366 / 738
331. 『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』配信~レースゲーム対戦~③
しおりを挟む
331. 『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』配信~レースゲーム対戦~③
配信は進み、慣れてきたのかゲーム内最強の難易度『マッハ』のCPUを蹴散らし全員で最終コースで決着をつけようとしていた。
「やはりFmすたーらいぶのゲーマー……FLGでしたっけ?皆さん残って最終コースにたどり着きましたね。ここでチームの得点をおさらいしておきましょうか?」
【現在の順位】
1位 ウサギチーム 872点
2位 魔女っ子チーム 667点
3位 ゴスロリチーム 595点
4位 探偵チーム 590点
コメント
『ラビさん以外1位じゃないと無理w』
『本当だw』
『みんな頑張れ!』
「一応、優勝条件を説明しておきますね?ラビさんは3位以上ならその時点で優勝です。他の人は自分が1位かつ、ラビさんが3位以上に入らないことが条件になりますねw」
《1位は目指すんだけど、ラビを狙って4位にするのムズすぎw》
《しかもデコトラだからぶつけても意味ないw》
《純粋なゲームテクニック勝負になるのかぁw》
《さっきまで、車体をぶつけて何とか勝ったコースもあったんですけどねw》
コメント
『最終戦に相応しい』
『いのりんさすが!』
『この展開予想してたらすごいだろw』
「さすがに狙った展開ではありませんよwちなみにラビさんは車体ぶつけてもいいんですよ?3位でいいんですからw」
《いのり!お前余計なこと言うなw》
《そうですよ!真剣勝負の流れなんですから!》
《ココア本気で楽しみたい!》
《安心してください!ラビはわざとぶつけたりしませんから!せっかく先輩たちと本気でゲーム出来るんです!最後はラビの実力で1位を狙いますがら!》
コメント
『おお!楽しみ!』
『ゲーム大会らしくなってきた!』
『みんな頑張れ!』
「確かにリスナーさんの言う通りですね。最後のコースはこのレースゲームで一番難しいとされる『ドラゴンロード』です。皆さん優勝目指して頑張ってください」
そして最後のレースが始まる。するとみんな真剣にプレイしているのでほぼ無言になる。
「皆さん完全に本気モードでゲームに熱中してますね……あまり差もついてないですし、本当に誰が勝つのかわからないですね……」
コメント
『いや全員上手すぎ』
『ガチじゃんw』
『この雰囲気最高すぎる!』
「そうですね。やっぱり皆さんゲームが上手いです。こっちが緊張してきますね」
しばらく沈黙の中レースが続き、最終局面に突入する。あと少しで決着がついてしまう。配信を観ている誰もが『まだこのレースを観ていたい』と強く思っているだろう。
「最終コーナーですね。最初に曲がったのはあるとさん、その後ココアさん、ラビさんが続いてますか。ちょっとポアロ先輩だけ遅れてますかね?」
《あとは全力疾走!お願い!》
《ココアが勝つんだから!》
《ラビも負けません!》
《ダメだみんな速い……あれをやるしかない!行くぞおおおおお~!》
コメント
『おお!?』
『V字コーナーリング!?』
『探偵マジ!?』
《どけガキども!ポアロに道を譲れ!》
《えっ!?ポアロ先輩!?》
《嘘!ポアロ先輩きた!?》
《まさか……やっぱりすんげぇなポアロ先輩は!》
そして少しの差でポアロが1位でゴールをもぎ取った。
コメント
『探偵が1位!』
『イレギュラーすぎるw』
『でも熱い展開だった!』
『最高!』
「おめでとうございますポアロ先輩。すごいですね逆転で1位ですよ」
《うん。最後にV字コーナーリング成功して良かったよ。練習でも10回に1回しか成功しなかったから。ずっと練習してたんだよ、それこそ本番ギリギリまで。本当はやらずに前に出るのを狙ってたんだけど、みんな上手くて。あとはラビが正々堂々やってくれたから1位取れただけだよ》
《いや。元からやるつもりはないですけど、あると先輩とココア先輩が上手くて、もしやろうとしても出来ませんでしたよ。あると先輩一瞬ブレーキ踏みましたね?狙ってました?》
