55 / 158
第2章 聖女。灼熱の王国を駆け巡るのです!
19. 大演説
しおりを挟む
19. 大演説
私たちはラストンの地下水路から進み何とか王都までたどり着いたのです。もう相手に顔がバレている私とロゼッタ様、サリア様を除いてミルディとフィオナに王都内の状況を確認しに行ってもらったのです。すると大広場でサリア様の妹アリア=ジルベール様の公開処刑が行われることを知るのです。
逸る気持ちを抑えて冷静になるのです。処刑を阻止できるのはきっと私だけなのです。私は聖女なのですから。
「ミルディ。サリア様をお願いなのです」
「うんわかった。さぁサリア様。アリーゼたちが何とかしてくれるから大丈夫ですよ。今は信じてください」
ミルディはサリア様を連れて安全な場所に離れてもらう。今のサリア様は大広場に連れていったら何をするか分からないのです。
「さて。ロゼッタ様とフィオナは少し暴れてもらえますか?」
「え?暴れる?」
「うむ。アリーゼお主何か隠しておるな?」
「なんの事なのです?あ……もしかして見られてたのです?」
私はラインストーンでサリア様の話を聞いたあと、とある場所に手紙を送っていたのです。それが問題解決になるかは分からないのですが一応保険なのです。
「詳しく話をしている暇はないのです。今は私を信じてほしいのです」
「ふん。いいじゃろ、フィオナやれるか?」
「うん!ボク頑張るよ!」
私は大広場に、ロゼッタ様とフィオナは違う場所で暴れてもらい戦力を分散させることにする。そして急いで大広場に向かうのです!
私が大広場にたどりつくと、目の前では公開処刑の準備が進められていた。処刑台の上には拘束されたままのアリア様がいたのです。そして周りを見ると多くの住民、貴族や兵士が集まっていたのです。
そしてついに公開処刑が始まるのです! まず最初にアリア様が現れて罪状を読み上げられるのです。そのあとに処刑人が現れて火刑を始めようとするのです。周りにいた民衆が騒ぎだす。
「あーあ。あれじゃ助からないわね。若いのに可哀想」
「公開処刑ってやって良かったのか?」
「知らねぇ。人が人を処刑するのは世界の掟で禁止されてるはずだけどな?」
「あの女は王族の血を引いているのよ。だから王族の血を引くものを根絶やしにする気なんだと思うわ」
もう時間がないのです!私は考える暇もなく民衆を掻き分けて処刑台の前に飛び出す。そして声を上げる。
「静まるのです!!」
突然現れた私を見てみんな驚いています。私の姿を見て民衆がざわめき出す。そして騎士たちが剣を抜き私に向けて突きつける。
それを見た私は持っていたロッドを地面に突き刺しアリア様を守るように立つ。
周りの人たちはさらに騒ぐ。
でもそんなことはどうでもいいのです!! 今大事なのはこの場を収めることなのです!!私は大きく息を吸うと叫ぶように言う。
「皆さん聞いてください!!」
シーン…… 辺りは静寂に包まれているのです。でも、いきなり出てきた私に対してみんなの視線が集まっているのです。
「私は聖女アリーゼ=ホーリーロックなのです。大聖女ディアナ様はおっしゃいました。人は決して人の命を奪ってはいけないと……それは神の教えに反することです。この国は間違っています!貴方たちは本当にそれで良いと思っているのですか!?」
シーン…… 誰も何も言わない。ただ静かに私を見つめているだけ。
「もう一度言います。貴方たちのしている事は間違いです。これ以上罪を重ねないで下さい!」
「黙れ小娘ぇ!!!」
一人の兵士が叫びながら剣を持って突っ込んでくる。それを合図にしたかのように一斉に武器を持った人たちが襲いかかってくる。
「やれるものならやればいいのです!!私は決して暴力には屈しないのです!!それが聖女なのです!!」
その時だったのです。上空から光が降り注ぐと私と処刑台を取り囲むように強力な結界が展開される。これは聖魔法……?
何が起こったのかわからないのです。突然の出来事にざわめく民衆たち。そんな民衆の中から一人の女性がゆっくりとこちらに歩いてきたのです。
女性は白いローブを着ていてフードを被っていたのです。その姿を見た瞬間私の全身に鳥肌が立ちました。だってその女性からは人間とは思えないほどのとてつもない魔力を感じたのです。……もしかして……間に合ったのですか?
