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第1章第3話 聖騎士登場
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そのときだった。
ドアが、開いた。勢いよく。
「姫! 今、お救いいたします。よくも、魔王アーサーめ」
部室のドアを見た。
イケメンがいた。
「クッ、クッ、クッ。聖騎士ランスロットよ。よくぞここまで、たどりつけたな」
部長が、演技を始めた。アドリブで。
とはいえ、このアドリブには、慣れているようだ。
ランスロット先輩が、叫んだ。剣を振り上げるふりをしながら。その両手には、何も持っていなかったが。
「聖剣エクスカリバーよ、魔王に正義の鉄槌を!」
見えない剣を、振り下ろした。
絶叫した。演劇部長が。剣で斬られたふりをして。
ええっ。このあと、どんな展開になるの?
ドアが、開いた。勢いよく。
「姫! 今、お救いいたします。よくも、魔王アーサーめ」
部室のドアを見た。
イケメンがいた。
「クッ、クッ、クッ。聖騎士ランスロットよ。よくぞここまで、たどりつけたな」
部長が、演技を始めた。アドリブで。
とはいえ、このアドリブには、慣れているようだ。
ランスロット先輩が、叫んだ。剣を振り上げるふりをしながら。その両手には、何も持っていなかったが。
「聖剣エクスカリバーよ、魔王に正義の鉄槌を!」
見えない剣を、振り下ろした。
絶叫した。演劇部長が。剣で斬られたふりをして。
ええっ。このあと、どんな展開になるの?
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