《うん。わざと一番内側じゃなくて真ん中に入ってラビさんが後ろからぶつかってくれるの期待したんだけどね……後ろからなら前に吹き飛ぶからさ?それより、ココア良く一瞬で内側に入れたね?》
《エヘヘ。ずっとあるとの後ろから狙ってたからさ。ココアにはあのルートが最短距離だから。ポアロ先輩に負けたのはしょうがない!》
コメント
『なんかあの最終コーナーで色々駆け引きしてたんだな』
『みんな称えあってていいな』
『感動した』
『涙出た』
『いいなぁ、オレもゲームでこんな風に熱くなりたい』
「ということで、レースゲームはポアロ先輩が1位でした。では最終得点を見てみましょう」
【最終順位】
1位 ウサギチーム 1072点
2位 探偵チーム 890点
3位 魔女っ子チーム 867点
4位 ゴスロリチーム 795点
《ん?あれ?》
「『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』優勝はウサギチーム!おめでとうございます!」
《やりましたよ!さくら先輩、ルナ先輩、ジャンヌちゃん。ラビ頑張りましたよ!》
コメント
『おめでとう!』
『ラビさん後輩だから嬉しいだろうな』
『ウサギチーム最強!』
《待って!なんで!?ポアロ勝ったけど……》
《ポアロ先輩。レースの結果見てました?ポアロ先輩以外はみんな同率2位でしたよw勝利の余韻に浸ってたんですか?恥ずかしいですねw》
《もしかして優勝したと思ってたんですか?ポンポア出ちゃったんですかw》
《うるせぇ!ガキども!お前らがラビを止めねぇからだろ!》
《人のせいにするなミスアベレージ!》
《そうだよ!一番操作しやすいマシーン使ってたくせに!》
《黙れ!こっち先輩だぞ!》
と。最後はいつものようにわちゃわちゃとなったが、春の大型企画『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』はウサギチームの優勝で幕を閉じたのであった。
配信は進み、慣れてきたのかゲーム内最強の難易度『マッハ』のCPUを蹴散らし全員で最終コースで決着をつけようとしていた。
「やはりFmすたーらいぶのゲーマー……FLGでしたっけ?皆さん残って最終コースにたどり着きましたね。ここでチームの得点をおさらいしておきましょうか?」
【現在の順位】
1位 ウサギチーム 872点
2位 魔女っ子チーム 667点
3位 ゴスロリチーム 595点
4位 探偵チーム 590点
コメント
『ラビさん以外1位じゃないと無理w』
『本当だw』
『みんな頑張れ!』
「一応、優勝条件を説明しておきますね?ラビさんは3位以上ならその時点で優勝です。他の人は自分が1位かつ、ラビさんが3位以上に入らないことが条件になりますねw」
《1位は目指すんだけど、ラビを狙って4位にするのムズすぎw》
《しかもデコトラだからぶつけても意味ないw》
《純粋なゲームテクニック勝負になるのかぁw》
《さっきまで、車体をぶつけて何とか勝ったコースもあったんですけどねw》
コメント
『最終戦に相応しい』
『いのりんさすが!』
『この展開予想してたらすごいだろw』
「さすがに狙った展開ではありませんよwちなみにラビさんは車体ぶつけてもいいんですよ?3位でいいんですからw」
《いのり!お前余計なこと言うなw》
《そうですよ!真剣勝負の流れなんですから!》
《ココア本気で楽しみたい!》
《安心してください!ラビはわざとぶつけたりしませんから!せっかく先輩たちと本気でゲーム出来るんです!最後はラビの実力で1位を狙いますがら!》
コメント
『おお!楽しみ!』
『ゲーム大会らしくなってきた!』
『みんな頑張れ!』
「確かにリスナーさんの言う通りですね。最後のコースはこのレースゲームで一番難しいとされる『ドラゴンロード』です。皆さん優勝目指して頑張ってください」
そして最後のレースが始まる。するとみんな真剣にプレイしているのでほぼ無言になる。
「皆さん完全に本気モードでゲームに熱中してますね……あまり差もついてないですし、本当に誰が勝つのかわからないですね……」
コメント
『いや全員上手すぎ』
『ガチじゃんw』
『この雰囲気最高すぎる!』
「そうですね。やっぱり皆さんゲームが上手いです。こっちが緊張してきますね」
しばらく沈黙の中レースが続き、最終局面に突入する。あと少しで決着がついてしまう。配信を観ている誰もが『まだこのレースを観ていたい』と強く思っているだろう。
「最終コーナーですね。最初に曲がったのはあるとさん、その後ココアさん、ラビさんが続いてますか。ちょっとポアロ先輩だけ遅れてますかね?」
《あとは全力疾走!お願い!》
《ココアが勝つんだから!》
《ラビも負けません!》
《ダメだみんな速い……あれをやるしかない!行くぞおおおおお~!》
コメント
『おお!?』
『V字コーナーリング!?』
『探偵マジ!?』
《どけガキども!ポアロに道を譲れ!》
《えっ!?ポアロ先輩!?》
《嘘!ポアロ先輩きた!?》
《まさか……やっぱりすんげぇなポアロ先輩は!》
そして少しの差でポアロが1位でゴールをもぎ取った。
コメント
『探偵が1位!』
『イレギュラーすぎるw』
『でも熱い展開だった!』
『最高!』
「おめでとうございますポアロ先輩。すごいですね逆転で1位ですよ」
《うん。最後にV字コーナーリング成功して良かったよ。練習でも10回に1回しか成功しなかったから。ずっと練習してたんだよ、それこそ本番ギリギリまで。本当はやらずに前に出るのを狙ってたんだけど、みんな上手くて。あとはラビが正々堂々やってくれたから1位取れただけだよ》
《いや。元からやるつもりはないですけど、あると先輩とココア先輩が上手くて、もしやろうとしても出来ませんでしたよ。あると先輩一瞬ブレーキ踏みましたね?狙ってました?》
《うん。わざと一番内側じゃなくて真ん中に入ってラビさんが後ろからぶつかってくれるの期待したんだけどね……後ろからなら前に吹き飛ぶからさ?それより、ココア良く一瞬で内側に入れたね?》
《エヘヘ。ずっとあるとの後ろから狙ってたからさ。ココアにはあのルートが最短距離だから。ポアロ先輩に負けたのはしょうがない!》
コメント
『なんかあの最終コーナーで色々駆け引きしてたんだな』
『みんな称えあってていいな』
『感動した』
『涙出た』
『いいなぁ、オレもゲームでこんな風に熱くなりたい』
「ということで、レースゲームはポアロ先輩が1位でした。では最終得点を見てみましょう」
【最終順位】
1位 ウサギチーム 1072点
2位 探偵チーム 890点
3位 魔女っ子チーム 867点
4位 ゴスロリチーム 795点
《ん?あれ?》
「『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』優勝はウサギチーム!おめでとうございます!」
《やりましたよ!さくら先輩、ルナ先輩、ジャンヌちゃん。ラビ頑張りましたよ!》
コメント
『おめでとう!』
『ラビさん後輩だから嬉しいだろうな』
『ウサギチーム最強!』
《待って!なんで!?ポアロ勝ったけど……》
《ポアロ先輩。レースの結果見てました?ポアロ先輩以外はみんな同率2位でしたよw勝利の余韻に浸ってたんですか?恥ずかしいですねw》
《もしかして優勝したと思ってたんですか?ポンポア出ちゃったんですかw》
《うるせぇ!ガキども!お前らがラビを止めねぇからだろ!》
《人のせいにするなミスアベレージ!》
《そうだよ!一番操作しやすいマシーン使ってたくせに!》
《黙れ!こっち先輩だぞ!》
と。最後はいつものようにわちゃわちゃとなったが、春の大型企画『Fmすたーらいぶ春の陣!遊び尽くせ最強ゲーム大会!』はウサギチームの優勝で幕を閉じたのであった。
10
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム
下城米雪
ライト文芸
彼女は高校時代の失敗を機に十年も引きこもり続けた。
親にも見捨てられ、唯一の味方は、実の兄だけだった。
ある日、彼女は決意する。
兄を安心させるため、自分はもう大丈夫だよと伝えるため、Vtuberとして百万人のファンを集める。
強くなった後で新しい挑戦をすることが「強くてニューゲーム」なら、これは真逆の物語。これから始まるのは、逃げて逃げて逃げ続けた彼女の全く新しい挑戦──
マイナーVtuberミーコの弱くてニューゲーム。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる