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第2章 正義のヒーロー!ベテラン盾騎士の約束
1. ランクCの冒険者
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1. ランクCの冒険者
あれから1ヶ月が経った。ギルド『フェアリーテイル』にとって初めての依頼を終えてから、毎日のチラシ配りなどの努力の成果も出始め、少ないながらも冒険者がやってくるようになった。
ジェシカさんの提案で始めた、リリスさんのマッピングの地図も好評で依頼と同時にその地図を購入する冒険者も増えている。
オレはクエストボードに書いてあるリリスさんの『おすすめワンポイント』を見ながら少し笑みを浮かべていた。初めはギルド経営なんて不安だらけだったけど、少しずつ軌道に乗ってきたみたいだ。
「おはようマスター。何してるの?早く依頼書をクエストボードに貼って」
「ああ。ジェシカさん。ゴメンゴメン」
「もう。しっかりしてよ」
「ハハッ。悪い」
ジェシカさんは相変わらずキツいなぁ。まぁそれが彼女の優しさでもあるんだけどな。さて、今日も張り切って頑張るか!そんなことを考えていると、1人の大柄な体格の冒険者がやってくる。
「クエストボードは……」
するとクエストボードの依頼書をじっくり見始めるが、しばらくするとギルドの休憩スペースに移動し椅子に座る。なんだろう?やりたい依頼がなかったのかな?
「エミルくん」
「あっリリスさん」
「あの人の冒険証を見てください。ランクCの冒険者ですよ。初めてですね初級冒険者以外の人が来るのは」
ランクC。確かに経験豊富な感じはするよな。どことなく強そうだし……冒険者のランクはFから始まりSまで存在する。最初はみんなFからのスタートだが、依頼をこなしていくうちに実力が認められれば上のランクに昇格できる。ちなみにリリスさんはもちろんSランクの冒険者だ。
「そうですね。何か気になる依頼でもあったんですかね?」
「どうでしょう。とりあえず私が対応してみます」
「分かりました。任せます」
リリスさんは早速、その男の元へ行き声をかける。
「こんにちは。ようこそ冒険者ギルド『フェアリーテイル』へ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「ん?あんたは……受付嬢か。いや大丈夫だ。すまなかった。」
その男はリリスさんにそう言うとギルドを後にする。一体何をしに来たんだろう?やっぱり依頼を探しにきたわけじゃないのか。
その時はそう思ったのだが、その男は次の日もその次の日もギルドにやってきた。そして毎回、リリスさんが声をかけるが、依頼の話をすることもなくギルドを去っていく。気になるな……あまりいい気分じゃないが少し調べる必要があるかもしれないな。
そして閉店後のギルド『フェアリーテイル』。オレはリリスさんに毎日来るあの冒険者のことを相談してみることにする。
「あのリリスさん。今日も来た冒険者の男性のことなんですけど?」
「え?ああ。エドガーさんですか?」
「なんで名前知ってるんですか!?」
「そんなの基本的なことはレンジャーや盗賊のスキルでステータスを覗いたからに決まってるじゃないですか。あと細かいものはアークビショップの魔法スキルで調べましたよ?」
えぇ……それ犯罪じゃ……そんなことを思っているとリリスさんは続けて話す。
「私に隠し事は無駄です。すべてお見通しですからね。エミルくんも気をつけてくださいね?仕事中に女の子の身体とか見てると私にはその声は筒抜けですからね?それに私はギルド受付嬢です。その程度のことは出来なくてどうします!」
……いや、胸を張って言うことではないと思いますよリリスさん?というより誰も出来なそうですけどね……あとオレは仕事中に女の子の身体とか見てませんから
「彼はエドガーさん。ギルド冒険者歴は約20年。ジョブは盾騎士ですね。基本的な仕事はパーティーのタンク役です。まぁ私ならシールドバッシュとかで相手を破壊するくらいの攻撃もワケありませんけどね?」
リリスさんは満面の笑みで答える。いやいや怖いから!破壊するって武器とか防具だよね!?まさか人間の身体じゃないよね!?