私を含め周りの人たち、もちろん兵士たちも呆然としている中、女性は処刑台まで歩いてきて処刑人に話しかけたのです。すると処刑人はそのまま倒れてしまったのです。一体何が……
そしてその女性は白いローブのフードを取るとそこには黒髪の美しい顔立ちをした女性がいたのです。その美しさはまるで女神様のようで、思わず見惚れてしまうのです。私は慌てて我に帰るとその女性から声をかけられる。
「いい演説だったわ。あなたの聖女の信念が私をここに間に合わせ、その女性を救ったの。同じ聖女として誇りに思うわ聖女アリーゼ」
「あなたは……」
その女性が空に手をあげると大広場を取り囲むように騎士たちがやってくる。そして公開処刑は中止され、公開処刑に関わっていた者たちは全員捕らえられたのです。あの紋章は…『聖エルンスト』の……良かった。やはり間に合ったのですね。ありがとうなのです大聖女ディアナ様。
聖エルンスト。この世界では「聖地」と呼ばれている国なのです。優秀な聖女が集まっているエルンスト教会。聖女なら誰でもここの聖女になりたいと憧れるものなのです。私はそこに手紙を送ったのです、助けてもらえるかもしれないと思って。この世界では「人を処刑してはいけない」という世界の掟があるのです。
「ありがとうございますなのです。助かったのです」
私はその女性に頭を下げる。その女性は優しく微笑むと処刑台に拘束されているアリア様を見る。
「彼女は?」
私はその質問に答える。
「アリア様なのです。ジルベール国の王女様なのです」
それを聞いたその女性はアリア様に近づき拘束を解く。そして一言呟く。「”解除”」次の瞬間アリア様の体が光り輝く。そしてアリア様の体にあった傷や火傷の跡は綺麗さっぱりと消えていたのです。アリア様は目を覚まして自分の体を触って驚いているのです。私は急いで駆け寄る。
「アリア様大丈夫なのです!?」
「えっ……あれ?痛いところがないわ?あのあなたは?」
「私はアリーゼ。ただの聖女なのです」
私はアリア様を抱きしめる。そしてその女性に改めてお礼を言う。
「本当に助かったのです。ありがとうございましたなのです」
「いえ。私は世界の秩序を守る聖エルンストの聖女として当然のことをしただけよ。お礼なら可愛らしい文字で『この手紙を読まないと後悔するのです。あなた方の覚悟をお貸しいただきたいのです』と手紙を送ってきたどこかの誰かさんに言うといいわ。ねっ聖女アリーゼ?」
こうして、私たちは無事にアリア様を救うことに成功したのです。本当に良かったのです。
私たちはラストンの地下水路から進み何とか王都までたどり着いたのです。もう相手に顔がバレている私とロゼッタ様、サリア様を除いてミルディとフィオナに王都内の状況を確認しに行ってもらったのです。すると大広場でサリア様の妹アリア=ジルベール様の公開処刑が行われることを知るのです。
逸る気持ちを抑えて冷静になるのです。処刑を阻止できるのはきっと私だけなのです。私は聖女なのですから。
「ミルディ。サリア様をお願いなのです」
「うんわかった。さぁサリア様。アリーゼたちが何とかしてくれるから大丈夫ですよ。今は信じてください」
ミルディはサリア様を連れて安全な場所に離れてもらう。今のサリア様は大広場に連れていったら何をするか分からないのです。
「さて。ロゼッタ様とフィオナは少し暴れてもらえますか?」
「え?暴れる?」
「うむ。アリーゼお主何か隠しておるな?」
「なんの事なのです?あ……もしかして見られてたのです?」
私はラインストーンでサリア様の話を聞いたあと、とある場所に手紙を送っていたのです。それが問題解決になるかは分からないのですが一応保険なのです。
「詳しく話をしている暇はないのです。今は私を信じてほしいのです」
「ふん。いいじゃろ、フィオナやれるか?」
「うん!ボク頑張るよ!」
私は大広場に、ロゼッタ様とフィオナは違う場所で暴れてもらい戦力を分散させることにする。そして急いで大広場に向かうのです!
