553 / 640
499. 『あかくま50』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~④
しおりを挟む
499. 『あかくま50』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~④
配信は半分をすぎ、かなり盛り上がっている。このシスターいのりのお悩み相談室はリスナーから1番人気のある企画なのも納得だよな。
「時間は……まだ大丈夫ですね。次の子羊さんお呼びしましょう……もしもし?」
《えっあれ?あるとです。あってますか?》
「あってます。ディスコード確認してもらえますかw」
《あっ私だ!本当にすいません!席いい?ごめんね》
「語尾を忘れないでください伊集院さんw」
コメント
『私助かる』
『ここでクララお嬢様か』
『お嬢は色々あるな』
「お名前どうぞ」
《うぅん……えー……クララですわw》
「短いんですが動揺してますかw」
《シスターいのり。さっさと進めた方がよろしいかとw》
コメント
『動揺するお嬢』
『3期が続いてたからな』
『油断するなクララ』
《うるせぇ。あとクララお嬢様な!》
「分かりました。伊集院さんは執事とメイドさんからメール来てますのでお読みしますね?『こんばんはシスターいのり。私はクララお嬢様の執事とメイドです。いつも楽しく配信を拝見させていただいてます』」
《ありがとうございますわ》
「『配信での『キレ芸』や『プロレス芸』は配信を重ねる度に磨きがかかっており、3Dライブのダンスや歌唱も最高です!しかし……1つだけお嬢様は変わってしまいました……』
《変わった?わたくし何も変わってませんわよ》
「『最近のお嬢様は『いい女』や『裏では可愛い』のイメージがどんどんついてきてしまって執事とメイド的には逆にお嬢様のイメージが崩れてしまい心配です……今までは強がりでいい女っぷりを出していたのが、段々事実になってきており、このままではキャラがぶれてしまいます。出来れば昔のような暴君、鋭いナイフのような誰も触れたくない腫れ物の時を思い出してギラギラしてほしく、クララお嬢様には懺悔してほしいです。このままならプロレスしづらいので、シスターいのりよろしくお願いいたします』切実なお悩みですね……伊集院さんこれはどうなんですか?」
《誰が腫れ物だってwこれディスってんだろw》
コメント
『いい女は事実』
『一番可愛いまであるからな』
『弄りづらいよなw』
《シスター。別にわたくしから言っているわけじゃありませんし、いい女でもありませんわ。イメージが1人歩きしてるだけですわ》
「でも伊集院さんは朝早起きして、あかくまの皆さんにおにぎりとサンドイッチ作ってあげたんですよね?」
《いや……意外と1人分を作るの大変なんですわよ。それだけですわ》
「そう言えば、あけおめ座談会のときもカニ鍋作ってましたし、コラのんのときも親子丼作ってましたよね?」
《いやいや料理できるからいい女ってわけじゃないですわw》
コメント
『それはそう』
『でも料理できるしな』
『リリィママも言ってた』
『グラン・メゾンな』
《あれはあの魔王が勝手に言ってるだけだからw》
「でも色々なライバーさんも言ってますからね……甘い匂いしますねw」
《それお前しか言ってねぇからw》
「ちなみに、あれはどこの何の香水なんですか?」
《えっ?……あ。言わねぇからw一応わたくしレベルでも多少影響力あるからw軽い発言で運営に怒られたくないしw》
コメント
『お嬢w』
『確かに同じの買うもんな』
『一歩間違えたら炎上w』
「仕方ありませんね……あのすいません姫宮さんいますか?」
《あっはい。ましろいるよ》
「伊集院さんは姫宮さんから見ても『いい女』ですよね?」
《えっ……真面目な話……それはそうw本当に裏だと全然違うし、女子力の鬼みたいな?あざとさがないし、男の子でも女の子でもどっちにもモテるいい女じゃない?》
《やめろ褒めんなw》
コメント
『女子力の鬼w』
『やっぱりお嬢はいい女』
『裏なのが残念』
