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66. 後輩ちゃんは『頼もしい』のです
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66. 後輩ちゃんは『頼もしい』のです
そして翌日。心配なのでいつも通り起きて鈴町さんの部屋をノックする。いつもとは違う配信時間だし、万が一寝坊とかして炎上したらなんか申し訳ない気持ちになるからな。
「ずずまぢさん?」
すると扉が開かれ、鈴町さんが姿を現す。まだ寝ぼけているのか、目は半分閉じており眠そうだった……
「おは……ござ……ます」
が。それより衝撃的な光景を目の当たりにしてしまった。上はTシャツを着ているが下は黒い下着姿だったのだ。
流石に目のやり場に困ってしまう。オレはすぐに顔を背けるが、鈴町さんは不思議そうに見つめてくる。そしてようやく自分がどんな格好をしてるか気づいたのか、慌てて部屋に戻り服を着替えて出てきた。
「あの……ごめ……さい」
すごく顔を赤くして恥ずかしそうにしている鈴町さん。もう声も出ていない。この前の日咲さんも……いや日咲さんは履いていたが、女性は寝る時履かないのかな?夏は暑いしな。とか自分に言い聞かせて、平静を保つ。
とりあえず起きているなら安心だな。そのあとは鈴町さんは配信の準備をして、オレは自分の部屋に戻る。
昨日、3期生で話し合ったらしく『九重キサラ』さんのアイデアで3期生がお互いに聞きたいことをトークデッキとして活用しながら雑談配信をするらしい。
確かにその方が需要があると思うし、良いアイデアだと思う。さすがは雑談配信が得意なキサラさんだ。
鈴町さんは『姫宮ましろ』の話をしながら、そのトークデッキを使えばなんとか2時間話せそうな気はするしな。
とりあえずTwitterを開きツイートを再度しておくことにする。これで少しでも鈴町さんや他の3期生の配信にリスナーさんが観に来てくれて、それこそチャンネル登録者を増やせるといいんだけどな。
姫宮ましろ@himemiyamashiro
『おはようございます。今日の朝配信は、ましのんでも仲良くしてる『双葉かのん』ちゃんが配信するよ(^-^)/ましろのためにありがとね。かのんちゃん大好き(。・ω・。)……ビジネスだけどwww』
するとすぐに鈴町さんからリプが来る。早すぎ……配信準備大丈夫なんだろうな鈴町さん?
双葉かのん@futabakanon
『ビジネスじゃないもん(ToT)ましろん先輩ありがとうございます!かのんが親衛隊隊長としてましろん先輩のことを熱く熱く語りますから!てぇてぇエピソード披露しちゃおうかな?頑張るからみんな観てね~!』
なんかノリノリだから大丈夫そうだな。オレはそのままパソコンの電源を入れて鈴町さんの朝配信まで待機することにした。
後輩の配信を見守るなんてやったことないけど、なんか……緊張するな。そんなことを考えていると、扉がノックされ鈴町さんがやってくる。
「あの……ましろん先輩……」
「どうじだ?」
「き……緊張して……その……手……握ってもらって……いいですか?」
そう言う鈴町さんの手は緊張からか震えていた。オレは立ち上がり鈴町さんの手を握る。女の子特有の柔らかくて温かい手が伝わってきて、オレもなんだかドキドキしてしまう。
「あ……あの……」
「がんばっで」
「はい……あの……ましろん先輩」
「なに?」
「配信終わったら……サムネの……アドバイス……お願いします」
そう言って鈴町さんは笑顔で配信部屋に戻っていった。いつもと同じ……でもそんな鈴町が今日はなんか頼もしく見えた。
そして翌日。心配なのでいつも通り起きて鈴町さんの部屋をノックする。いつもとは違う配信時間だし、万が一寝坊とかして炎上したらなんか申し訳ない気持ちになるからな。
「ずずまぢさん?」
すると扉が開かれ、鈴町さんが姿を現す。まだ寝ぼけているのか、目は半分閉じており眠そうだった……
「おは……ござ……ます」
が。それより衝撃的な光景を目の当たりにしてしまった。上はTシャツを着ているが下は黒い下着姿だったのだ。
流石に目のやり場に困ってしまう。オレはすぐに顔を背けるが、鈴町さんは不思議そうに見つめてくる。そしてようやく自分がどんな格好をしてるか気づいたのか、慌てて部屋に戻り服を着替えて出てきた。
「あの……ごめ……さい」
すごく顔を赤くして恥ずかしそうにしている鈴町さん。もう声も出ていない。この前の日咲さんも……いや日咲さんは履いていたが、女性は寝る時履かないのかな?夏は暑いしな。とか自分に言い聞かせて、平静を保つ。
とりあえず起きているなら安心だな。そのあとは鈴町さんは配信の準備をして、オレは自分の部屋に戻る。
昨日、3期生で話し合ったらしく『九重キサラ』さんのアイデアで3期生がお互いに聞きたいことをトークデッキとして活用しながら雑談配信をするらしい。
確かにその方が需要があると思うし、良いアイデアだと思う。さすがは雑談配信が得意なキサラさんだ。
鈴町さんは『姫宮ましろ』の話をしながら、そのトークデッキを使えばなんとか2時間話せそうな気はするしな。
とりあえずTwitterを開きツイートを再度しておくことにする。これで少しでも鈴町さんや他の3期生の配信にリスナーさんが観に来てくれて、それこそチャンネル登録者を増やせるといいんだけどな。
姫宮ましろ@himemiyamashiro
『おはようございます。今日の朝配信は、ましのんでも仲良くしてる『双葉かのん』ちゃんが配信するよ(^-^)/ましろのためにありがとね。かのんちゃん大好き(。・ω・。)……ビジネスだけどwww』
するとすぐに鈴町さんからリプが来る。早すぎ……配信準備大丈夫なんだろうな鈴町さん?
双葉かのん@futabakanon
『ビジネスじゃないもん(ToT)ましろん先輩ありがとうございます!かのんが親衛隊隊長としてましろん先輩のことを熱く熱く語りますから!てぇてぇエピソード披露しちゃおうかな?頑張るからみんな観てね~!』
なんかノリノリだから大丈夫そうだな。オレはそのままパソコンの電源を入れて鈴町さんの朝配信まで待機することにした。
後輩の配信を見守るなんてやったことないけど、なんか……緊張するな。そんなことを考えていると、扉がノックされ鈴町さんがやってくる。
「あの……ましろん先輩……」
「どうじだ?」
「き……緊張して……その……手……握ってもらって……いいですか?」
そう言う鈴町さんの手は緊張からか震えていた。オレは立ち上がり鈴町さんの手を握る。女の子特有の柔らかくて温かい手が伝わってきて、オレもなんだかドキドキしてしまう。
「あ……あの……」
「がんばっで」
「はい……あの……ましろん先輩」
「なに?」
「配信終わったら……サムネの……アドバイス……お願いします」
そう言って鈴町さんは笑顔で配信部屋に戻っていった。いつもと同じ……でもそんな鈴町が今日はなんか頼もしく見えた。
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