私が大広場にたどりつくと、目の前では公開処刑の準備が進められていた。処刑台の上には拘束されたままのアリア様がいたのです。そして周りを見ると多くの住民、貴族や兵士が集まっていたのです。
そしてついに公開処刑が始まるのです! まず最初にアリア様が現れて罪状を読み上げられるのです。そのあとに処刑人が現れて火刑を始めようとするのです。周りにいた民衆が騒ぎだす。
「あーあ。あれじゃ助からないわね。若いのに可哀想」
「公開処刑ってやって良かったのか?」
「知らねぇ。人が人を処刑するのは世界の掟で禁止されてるはずだけどな?」
「あの女は王族の血を引いているのよ。だから王族の血を引くものを根絶やしにする気なんだと思うわ」
もう時間がないのです!私は考える暇もなく民衆を掻き分けて処刑台の前に飛び出す。そして声を上げる。
「静まるのです!!」
突然現れた私を見てみんな驚いています。私の姿を見て民衆がざわめき出す。そして騎士たちが剣を抜き私に向けて突きつける。
それを見た私は持っていたロッドを地面に突き刺しアリア様を守るように立つ。
周りの人たちはさらに騒ぐ。
でもそんなことはどうでもいいのです!! 今大事なのはこの場を収めることなのです!!私は大きく息を吸うと叫ぶように言う。
「皆さん聞いてください!!」
シーン…… 辺りは静寂に包まれているのです。でも、いきなり出てきた私に対してみんなの視線が集まっているのです。
「私は聖女アリーゼ=ホーリーロックなのです。大聖女ディアナ様はおっしゃいました。人は決して人の命を奪ってはいけないと……それは神の教えに反することです。この国は間違っています!貴方たちは本当にそれで良いと思っているのですか!?」
シーン…… 誰も何も言わない。ただ静かに私を見つめているだけ。
「もう一度言います。貴方たちのしている事は間違いです。これ以上罪を重ねないで下さい!」
「黙れ小娘ぇ!!!」
一人の兵士が叫びながら剣を持って突っ込んでくる。それを合図にしたかのように一斉に武器を持った人たちが襲いかかってくる。
「やれるものならやればいいのです!!私は決して暴力には屈しないのです!!それが聖女なのです!!」
その時だったのです。上空から光が降り注ぐと私と処刑台を取り囲むように強力な結界が展開される。これは聖魔法……?
何が起こったのかわからないのです。突然の出来事にざわめく民衆たち。そんな民衆の中から一人の女性がゆっくりとこちらに歩いてきたのです。
女性は白いローブを着ていてフードを被っていたのです。その姿を見た瞬間私の全身に鳥肌が立ちました。だってその女性からは人間とは思えないほどのとてつもない魔力を感じたのです。……もしかして……間に合ったのですか?
私を含め周りの人たち、もちろん兵士たちも呆然としている中、女性は処刑台まで歩いてきて処刑人に話しかけたのです。すると処刑人はそのまま倒れてしまったのです。一体何が……
そしてその女性は白いローブのフードを取るとそこには黒髪の美しい顔立ちをした女性がいたのです。その美しさはまるで女神様のようで、思わず見惚れてしまうのです。私は慌てて我に帰るとその女性から声をかけられる。
「いい演説だったわ。あなたの聖女の信念が私をここに間に合わせ、その女性を救ったの。同じ聖女として誇りに思うわ聖女アリーゼ」
「あなたは……」
その女性が空に手をあげると大広場を取り囲むように騎士たちがやってくる。そして公開処刑は中止され、公開処刑に関わっていた者たちは全員捕らえられたのです。あの紋章は…『聖エルンスト』の……良かった。やはり間に合ったのですね。ありがとうなのです大聖女ディアナ様。
聖エルンスト。この世界では「聖地」と呼ばれている国なのです。優秀な聖女が集まっているエルンスト教会。聖女なら誰でもここの聖女になりたいと憧れるものなのです。私はそこに手紙を送ったのです、助けてもらえるかもしれないと思って。この世界では「人を処刑してはいけない」という世界の掟があるのです。
「ありがとうございますなのです。助かったのです」
私はその女性に頭を下げる。その女性は優しく微笑むと処刑台に拘束されているアリア様を見る。
「彼女は?」
私はその質問に答える。
「アリア様なのです。ジルベール国の王女様なのです」
それを聞いたその女性はアリア様に近づき拘束を解く。そして一言呟く。「”解除”」次の瞬間アリア様の体が光り輝く。そしてアリア様の体にあった傷や火傷の跡は綺麗さっぱりと消えていたのです。アリア様は目を覚まして自分の体を触って驚いているのです。私は急いで駆け寄る。
「アリア様大丈夫なのです!?」
「えっ……あれ?痛いところがないわ?あのあなたは?」
「私はアリーゼ。ただの聖女なのです」
私はアリア様を抱きしめる。そしてその女性に改めてお礼を言う。
「本当に助かったのです。ありがとうございましたなのです」
「いえ。私は世界の秩序を守る聖エルンストの聖女として当然のことをしただけよ。お礼なら可愛らしい文字で『この手紙を読まないと後悔するのです。あなた方の覚悟をお貸しいただきたいのです』と手紙を送ってきたどこかの誰かさんに言うといいわ。ねっ聖女アリーゼ?」
こうして、私たちは無事にアリア様を救うことに成功したのです。本当に良かったのです。
22
お気に入りに追加
380
あなたにおすすめの小説
異世界ライフは山あり谷あり
常盤今
ファンタジー
会社員の川端努は交通事故で死亡後に超常的存在から異世界に行くことを提案される。これは『魔法の才能』というチートぽくないスキルを手に入れたツトムが15歳に若返り異世界で年上ハーレムを目指し、冒険者として魔物と戦ったり対人バトルしたりするお話です。
※ヒロインは10話から登場します。
※火曜日と土曜日の8時30分頃更新
※小説家になろう(運営非公開措置)・カクヨムにも掲載しています。
【無断転載禁止】
義妹ばかりを溺愛して何もかも奪ったので縁を切らせていただきます。今さら寄生なんて許しません!
