上 下
656 / 738

590. 『あるてぃめいとの壁1024』配信②

しおりを挟む
590. 『あるてぃめいとの壁1024』配信②



「それでは企画に行く前に、あると様。覚えているかは分からないのですが、マネージャーさんから『今欲しいもの5つ教えてほしい』とアンケートをお願いされませんでしたか?」

「え?あー……結構前じゃない?夏終わりくらいにやったw」

「その時からこの企画は始まってますw」

「遅すぎw欲しいもの変わってるんじゃない?」

「その時は申し訳ございません。あと、正解数やら経費の関係で勝手に替えさせてもらったものもありますが、今回の豪華商品はこれです」

【あると様への豪華商品】
 5問正解 FPS用ゲーミングマウス
 4問正解 旅行券1万円分
 3問正解 キックボード
 2問正解 流しそうめん器
 1問正解 歯ブラシセット

 コメント
『流しそうめん器w』
『来年使おうw』
『歯ブラシセットか』
『可愛いw』

「流しそうめん器はこの時に欲しかったんだよwあと、なんか全然別のになってるwあると電動自転車とか電動歯ブラシとか書いたような気がしますけどw」

「予算がwキックボードと歯ブラシセットに替えさせてもらいました」

「キックボードとかどこで使うのw今どき使ってる人いる?身バレしそうなんだけどw」

 《じゃあさ、ましろも買うから一緒にキックボードデートしようよあるとちゃん!》

「嫌ですよwというか、どうせそんなこと言って姫先輩は外出ないじゃないですかw」

 《出るよw》

 コメント
『姫はインドアだからな』
『お城が厳しいからだぞ!』
『そうだぞ!』

「なんか『親衛隊』が騒いでますねw」

 《あると先輩!歯ブラシセットはボクの家に置いといていいよ?お泊まりの時必要だもんね!》

「もう、ちゅん助の家に泊まらないからw」

 《なんでwひどいよ!一緒に寝た仲なのに!》

「寝てないじゃんwきっちり別の布団用意されてたし。『布団新しいから寝づらかったらすいません』とか気を遣ってくれてたし。というか、すずめちゃんはまだ裏だとあるとにも敬語じゃんw」

 《お~い言っちゃダメだよそれwボクとあると先輩にまだまだ距離があるのバレるじゃん!》

 コメント
『あるスパ……』
『まだ新人だからな』
『これから仲良くなろう』

「それでは次に、あると様のご褒美ボイスを見てみましょう」

【あると様のご褒美ボイス】
 ①「お疲れ様でした。配信では恥ずかしくて言えないですけど……やっぱり『あるましろ』しか勝たん!ですよね」
 ②「うん!それでいこう。あるとの背中は任せるからね!期待してるよ最強のパートナー!」
 ③「え?……言わなくても分かるじゃん!……好きだよ」
 ④「おはよう。朝ごはん作ったから一緒に食べよ?え?美味しい?……いつも食べてるじゃん……」

「これダメだろw嫌だ!」

 《というかさ、①番はましろが考えたんだよ。②番はすずめちゃんでしょ?》

 《はい。ボクです》

 《これ③番と④番は誰?つむぎちゃん?》

「いえ。これは『あるてぃめいと』様に募集した中から選びましたw」

「え!?あるてぃめいと!?嘘だw信じてたのにw」

 コメント
『天才か?』
『良くやった』
『あるてぃめいとの夢』
『普段のあるとちゃん……いいな』
『リアルなのいいよな』

「なんか姫先輩とすずめちゃんのやつのほうがマシなんですけど!」

 《じゃあ今①番のやつ。言っちゃおうよあるとちゃん。配信切ったあとの素の感じでよろしくw》

「やりませんからwとりあえず全問『あるてぃめいと』の答えを当てればいいんですよね?」

「はい。そういう事です。それでは早速参りましょう。第1問目はこちらです。ちなみに今回の同期のブロッカーはキサラ様です」

『あるとちゃんは、パソコンショップで自分がずっと探していたものと同じキーボードが見つかりました。でも買うには少し高価で、しかも今のキーボードも少し高価でその時に悩みに悩んで購入し、今では気に入ってすらいる……そんなあるとちゃんに『あるてぃめいと』ならなんて声をかけるのが正解でしょうか?』

 ①「買ってあげる。今日記念日だから。え?あるとちゃんと遊んだ記念日。そうだよ?あるとちゃんと遊んだ日は毎日が記念日だから」
 ②「それは運命だと思うから買っちゃおう!もし後悔するなら、買わないで後悔するより買って後悔したほうがいいよ!」
 ③「半分お金出すから、今あるとちゃんが使っているキーボードを譲ってくれない?ちょうどキーボード新しいのにしたかったから。それならいいでしょ?」
 ④「悩んでいるなら欲しい証拠。買った方がいいよ。使ってみて今のキーボードと比べてみたらいいと思うよ?」

 コメント
『なるほど』
『あるてぃめいとっぽいのどれ?』
『意外に分からんw』

「なるほど……いきなりムズいんだけどw全然大喜利みたいな答えないじゃんw」

 《当たり前だよ。ましろは『あるてぃめいと』だもん!》

 《ボクも真剣に考えたからね?》

「ちなみに、あると様が1番言われたら嬉しいのはどれですか?」

「そうだなぁ……③番かな。なんかあるとが気にしちゃう性格だから、あえてキーボードを譲ってもらうってことにしてくれてると思うし……これキサラさんっぽいなぁw」

 コメント
『博士っぽいな』
『確かに』
『じゃあ残りのどれかか』

「たぶん①番は姫先輩かな。なんかふざけたことを言いつつもあるとのために買ってくれようとしてるし。でも……買ってもらったら申し訳ないなって気にしちゃうんだけどなw」

 《え?気にしないで大丈夫だよ!①番選ぼうw》

「あとすぐ分かったけど②番はちゅん助でしょ?パッションだけで全然考えてないもんねこの答えw」

 《嘘wボク真面目に考えたよ!》

「ということで④番が『あるてぃめいと』です」

「はい。正解です!最初なので分かりやすいものにしました。正解したので、歯ブラシセットおめでとうございますw」

 コメント
『当たった』
『姫頑張れ!』
『すずめちゃん頼むぞ!』
『ボイス聞かせてくれ!』

「なんでみんなブロック期待してんだよ!あるとを応援しろよw」

 とりあえず1問目はブロックならず。まだまだ『あるてぃめいとの壁1024』の配信は続いていく。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム

下城米雪
ライト文芸
 彼女は高校時代の失敗を機に十年も引きこもり続けた。  親にも見捨てられ、唯一の味方は、実の兄だけだった。  ある日、彼女は決意する。  兄を安心させるため、自分はもう大丈夫だよと伝えるため、Vtuberとして百万人のファンを集める。  強くなった後で新しい挑戦をすることが「強くてニューゲーム」なら、これは真逆の物語。これから始まるのは、逃げて逃げて逃げ続けた彼女の全く新しい挑戦──  マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...