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57. マナポーション
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57. マナポーション
今日は久しぶりに咲夜さんとともに夕食を食べている。しかし、咲夜さんの食べている姿はなんか小動物みたいで可愛いよな。
「ん?」
オレがじっと見ていたからか、首を傾げてこっちを見ている。その姿も可愛い。
「なんでもないよ」
「そう?変な颯太君」
食事を終え、食休みしていると咲夜さんが冷蔵庫を開けて、大きな声をあげる。
「あー!」
「どうした?」
「私の……楽しみにしていたマナポがぁ……」
「マナポ?」
「マナポーションよマナポーション!」
久しぶりにきたか……今回は難易度高めだぞ?なんか咲夜さんの言葉を理解するのをオレ楽しんでる?まぁいい。考えよう。
一応、咲夜さんとはもう2ヶ月同居をしているから分かる。マナポーションは飲み物じゃない。咲夜さんはミネラルウォーターか牛乳しか飲まないからだ。
「はぁ……唯一の楽しみなのに……」
なんか牛乳……ホワイトネクタールの時もそんなこと言ってたけど。しかし考えても答えにはたどり着かない。
「私は前衛だから……とりあえず今日は諦めるわ……魔力もそこまで減ってないし」
咲夜さんは諦めようとするが、ここで諦められたらオレがマナポーションがなんなのか分からないまま終わってしまう!それだけは避けなければ!
「咲夜さん諦めるなよ!もし敵が襲って来たらどうするんだ!?いつでも万全の状態にしておく。これは冒険者の鉄則だろ?」
……何言ってんだオレは。咲夜さんの事が知りた過ぎて熱くなっちまった。
「颯太君……感動だわ。そうよね。ごめんなさい。やっぱりあなたが仲間でよかった。それじゃ買いに行ってくるわ」
「オレも行くよ。こんな時間だしな」
なんか感動されたんだが?こうして咲夜さんと共にコンビニに行くことにした。咲夜さんの言っていたマナポーションはプリンのことだった。
確かに好物って言ってたもんな。でも前衛キャラ設定なのに魔力を回復するというぶれてるところがまた可愛いよな。
咲夜さんは目を輝かせて『これだけ買えばしばらくは敵が襲って来ても大丈夫よね!』と言って色々なプリンを大量に買っていた。それを見て微笑ましく思うのだった。
今日は久しぶりに咲夜さんとともに夕食を食べている。しかし、咲夜さんの食べている姿はなんか小動物みたいで可愛いよな。
「ん?」
オレがじっと見ていたからか、首を傾げてこっちを見ている。その姿も可愛い。
「なんでもないよ」
「そう?変な颯太君」
食事を終え、食休みしていると咲夜さんが冷蔵庫を開けて、大きな声をあげる。
「あー!」
「どうした?」
「私の……楽しみにしていたマナポがぁ……」
「マナポ?」
「マナポーションよマナポーション!」
久しぶりにきたか……今回は難易度高めだぞ?なんか咲夜さんの言葉を理解するのをオレ楽しんでる?まぁいい。考えよう。
一応、咲夜さんとはもう2ヶ月同居をしているから分かる。マナポーションは飲み物じゃない。咲夜さんはミネラルウォーターか牛乳しか飲まないからだ。
「はぁ……唯一の楽しみなのに……」
なんか牛乳……ホワイトネクタールの時もそんなこと言ってたけど。しかし考えても答えにはたどり着かない。
「私は前衛だから……とりあえず今日は諦めるわ……魔力もそこまで減ってないし」
咲夜さんは諦めようとするが、ここで諦められたらオレがマナポーションがなんなのか分からないまま終わってしまう!それだけは避けなければ!
「咲夜さん諦めるなよ!もし敵が襲って来たらどうするんだ!?いつでも万全の状態にしておく。これは冒険者の鉄則だろ?」
……何言ってんだオレは。咲夜さんの事が知りた過ぎて熱くなっちまった。
「颯太君……感動だわ。そうよね。ごめんなさい。やっぱりあなたが仲間でよかった。それじゃ買いに行ってくるわ」
「オレも行くよ。こんな時間だしな」
なんか感動されたんだが?こうして咲夜さんと共にコンビニに行くことにした。咲夜さんの言っていたマナポーションはプリンのことだった。
確かに好物って言ってたもんな。でも前衛キャラ設定なのに魔力を回復するというぶれてるところがまた可愛いよな。
咲夜さんは目を輝かせて『これだけ買えばしばらくは敵が襲って来ても大丈夫よね!』と言って色々なプリンを大量に買っていた。それを見て微笑ましく思うのだった。
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