「ということで、Fmすたーらいぶの二大巨頭が言ってますから懺悔しましょう伊集院さんw」
《強引すぎんだろw》
「これからはキレ可愛いキャラで頑張りましょうw」
《うるせぇwえー……わたくし伊集院クララは……キャラのイメージとは違う『いい女』ということを隠して?いたことをここに懺悔致します》
「はい。神も許してくれることでしょう。全ての迷える子羊に慈悲を。あなた達に主の祝福がありますように。それでは今日はこれにて」
コメント
『楽しかった!』
『やっぱりお悩み相談室最高!』
『お疲れ様いのりん!』
「ではまた次回お会い……あれ?もしもし?今回は星影さんお呼びしてませんよ?」
《……あら?これ入ってるのかしら?》
《はい。入ってます》
「え……」
コメント
『誰だ?』
『つむつむもいるけど……』
『なんだなんだ?』
《お疲れ様シスターいのり。自己紹介してもいいかしら?》
「ちょっと待ってください!えっ?……あの……なんですかこれ?」
《自己紹介してもいいかしら?》
「あっはい……どうぞ」
《皆さまこんばんは。迷える子羊に今宵も慈悲を。私のことは大司教すたーと呼んで欲しいわ。よろしくお願いいたします》
コメント
『えっ!?』
『すたーさんやん!』
『うおおおお!』
『すげぇ!』
『最後にサプライズ来た!』
……本当に社長はこう言うの好きだよな。リスナーは驚いているけど、それ以上にオレたちも驚いてるし、1番はいのりさんだろうけど。まぁ……最後に面白いものを持ってくる。だからFmすたーらいぶは最高なんだけどな。
配信は半分をすぎ、かなり盛り上がっている。このシスターいのりのお悩み相談室はリスナーから1番人気のある企画なのも納得だよな。
「時間は……まだ大丈夫ですね。次の子羊さんお呼びしましょう……もしもし?」
《えっあれ?あるとです。あってますか?》
「あってます。ディスコード確認してもらえますかw」
《あっ私だ!本当にすいません!席いい?ごめんね》
「語尾を忘れないでください伊集院さんw」
コメント
『私助かる』
『ここでクララお嬢様か』
『お嬢は色々あるな』
「お名前どうぞ」
《うぅん……えー……クララですわw》
「短いんですが動揺してますかw」
《シスターいのり。さっさと進めた方がよろしいかとw》
コメント
『動揺するお嬢』
『3期が続いてたからな』
『油断するなクララ』
《うるせぇ。あとクララお嬢様な!》
「分かりました。伊集院さんは執事とメイドさんからメール来てますのでお読みしますね?『こんばんはシスターいのり。私はクララお嬢様の執事とメイドです。いつも楽しく配信を拝見させていただいてます』」
《ありがとうございますわ》
「『配信での『キレ芸』や『プロレス芸』は配信を重ねる度に磨きがかかっており、3Dライブのダンスや歌唱も最高です!しかし……1つだけお嬢様は変わってしまいました……』
《変わった?わたくし何も変わってませんわよ》
「『最近のお嬢様は『いい女』や『裏では可愛い』のイメージがどんどんついてきてしまって執事とメイド的には逆にお嬢様のイメージが崩れてしまい心配です……今までは強がりでいい女っぷりを出していたのが、段々事実になってきており、このままではキャラがぶれてしまいます。出来れば昔のような暴君、鋭いナイフのような誰も触れたくない腫れ物の時を思い出してギラギラしてほしく、クララお嬢様には懺悔してほしいです。このままならプロレスしづらいので、シスターいのりよろしくお願いいたします』切実なお悩みですね……伊集院さんこれはどうなんですか?」
《誰が腫れ物だってwこれディスってんだろw》
コメント
『いい女は事実』
『一番可愛いまであるからな』
『弄りづらいよなw』
《シスター。別にわたくしから言っているわけじゃありませんし、いい女でもありませんわ。イメージが1人歩きしてるだけですわ》
「でも伊集院さんは朝早起きして、あかくまの皆さんにおにぎりとサンドイッチ作ってあげたんですよね?」
《いや……意外と1人分を作るの大変なんですわよ。それだけですわ》