ユウ
恋愛
10歳の頃から伯爵家の嫁になるべく厳しい花嫁修業を受け。
貴族院を卒業して伯爵夫人になるべく努力をしていたアリアだったが事あるごと実娘と比べられて来た。
実の娘に勝る者はないと、嫌味を言われ。
嫁でありながら使用人のような扱いに苦しみながらも嫁として口答えをすることなく耐えて来たが限界を感じていた最中、義妹が出戻って来た。
そして告げられたのは。
「娘が帰って来るからでていってくれないかしら」
理不尽な言葉を告げられ精神的なショックを受けながらも泣く泣く家を出ることになった。
…はずだったが。
「やった!自由だ!」
夫や舅は申し訳ない顔をしていたけど、正直我儘放題の姑に我儘で自分を見下してくる義妹と縁を切りたかったので同居解消を喜んでいた。
これで解放されると心の中で両手を上げて喜んだのだが…
これまで尽くして来た嫁を放り出した姑を世間は良しとせず。
生活費の負担をしていたのは息子夫婦で使用人を雇う事もできず生活が困窮するのだった。
縁を切ったはずが…
「生活費を負担してちょうだい」
「可愛い妹の為でしょ?」
手のひらを返すのだった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
糸遣いの少女ヘレナは幸いを手繰る
犬飼春野
ファンタジー
「すまない、ヘレナ、クリス。ディビッドに逃げられた……」
父の土下座から取り返しのつかない借金発覚。
そして数日後には、高級娼婦と真実の愛を貫こうとするリチャード・ゴドリー伯爵との契約結婚が決まった。
ヘレナは17歳。
底辺まで没落した子爵令嬢。
諸事情で見た目は十歳そこそこの体格、そして平凡な容姿。魔力量ちょっぴり。
しかし、生活能力と打たれ強さだけは誰にも負けない。
「ぼんやり顔だからって、性格までぼんやりしているわけじゃないの」
今回も強い少女の奮闘記、そして、そこそこモテ期(←(笑))を目指します。
*****************************************
** 元題『ぼんやり顔だからって、性格までぼんやりとしているとは限りません』
で長い間お届けし愛着もありますが、
2024/02/27より『糸遣いの少女ヘレナは幸いを手繰る』へ変更いたします。 **
*****************************************
※ ゆるゆるなファンタジーです。
ゆるファンゆえに、鋭いつっこみはどうかご容赦を。
※ 設定がハードなので(主に【閑話】)、R15設定としました。
なろう他各サイトにも掲載中。
『登場人物紹介』を他サイトに開設しました。↓
http://rosadasrosas.web.fc2.com/bonyari/character.html
妹が真の聖女だったので、偽りの聖女である私は追放されました。でも、聖女の役目はものすごく退屈だったので、最高に嬉しいです【完結】
小平ニコ
ファンタジー
「お姉様、よくも私から夢を奪ってくれたわね。絶対に許さない」
私の妹――シャノーラはそう言うと、計略を巡らし、私から聖女の座を奪った。……でも、私は最高に良い気分だった。だって私、もともと聖女なんかになりたくなかったから。
退職金を貰い、大喜びで国を出た私は、『真の聖女』として国を守る立場になったシャノーラのことを思った。……あの子、聖女になって、一日の休みもなく国を守るのがどれだけ大変なことか、ちゃんと分かってるのかしら?
案の定、シャノーラはよく理解していなかった。
聖女として役目を果たしていくのが、とてつもなく困難な道であることを……
物語の途中で殺される悪役貴族に転生したけど、善行に走ったら裏切り者として処刑されそう
maricaみかん
ファンタジー
ある日、悪役貴族であるレックスに転生した主人公。彼は、原作ではいずれ殺されるキャラクターだった。死の未来を避けるために善行を計画するも、レックスの家族は裏切り者を殺す集団。つまり、正義側に味方することは難しい。そんな板挟みの中で、レックスはもがき続ける。
この作品はカクヨム、小説家になろう、ハーメルン、ノベルアップ+でも投稿しています。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる