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68. 終わらない夏
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68. 終わらない夏
夏休みも残すところあと3日。今年の夏は色々あったが個人的には楽しめたと思う。そんなことを考えていると半泣きの白石が話しかけてくる。
「ねぇ先輩~助けてください~」
「なんだよ?」
そう言って白石は机の上に大量の夏休みの宿題をだした。
「おい。なんでそんなにあるんだ?オレと一緒にやってたよな?」
「いや、それがですね。私って先輩と一緒にいると楽しくなっちゃって、あまり宿題やってなかったんですよね……」
「えぇ……お前が夏休みの宿題一緒やりましょうよって言ってきたから一緒にいる時に付き合ってやったのによ……」
「すいません!今度からはちゃんとします!だから助けてくださいよ~」
「もういいよ……オレも少しだけ手伝うからさっさと終わらせようぜ」
「やった!やっぱり先輩は優しい!」
オレたちは一緒に夏休みの宿題を始めた。しかし、一時間ほど経ってから白石が口を開いた。
「ねぇ先輩?よく『友達以上恋人未満』ってあるじゃないですか?あれって、今の私たちの関係に似てませんか?」
「うるせぇ。いいから夏休みの宿題をやれ。だからお前終わらないんだからな?」
「でも、この前読んだ本では友達以上の関係になるにはキスをしなくちゃいけないらしいですよ?」
「知らねぇよ!つーか、お前早く終わらせないとマジで帰らせるぞ!?」
「あぁん!ごめんなさい~!」
「ったく……こんなんで本当に終わるんだろうな……?」
それから1時間後―――
「よし。オレは終わったぞ。白石は?」
「まだ終わってないです!半分くらいです!」
「はぁ!?お前何やってたんだよ!!本当に終わらせる気あんのか!?」
「だって~先輩のほうが少ない量じゃないですかぁ……」
「誰の宿題やってると思ってんだよ?」
「先輩と私は一心同体……いや一蓮托生じゃないですか!手伝ってくださいよぉ~」
くそっ……変な四字熟語をまた使いやがって面倒なやつだな。まぁ、仕方ないか……オレは引き続き白石の宿題を手伝うことにした。
それから数時間後――
「終わった!」
「やっと終わりましたね!お疲れ様です!」
「お前が言うなよ……」
「いやいや、先輩のおかげですよ!ありがとうございます!お礼は私の身体とかでいいですか?」
「いらねぇよ!それならもう2度と迷惑かけるなよ!次はやらねぇからな!」
こうして、無事に夏休みの宿題が終わるのだった。
夏休みも残すところあと3日。今年の夏は色々あったが個人的には楽しめたと思う。そんなことを考えていると半泣きの白石が話しかけてくる。
「ねぇ先輩~助けてください~」
「なんだよ?」
そう言って白石は机の上に大量の夏休みの宿題をだした。
「おい。なんでそんなにあるんだ?オレと一緒にやってたよな?」
「いや、それがですね。私って先輩と一緒にいると楽しくなっちゃって、あまり宿題やってなかったんですよね……」
「えぇ……お前が夏休みの宿題一緒やりましょうよって言ってきたから一緒にいる時に付き合ってやったのによ……」
「すいません!今度からはちゃんとします!だから助けてくださいよ~」
「もういいよ……オレも少しだけ手伝うからさっさと終わらせようぜ」
「やった!やっぱり先輩は優しい!」
オレたちは一緒に夏休みの宿題を始めた。しかし、一時間ほど経ってから白石が口を開いた。
「ねぇ先輩?よく『友達以上恋人未満』ってあるじゃないですか?あれって、今の私たちの関係に似てませんか?」
「うるせぇ。いいから夏休みの宿題をやれ。だからお前終わらないんだからな?」
「でも、この前読んだ本では友達以上の関係になるにはキスをしなくちゃいけないらしいですよ?」
「知らねぇよ!つーか、お前早く終わらせないとマジで帰らせるぞ!?」
「あぁん!ごめんなさい~!」
「ったく……こんなんで本当に終わるんだろうな……?」
それから1時間後―――
「よし。オレは終わったぞ。白石は?」
「まだ終わってないです!半分くらいです!」
「はぁ!?お前何やってたんだよ!!本当に終わらせる気あんのか!?」
「だって~先輩のほうが少ない量じゃないですかぁ……」
「誰の宿題やってると思ってんだよ?」
「先輩と私は一心同体……いや一蓮托生じゃないですか!手伝ってくださいよぉ~」
くそっ……変な四字熟語をまた使いやがって面倒なやつだな。まぁ、仕方ないか……オレは引き続き白石の宿題を手伝うことにした。
それから数時間後――
「終わった!」
「やっと終わりましたね!お疲れ様です!」
「お前が言うなよ……」
「いやいや、先輩のおかげですよ!ありがとうございます!お礼は私の身体とかでいいですか?」
「いらねぇよ!それならもう2度と迷惑かけるなよ!次はやらねぇからな!」
こうして、無事に夏休みの宿題が終わるのだった。
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