣に座った梓を見るともう微笑んでいたので、気のせいだったのかもしれない。
梓は怜の反応が気になるらしく、まだ手を付けずに頬杖をついて怜を眺めている。
フォークを手に取り、もう一度手を合わせてから怜はハンバーグにそっと切れ目を入れてみた。すると中からとろりとチーズが溶け出し、怜は勢いよく梓を見上げた。
「あ、梓くん! チーズ入ってる!」
「はは、はい。怜さんチーズ好きでしょ? なので入れてみました」
「うわぁ、凄く嬉しい……」
「食べてみて下さい」
「うん、じゃあ食べるね」
ハンバーグをフォークに刺し、とろけるチーズと濃厚なデミグラスソースを絡める。肉汁と一緒に口いっぱいに美味しさが広がり、怜は思わず顔を上げた。
「んん、んんん!」
「ふは、怜さんリスみたいですよ。美味しいですか?」
「ん……はぁ。すっごく美味しいよ梓くん!」
咀嚼し終えごくりと飲み込んでから、怜はやっと感想を伝える事が出来た。
梓くんも食べてみて、なんて梓が作ったものなのだから可笑しな話だけれど、早く梓自身にも味わって欲しくて次は怜が眺める番だ。
梓はそれじゃあ、と言って、ひとくちハンバーグを口に入れた。こくこくと頷き、上手く作れていてよかったと綻ぶ顔が、何だか自分のことのように嬉しい。
「今まで食べたハンバーグの中でいちばん美味しいよ」
「えー、それは大袈裟じゃないですか?」
「ううん、ほんとのほんとに。レストランでちょっとお高いのだって食べたことあるよ? それでも梓くんのが一番美味しい、一番好きだよ」
「マジすか……じゃあきっと、怜さんのために作ったからですね」
思っていない事を口に出来るほど、怜は世渡り上手ではない。本当にそう思うのだ。
どんな風に言ったなら伝わるだろう。懸命に言葉を並べると、梓は瞳を細めてそんな事を怜に言う。
「梓くんが作ってくれたから、だよ」
「はい、怜さんを想って作りました」
「っ、えっと、冷める前に食べよっか?」
「ふふ、はい」
梓の選ぶ言葉や仕草は、いつも怜の胸の奥をくすぐる。頬まで染まって梓に気付かれてしまうのを恐れ、怜は誤魔化すように食事へと戻る。
今度はサラダやスープを口にすると、こちらも怜の好みの味つけで。まるで、梓と怜が共に過ごしてきた時間が詰まっているみたいだ。
つい零れるように怜はこれも好きと呟き、梓が隣で嬉しそうにする。気持ちまでいっぱいに満ちる時間に、結局何度も顔を見合わせて笑った。
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