「そう言えば、あけおめ座談会のときもカニ鍋作ってましたし、コラのんのときも親子丼作ってましたよね?」
《いやいや料理できるからいい女ってわけじゃないですわw》
コメント
『それはそう』
『でも料理できるしな』
『リリィママも言ってた』
『グラン・メゾンな』
《あれはあの魔王が勝手に言ってるだけだからw》
「でも色々なライバーさんも言ってますからね……甘い匂いしますねw」
《それお前しか言ってねぇからw》
「ちなみに、あれはどこの何の香水なんですか?」
《えっ?……あ。言わねぇからw一応わたくしレベルでも多少影響力あるからw軽い発言で運営に怒られたくないしw》
コメント
『お嬢w』
『確かに同じの買うもんな』
『一歩間違えたら炎上w』
「仕方ありませんね……あのすいません姫宮さんいますか?」
《あっはい。ましろいるよ》
「伊集院さんは姫宮さんから見ても『いい女』ですよね?」
《えっ……真面目な話……それはそうw本当に裏だと全然違うし、女子力の鬼みたいな?あざとさがないし、男の子でも女の子でもどっちにもモテるいい女じゃない?》
《やめろ褒めんなw》
コメント
『女子力の鬼w』
『やっぱりお嬢はいい女』
『裏なのが残念』
「ということで、Fmすたーらいぶの二大巨頭が言ってますから懺悔しましょう伊集院さんw」
《強引すぎんだろw》
「これからはキレ可愛いキャラで頑張りましょうw」
《うるせぇwえー……わたくし伊集院クララは……キャラのイメージとは違う『いい女』ということを隠して?いたことをここに懺悔致します》
「はい。神も許してくれることでしょう。全ての迷える子羊に慈悲を。あなた達に主の祝福がありますように。それでは今日はこれにて」
コメント
『楽しかった!』
『やっぱりお悩み相談室最高!』
『お疲れ様いのりん!』
「ではまた次回お会い……あれ?もしもし?今回は星影さんお呼びしてませんよ?」
《……あら?これ入ってるのかしら?》
《はい。入ってます》
「え……」
コメント
『誰だ?』
『つむつむもいるけど……』
『なんだなんだ?』
《お疲れ様シスターいのり。自己紹介してもいいかしら?》
「ちょっと待ってください!えっ?……あの……なんですかこれ?」
《自己紹介してもいいかしら?》
「あっはい……どうぞ」
《皆さまこんばんは。迷える子羊に今宵も慈悲を。私のことは大司教すたーと呼んで欲しいわ。よろしくお願いいたします》
コメント
『えっ!?』
『すたーさんやん!』
『うおおおお!』
『すげぇ!』
『最後にサプライズ来た!』
……本当に社長はこう言うの好きだよな。リスナーは驚いているけど、それ以上にオレたちも驚いてるし、1番はいのりさんだろうけど。まぁ……最後に面白いものを持ってくる。だからFmすたーらいぶは最高なんだけどな。
24
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
女の子にされちゃう!?「……男の子やめる?」彼女は優しく撫でた。
広田こお
恋愛
少子解消のため日本は一夫多妻制に。が、若い女性が足りない……。独身男は女性化だ!
待て?僕、結婚相手いないけど、女の子にさせられてしまうの?
「安心して、いい夫なら離婚しないで、あ・げ・る。女の子になるのはイヤでしょ?」
国の決めた結婚相手となんとか結婚して女性化はなんとか免れた。どうなる僕の結婚生活。
クラスで一人だけ男子な僕のズボンが盗まれたので仕方無くチ○ポ丸出しで居たら何故か女子がたくさん集まって来た
pelonsan
恋愛
ここは私立嵐爛学校(しりつらんらんがっこう)、略して乱交、もとい嵐校(らんこう) ━━。
僕の名前は 竿乃 玉之介(さおの たまのすけ)。
昨日この嵐校に転校してきた至極普通の二年生。
去年まで女子校だったらしくクラスメイトが女子ばかりで不安だったんだけど、皆優しく迎えてくれて ほっとしていた矢先の翌日……
※表紙画像は自由使用可能なAI画像生成サイトで制作したものを加工しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる