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67. 『姫の代理やります!』3期生朝配信~双葉かのん編~
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67. 『姫の代理やります!』3期生朝配信~双葉かのん編~
そして時間は8時。鈴町さんの朝配信が始まる。
「おはようございます。Fmすたーらいぶ3期生、Fmすたーらいぶの風紀を守るがんばり屋の妖精『双葉かのん』です。そして朝早くから『妖精の朝ラジオ』にお集まりの見習いフェアリーの皆さん、今日も元気ですか?」
コメント
『おはよう!』
『それましろんの真似?』
『似てなくて草。でも可愛い』
『かのんちゃん頑張って』
「似てないかなぁ?ちょっとショックだよぉ……。もっと練習しよ。Twitterとかで知ってると思うけど、ましろん先輩が声が出なくなっちゃったから治るまで3期生が代わりに朝配信やっていくよ!今日の担当はかのん。みんなよろしくね!」
コメント
『親衛隊です』
『かのんちゃん推しになりました』
『かのんたんの声かわいい』
『隊長の癒しボイスに全オレが泣いた』
「もしかして親衛隊のみなさんも来てくれてるのかな?緊張するけど頑張るよ!あとみんな見えるかな?画面の左上にトークデッキがあるから、これも交えて配信していくね。さすがにノープランで2時間は無理だし、それを毎日配信してるましろん先輩はすごいよね!本当に尊敬してるし大好き!」
コメント
『わかるわ』
『姫は別格』
『親衛隊が全員頷く』
ふむ。問題はなさそうだな。とりあえずオレはトークデッキを確認する。3期生が各々考えたものだから5つ書いてある。『Fmすたーらいぶに入った時の話』『コラボしたい先輩』『姫宮ましろとやりたいこと』『3期生でなりたい人』『配信前のルーティーン』となっていた。これは面白そうだな。
「じゃあまずは『姫宮ましろとやりたいこと』。このトークデッキからいこうかな。かのんさ、『ましのん』になって3ヶ月くらいになるけど、ましろん先輩とまだどこかに遊びでお出かけしたことないんだよね。かのんがコミュ障なのがいけないんだけど……。あ。買い物とか、ましろん先輩の家には行ったことあるけど、どこかに一緒に行きたいなぁって思ってるってことだよ」
なんだこれは?もしかして遠回しにデートのお誘いなのか?オレと……想像しただけで顔が熱いぞ……。
コメント
『ましのんてぇてぇ』
『ましろんと2人でどっかいけばいいじゃん』
『親衛隊隊長として姫をエスコートせねば』
「たっ確かに……でも……そ、そう簡単にはいかないんだよ!ましろん先輩だって忙しいだろうし、それにいつも……2人きりになったら……緊張してほとんど何も話せてないし……きっとかのんと遊んでもつまらないし……」
コメント
『草』
『陰キャコミュ障が出てる』
『換気しろw』
『それならオレが姫を誘ってやるよ』
『お前は引っ込んでろ』
「うぅ……裏だと、ましろん先輩と緊張して話せないから、配信ではちゃんと会話できるようにしてるのに……」
コメント
『かのんちゃん可愛い』
『初々しい』
『応援してあげたくなる』
「でも仲良くはなってるよ。今日もこの配信終わったらサムネのアドバイスしてくれるって約束してくれたし。本当に優しい!やっぱりてぇてぇなんだよかのんとましろん先輩は!」
コメント
『オレもましろんとてぇてぇしたい!』
『羨ましい』
『オレが親衛隊隊長だ!』
姫宮ましろch:『ビジネスだけどね』
『姫!?』
『ましろん観てる!』
『早く元気になってね!』
「ビジネスじゃないって!ましろん先輩観てるの?聞いてないけど……でも今のはましろん先輩の照れだから。うん。大丈夫。じゃあそろそろ次いくね。このままましろん先輩の話だけでもいいけど、雑談配信だから。えっと次は……『3期生でなりたい人』。これいいね。絶対キサラさん!お喋り上手だから!」
コメント
『草』
『かのんちゃんがコミュ障じゃないだと』
『3期生はかのんちゃん以外陽キャ』
「言わないでよ……恥ずかしいし。えっと、じゃあ次の質問にいこっか。『Fmすたーらいぶに入った時の話』。うーん……確かにみんなに言ったことなかったよね。かのんはオーディションで入ったんだ。ちなみに5回くらい落ちた」
コメント
『マジかよ』
『めっちゃ落ちてんな』
『なんで受かったの?』
『よく諦めなかったね』
「それはかのんもわからない。面接の時も緊張して何を話したか覚えてないし、気づいたら合格通知が届いてたの。諦めなかったのはましろん先輩のおかげ。本当にリスナーの時から、辛い時も悲しい時も、ましろん先輩の配信がかのんの心の支えだったから。今でも朝起きて毎日観てるからね。そのあと2度寝するけど」
そのあとも色々話していく鈴町さん。初めの緊張はそこにはなかった。こうして、ほとんど『姫宮ましろ』についての話題が続いたけど、無事に何事もなく2時間の雑談配信は終了した。
そして、配信を視聴し終わったオレも安堵の息をつく。良かった。オレが心配するまでもなかったな。あれだけ堂々としているんだから、もう問題はない。鈴町さんの成長に驚きつつも、嬉しく思ったのだった。
そして時間は8時。鈴町さんの朝配信が始まる。
「おはようございます。Fmすたーらいぶ3期生、Fmすたーらいぶの風紀を守るがんばり屋の妖精『双葉かのん』です。そして朝早くから『妖精の朝ラジオ』にお集まりの見習いフェアリーの皆さん、今日も元気ですか?」
コメント
『おはよう!』
『それましろんの真似?』
『似てなくて草。でも可愛い』
『かのんちゃん頑張って』
「似てないかなぁ?ちょっとショックだよぉ……。もっと練習しよ。Twitterとかで知ってると思うけど、ましろん先輩が声が出なくなっちゃったから治るまで3期生が代わりに朝配信やっていくよ!今日の担当はかのん。みんなよろしくね!」
コメント
『親衛隊です』
『かのんちゃん推しになりました』
『かのんたんの声かわいい』
『隊長の癒しボイスに全オレが泣いた』
「もしかして親衛隊のみなさんも来てくれてるのかな?緊張するけど頑張るよ!あとみんな見えるかな?画面の左上にトークデッキがあるから、これも交えて配信していくね。さすがにノープランで2時間は無理だし、それを毎日配信してるましろん先輩はすごいよね!本当に尊敬してるし大好き!」
コメント
『わかるわ』
『姫は別格』
『親衛隊が全員頷く』
ふむ。問題はなさそうだな。とりあえずオレはトークデッキを確認する。3期生が各々考えたものだから5つ書いてある。『Fmすたーらいぶに入った時の話』『コラボしたい先輩』『姫宮ましろとやりたいこと』『3期生でなりたい人』『配信前のルーティーン』となっていた。これは面白そうだな。
「じゃあまずは『姫宮ましろとやりたいこと』。このトークデッキからいこうかな。かのんさ、『ましのん』になって3ヶ月くらいになるけど、ましろん先輩とまだどこかに遊びでお出かけしたことないんだよね。かのんがコミュ障なのがいけないんだけど……。あ。買い物とか、ましろん先輩の家には行ったことあるけど、どこかに一緒に行きたいなぁって思ってるってことだよ」
なんだこれは?もしかして遠回しにデートのお誘いなのか?オレと……想像しただけで顔が熱いぞ……。
コメント
『ましのんてぇてぇ』
『ましろんと2人でどっかいけばいいじゃん』
『親衛隊隊長として姫をエスコートせねば』
「たっ確かに……でも……そ、そう簡単にはいかないんだよ!ましろん先輩だって忙しいだろうし、それにいつも……2人きりになったら……緊張してほとんど何も話せてないし……きっとかのんと遊んでもつまらないし……」
コメント
『草』
『陰キャコミュ障が出てる』
『換気しろw』
『それならオレが姫を誘ってやるよ』
『お前は引っ込んでろ』
「うぅ……裏だと、ましろん先輩と緊張して話せないから、配信ではちゃんと会話できるようにしてるのに……」
コメント
『かのんちゃん可愛い』
『初々しい』
『応援してあげたくなる』
「でも仲良くはなってるよ。今日もこの配信終わったらサムネのアドバイスしてくれるって約束してくれたし。本当に優しい!やっぱりてぇてぇなんだよかのんとましろん先輩は!」
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『オレもましろんとてぇてぇしたい!』
『羨ましい』
『オレが親衛隊隊長だ!』
姫宮ましろch:『ビジネスだけどね』
『姫!?』
『ましろん観てる!』
『早く元気になってね!』
「ビジネスじゃないって!ましろん先輩観てるの?聞いてないけど……でも今のはましろん先輩の照れだから。うん。大丈夫。じゃあそろそろ次いくね。このままましろん先輩の話だけでもいいけど、雑談配信だから。えっと次は……『3期生でなりたい人』。これいいね。絶対キサラさん!お喋り上手だから!」
コメント
『草』
『かのんちゃんがコミュ障じゃないだと』
『3期生はかのんちゃん以外陽キャ』
「言わないでよ……恥ずかしいし。えっと、じゃあ次の質問にいこっか。『Fmすたーらいぶに入った時の話』。うーん……確かにみんなに言ったことなかったよね。かのんはオーディションで入ったんだ。ちなみに5回くらい落ちた」
コメント
『マジかよ』
『めっちゃ落ちてんな』
『なんで受かったの?』
『よく諦めなかったね』
「それはかのんもわからない。面接の時も緊張して何を話したか覚えてないし、気づいたら合格通知が届いてたの。諦めなかったのはましろん先輩のおかげ。本当にリスナーの時から、辛い時も悲しい時も、ましろん先輩の配信がかのんの心の支えだったから。今でも朝起きて毎日観てるからね。そのあと2度寝するけど」
そのあとも色々話していく鈴町さん。初めの緊張はそこにはなかった。こうして、ほとんど『姫宮ましろ』についての話題が続いたけど、無事に何事もなく2時間の雑談配信は終了した。
そして、配信を視聴し終わったオレも安堵の息をつく。良かった。オレが心配するまでもなかったな。あれだけ堂々としているんだから、もう問題はない。鈴町さんの成長に驚きつつも、嬉しく思ったのだった。
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