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497. 『あかくま50』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~②
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497. 『あかくま50』~迷える子羊に慈悲を。シスターいのりのお悩み相談室配信~②
「まぁとりあえず朽木さんのはリスナーの使い魔さんからのメールです」
《使い魔さん?尚更多すぎて分からないw》
「じゃあ読ませていただきますね?『こんばんはシスターいのり。ボクは見た目の可愛さから使い魔さんになり、今ではいつも配信が待ち遠しいほどココアちゃんの魔法にかかっているうちの1人です』」
《いつもありがとね!》
「続き読みますよ?『ところが最近残念なことがありました』」
《えっ残念なこと?なんだろう身に覚えが無いけど……》
コメント
『どれだ?』
『ココアはいつも残念』
『言うなw』
「『最近のココアちゃんは軽度のポンをかまし、ボクたちリスナーが詰めるとすぐに『みるくママに言うから!』や『ココアにはみるくママがいるんだからね!』と、あきらかに配信歴の長い後輩の牛谷みるく先生が使い魔さんなのをいいことに虎の威を借る狐状態。毎回ココアちゃんから圧をかけられます。あの頃の純粋なココアちゃんはどこに行ってしまったのでしょう……ボクたちは残念でなりません。ぜひともココアちゃんには懺悔してほしいです。シスターいのりお願いいたします』……とのことですけど。これは朽木さん心当たりは?」
《えっと……身に覚えがないですかねぇw》
「身に覚えがありませんか……全然朽木さんが配信で言ってるのが想像できるんですけど?ご自身の大切なファンの使い魔さんへの圧とかありえませんし、あと後輩を盾にするのも先輩としてどうなんですかね?シスターいのりは幻滅ですよ」
《いのり先輩怖いw》
「いのり先輩じゃありません。シスターいのりです」
コメント
『容赦ないな』
『さすがシスター』
『ココア懺悔しろ!』
《嫌だ!そもそも使い魔さんがココアをイジメるのが悪いんだもん!》
「自白しましたねwさぁ懺悔しましょう……えっ?」
《あの~遅くなってすいません……こちらであってますか?》
「あの呼んでませんよ牛谷さんw打ち合わせなしで勝手に来ないでくださいw」
《みるくママ!》
《あれ?今日は三者面談って聞いてたんですけどw》
コメント
『草』
『先生来たw』
『三者面談w』
「三者面談じゃありません。今は朽木さんに懺悔してもらうところですから邪魔しないでください」
《懺悔?ココア先輩何かやったの?》
《ココア。みんながイジメるから、みるくママに言うから!って言っただけだよ》
《イジメられたの?可哀想に。先生が懲らしめてあげるから。あのシスターさんにイジメられたの?》
《うんw懺悔しろ!って無理矢理言われたw》
「無理矢理ではありませんよw朽木さんが予想以上に早く自白しただけですw」
コメント
『ココア懺悔しろ』
『先生を盾にとるな!』
『シスター頼む』
「ほら見てください。コメント欄が懺悔を求めてますよ?」
《シスターいのり。良く考えてみてください?ココア先輩は子供なんです。これは『お母さんに言うから!』と同じです。それって誰かに迷惑かけてますか?》
「この使い魔さんは牛谷さんを使って圧をかけられたと言ってますが?」
《この方が先生のことを勝手に怖いと思ってるだけですよ。先生は普通に後輩ですし。ココア先輩は子供だと思って多めに見てあげてほしいです》
「いや、そもそも朽木さんは子供ではありませんよね?」
《先生の子供ですw『みるくココア』は親子カップリングなのでw》
コメント
『しぶといw』
『ココア。先生の後ろで喜んでそう』
『なんか想像つくw』
「しぶといですね……つまり、朽木さんは子供だから仕方ないということですか?」
《そうです。ココア先輩は何も悪くありません》
「分かりました。朽木さんは許しましょう」
《みるくママ!ありがと好き!》
《良かったねココア先輩。あ~……可愛い》
コメント
『シスターが負けたのか……』
『ドSいのりん』
『親子には勝てなかったかw』
「ということで、牛谷さんが朽木さんを甘やかしてしまったことで、このような誤解を生んでしまったので、懺悔しましょうw」
《えっw》
「子供の責任は親の責任ですから。お手本を見せるのも親のつとめではありませんか牛谷さんw」
《すぅ~……分かりましたw》
《なんか……ごめんみるくママw》
コメント
『草』
『やっぱりシスター強いw』
『懺悔おなしゃす』
《大丈夫だよココア先輩。先生はココア先輩のためなら何でもやるからw……えー……この度牛谷みるくは朽木ココア先輩を甘やかしてしまったがために、使い魔さんにあらぬ誤解を与えてしまったことを懺悔致します》
「はい。神も許しているでしょう。ありがとうございました朽木さん、牛谷さん」
《ごめ~んみるくママ!》
《大丈夫大丈夫。今度配信でイジメられたら先生配信行くからw》
「なんか怖いですねw使い魔さんこれから朽木さんの配信気をつけてくださいね」
と配信は続いていく。すると衣音ちゃんのスマホが震える。
「ん?えっ私……呼ばれた?嘘~彩芽ちゃん席変わって」
「うん」
「なんだろう……全然分からないw」
ということで、次の子羊さんは衣音ちゃんこと海原あるとちゃんになる。まぁ……懺悔してもらうかw
「まぁとりあえず朽木さんのはリスナーの使い魔さんからのメールです」
《使い魔さん?尚更多すぎて分からないw》
「じゃあ読ませていただきますね?『こんばんはシスターいのり。ボクは見た目の可愛さから使い魔さんになり、今ではいつも配信が待ち遠しいほどココアちゃんの魔法にかかっているうちの1人です』」
《いつもありがとね!》
「続き読みますよ?『ところが最近残念なことがありました』」
《えっ残念なこと?なんだろう身に覚えが無いけど……》
コメント
『どれだ?』
『ココアはいつも残念』
『言うなw』
「『最近のココアちゃんは軽度のポンをかまし、ボクたちリスナーが詰めるとすぐに『みるくママに言うから!』や『ココアにはみるくママがいるんだからね!』と、あきらかに配信歴の長い後輩の牛谷みるく先生が使い魔さんなのをいいことに虎の威を借る狐状態。毎回ココアちゃんから圧をかけられます。あの頃の純粋なココアちゃんはどこに行ってしまったのでしょう……ボクたちは残念でなりません。ぜひともココアちゃんには懺悔してほしいです。シスターいのりお願いいたします』……とのことですけど。これは朽木さん心当たりは?」
《えっと……身に覚えがないですかねぇw》
「身に覚えがありませんか……全然朽木さんが配信で言ってるのが想像できるんですけど?ご自身の大切なファンの使い魔さんへの圧とかありえませんし、あと後輩を盾にするのも先輩としてどうなんですかね?シスターいのりは幻滅ですよ」
《いのり先輩怖いw》
「いのり先輩じゃありません。シスターいのりです」
コメント
『容赦ないな』
『さすがシスター』
『ココア懺悔しろ!』
《嫌だ!そもそも使い魔さんがココアをイジメるのが悪いんだもん!》
「自白しましたねwさぁ懺悔しましょう……えっ?」
《あの~遅くなってすいません……こちらであってますか?》
「あの呼んでませんよ牛谷さんw打ち合わせなしで勝手に来ないでくださいw」
《みるくママ!》
《あれ?今日は三者面談って聞いてたんですけどw》
コメント
『草』
『先生来たw』
『三者面談w』
「三者面談じゃありません。今は朽木さんに懺悔してもらうところですから邪魔しないでください」
《懺悔?ココア先輩何かやったの?》
《ココア。みんながイジメるから、みるくママに言うから!って言っただけだよ》
《イジメられたの?可哀想に。先生が懲らしめてあげるから。あのシスターさんにイジメられたの?》
《うんw懺悔しろ!って無理矢理言われたw》
「無理矢理ではありませんよw朽木さんが予想以上に早く自白しただけですw」
コメント
『ココア懺悔しろ』
『先生を盾にとるな!』
『シスター頼む』
「ほら見てください。コメント欄が懺悔を求めてますよ?」
《シスターいのり。良く考えてみてください?ココア先輩は子供なんです。これは『お母さんに言うから!』と同じです。それって誰かに迷惑かけてますか?》
「この使い魔さんは牛谷さんを使って圧をかけられたと言ってますが?」
《この方が先生のことを勝手に怖いと思ってるだけですよ。先生は普通に後輩ですし。ココア先輩は子供だと思って多めに見てあげてほしいです》
「いや、そもそも朽木さんは子供ではありませんよね?」
《先生の子供ですw『みるくココア』は親子カップリングなのでw》
コメント
『しぶといw』
『ココア。先生の後ろで喜んでそう』
『なんか想像つくw』
「しぶといですね……つまり、朽木さんは子供だから仕方ないということですか?」
《そうです。ココア先輩は何も悪くありません》
「分かりました。朽木さんは許しましょう」
《みるくママ!ありがと好き!》
《良かったねココア先輩。あ~……可愛い》
コメント
『シスターが負けたのか……』
『ドSいのりん』
『親子には勝てなかったかw』
「ということで、牛谷さんが朽木さんを甘やかしてしまったことで、このような誤解を生んでしまったので、懺悔しましょうw」
《えっw》
「子供の責任は親の責任ですから。お手本を見せるのも親のつとめではありませんか牛谷さんw」
《すぅ~……分かりましたw》
《なんか……ごめんみるくママw》
コメント
『草』
『やっぱりシスター強いw』
『懺悔おなしゃす』
《大丈夫だよココア先輩。先生はココア先輩のためなら何でもやるからw……えー……この度牛谷みるくは朽木ココア先輩を甘やかしてしまったがために、使い魔さんにあらぬ誤解を与えてしまったことを懺悔致します》
「はい。神も許しているでしょう。ありがとうございました朽木さん、牛谷さん」
《ごめ~んみるくママ!》
《大丈夫大丈夫。今度配信でイジメられたら先生配信行くからw》
「なんか怖いですねw使い魔さんこれから朽木さんの配信気をつけてくださいね」
と配信は続いていく。すると衣音ちゃんのスマホが震える。
「ん?えっ私……呼ばれた?嘘~彩芽ちゃん席変わって」
「うん」
「なんだろう……全然分からないw」
ということで、次の子羊さんは衣音ちゃんこと海原あるとちゃんになる。まぁ……懺悔してもらうかw
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