「当初から盾騎士をやっているみたいですね。盾騎士のスキルくらいしか持ってないようなので」
「そうなんですか。それにしても20年も冒険者をやってランクCってのはどうなんですか?オレはよく分からないですけど……」
オレがそういうとリリスさんとカウンターを片付けていたジェシカさんに言われる。
「あのですねエミルくん?君はマスターなんだから少しくらい冒険者のことに興味を持ってくださいよ。一体何に頭使ってるんですかね。不思議です」
「うっ……」
「マスター。普通は途中でジョブを変えて色々なスキルを鍛えたりするものよ。盾騎士は守りのスキルしかないから。攻撃職に転職するのが一般的。それとランクが上がらないのは盾騎士だから。基本的に攻撃職のほうが討伐報酬も多いし、盾騎士が魔物を倒すことは少ないしね」
そういうものなのか。冒険者についてまだまだ知らないことが多すぎるな。勉強しないと……。でもなぜ一度もジョブを変えないのだろうか?オレはその冒険者のことが気になってしまうのだった。
あれから1ヶ月が経った。ギルド『フェアリーテイル』にとって初めての依頼を終えてから、毎日のチラシ配りなどの努力の成果も出始め、少ないながらも冒険者がやってくるようになった。
ジェシカさんの提案で始めた、リリスさんのマッピングの地図も好評で依頼と同時にその地図を購入する冒険者も増えている。
オレはクエストボードに書いてあるリリスさんの『おすすめワンポイント』を見ながら少し笑みを浮かべていた。初めはギルド経営なんて不安だらけだったけど、少しずつ軌道に乗ってきたみたいだ。
「おはようマスター。何してるの?早く依頼書をクエストボードに貼って」
「ああ。ジェシカさん。ゴメンゴメン」
「もう。しっかりしてよ」
「ハハッ。悪い」
ジェシカさんは相変わらずキツいなぁ。まぁそれが彼女の優しさでもあるんだけどな。さて、今日も張り切って頑張るか!そんなことを考えていると、1人の大柄な体格の冒険者がやってくる。
「クエストボードは……」
するとクエストボードの依頼書をじっくり見始めるが、しばらくするとギルドの休憩スペースに移動し椅子に座る。なんだろう?やりたい依頼がなかったのかな?
「エミルくん」
「あっリリスさん」
「あの人の冒険証を見てください。ランクCの冒険者ですよ。初めてですね初級冒険者以外の人が来るのは」
ランクC。確かに経験豊富な感じはするよな。どことなく強そうだし……冒険者のランクはFから始まりSまで存在する。最初はみんなFからのスタートだが、依頼をこなしていくうちに実力が認められれば上のランクに昇格できる。ちなみにリリスさんはもちろんSランクの冒険者だ。
「そうですね。何か気になる依頼でもあったんですかね?」
「どうでしょう。とりあえず私が対応してみます」
「分かりました。任せます」
リリスさんは早速、その男の元へ行き声をかける。
「こんにちは。ようこそ冒険者ギルド『フェアリーテイル』へ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「ん?あんたは……受付嬢か。いや大丈夫だ。すまなかった。」
その男はリリスさんにそう言うとギルドを後にする。一体何をしに来たんだろう?やっぱり依頼を探しにきたわけじゃないのか。
その時はそう思ったのだが、その男は次の日もその次の日もギルドにやってきた。そして毎回、リリスさんが声をかけるが、依頼の話をすることもなくギルドを去っていく。気になるな……あまりいい気分じゃないが少し調べる必要があるかもしれないな。
そして閉店後のギルド『フェアリーテイル』。オレはリリスさんに毎日来るあの冒険者のことを相談してみることにする。
「あのリリスさん。今日も来た冒険者の男性のことなんですけど?」
「え?ああ。エドガーさんですか?」
「なんで名前知ってるんですか!?」
「そんなの基本的なことはレンジャーや盗賊のスキルでステータスを覗いたからに決まってるじゃないですか。あと細かいものはアークビショップの魔法スキルで調べましたよ?」
えぇ……それ犯罪じゃ……そんなことを思っているとリリスさんは続けて話す。
「私に隠し事は無駄です。すべてお見通しですからね。エミルくんも気をつけてくださいね?仕事中に女の子の身体とか見てると私にはその声は筒抜けですからね?それに私はギルド受付嬢です。その程度のことは出来なくてどうします!」
……いや、胸を張って言うことではないと思いますよリリスさん?というより誰も出来なそうですけどね……あとオレは仕事中に女の子の身体とか見てませんから
「彼はエドガーさん。ギルド冒険者歴は約20年。ジョブは盾騎士ですね。基本的な仕事はパーティーのタンク役です。まぁ私ならシールドバッシュとかで相手を破壊するくらいの攻撃もワケありませんけどね?」
リリスさんは満面の笑みで答える。いやいや怖いから!破壊するって武器とか防具だよね!?まさか人間の身体じゃないよね!?
「当初から盾騎士をやっているみたいですね。盾騎士のスキルくらいしか持ってないようなので」
「そうなんですか。それにしても20年も冒険者をやってランクCってのはどうなんですか?オレはよく分からないですけど……」
オレがそういうとリリスさんとカウンターを片付けていたジェシカさんに言われる。
「あのですねエミルくん?君はマスターなんだから少しくらい冒険者のことに興味を持ってくださいよ。一体何に頭使ってるんですかね。不思議です」
「うっ……」
「マスター。普通は途中でジョブを変えて色々なスキルを鍛えたりするものよ。盾騎士は守りのスキルしかないから。攻撃職に転職するのが一般的。それとランクが上がらないのは盾騎士だから。基本的に攻撃職のほうが討伐報酬も多いし、盾騎士が魔物を倒すことは少ないしね」
そういうものなのか。冒険者についてまだまだ知らないことが多すぎるな。勉強しないと……。でもなぜ一度もジョブを変えないのだろうか?オレはその冒険者のことが気になってしまうのだった。
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