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本編
-217- ピアノと歌
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アレックスを見送ってすぐに、セオが顔を出してセバスと交代した。
セオがセバスに何か告げて、セバスがそれに頷く。
……なんか、ちょっと深刻そうな顔をしてるけれど大丈夫かな?
「レン」
「あ、ごめんなさい。後一時間半あるけれどどうしようか?」
お父さまに呼ばれて、そちらへと顔を移す。
こういう時って、うちの心配事をお客さまに持ち出すのは良くないよね。
もっと堂々として、居心地良い時間を過ごしてもらえるよう努めなくちゃ。
たとえ、お父さまと渚君が相手だとしても。
「や、謝ることはないぞ。
気になるような態度をするあいつらも良くない。
まあ、必要なら話してくれるだろう、気にするな」
「うん」
傍まで来たセオがすまなそうに頭を下げるから気にしないで良いと手を振って答える。
「それより……」
お父さまがとなりにいる渚君をちらりと見やる。
駄目な子みたいな表情だ。
渚君はもじもじと落ち着かない感じだけれど、トイレかな?
「渚、トイレなら出て右奥だ。連れてくぞ」
「ち、違うよ!蓮君のピアノと歌が聞きたいなって思っただけで!」
「それは言わないと伝わらないだろう。てっきりトイレかと思ったぞ」
うん、僕もトイレかなって思っちゃったから軽く噴き出しちゃう。
ここは、お父さまに同意する。
でも、僕のピアノと歌が聞きたいならそれに応えたい。
元々、アレックスが戻ってくるまで慣らしでピアノを弾こうかなって思っていたくらいだ。
「いいよ。なら、向こうの部屋に移動しようか」
「本当!?わあ、どうしよう、ルカ!すっごく嬉しい!!」
「良かったな。渚があそこまで言うから俺も聞いてみたいとは思うな」
あそこまでって……まあ、でもさっきのアレックスへも僕を褒めちぎっていたくらいだ。
うーん、でもお父さまの言葉にちょっとだけプレッシャーを感じちゃう……け、ど……。
そういう感じでもない……のかな?
言い方があれだけど、顔は普通に興味あるような顔をしてる。
「そういう言い方しないでよ、ルカ」
「なにが」
「すっごく偉そうな言い方!」
「俺は偉いから問題ないだろ?聞いてみたいと思うのは本当だ」
「もー……蓮君、ルカの言葉が変でごめんね?
悪気があるわけじゃないんだけれど、いっつもこんな感じなの」
とても困った顔で渚君が告げてくる。
ああ、やっぱり。
なんとなくわかってきたかも。
アレックスは言葉が足りないことや選びがあまり良くないことがある。
それを、アレックスは自覚してるみたいだからセバスに咎められたり、僕が真意を聞くと謝ってくれる。
それって、半分くらいお父さまのせいだったりするのかな?
小さい時からお師匠さまで、傍にいたら多少引きずられてもしかたない。
思ったことをそのまま口にするのは良いことだけれど、相手によっては悪いこともある。
お父様は、自覚もない人なんだろうな。
悪気も他意もないっていうのはわかったから、いいや。
「うん、なんとなくわかってきたから大丈夫」
「ならよかったー」
渚君があからさまにほっとした表情を見せる。
僕が立ち上がり、お父様も立ち上がって渚君を促す。
セオの先導に足を進める。
その間も渚君は、お父さまの話を僕にしてくれた。
「ルカは優しいけれど、こんなだからなかなかそれが伝わらないんだよね。
僕も最初は面倒だと思われてるって思ったもん。すっごい損してるよ?」
「俺は損したと思ったことなど一度もない」
「もー」
「しかし、こんなだからとはなんだ?随分ないいかたじゃないか」
「こんなだからは、こんなだからだよー……ね?言っても全然伝わらないんだよ?」
「でも優しい人だってわかったから大丈夫だよ」
「本当?」
「うん、渚君にも、アレックスにも、凄く優しい視線を向けられていたから。勿論僕にもね」
「そうだろ?」
「もー、なんでルカはそこでドヤれるの?全然褒められてないのにさー!」
「渚は喜んだり怒ったり泣いたり忙しそうだな」
「ルカのせいだよ!」
「ははははっ」
お父さまは、とても楽しそうに笑う。
実際、楽しいんだろうなあ。
多分だけれど、こうやって色々と世話を言ってくれる子が今までいなかったんじゃないかな?
立場的にというのもある、公爵様だ。
けれど、なによりお父さまの言い方が誤解を生むから、すぐに折れたり諦めたりする人が多いんじゃないだろうか。
渚君も色々言ってるけれど、とても楽しそうだ。
渚君が、舞台の曲をメドレーでリクエストしてくれたので、それを弾き語りで歌う。
まずは1番人気の挿入歌、戦闘前の曲だ。いかにもなファンタジーの壮大さに加えて勢いがあって、サビが特徴的な耳に残るこの曲は、僕も1番好きな曲だ。
続いて、僕のソロ曲。僕の役は、聖女を思っていながらも、思いを告げも出さずもしない役だ。
物事を公平に客観的に捉えようとするけれど、勇者と接するとその真っ直ぐな気持ちが、心の葛藤へと繋がり揺れ動く。
この曲のシーンは、舞台上で高評価だった。
せっかくだから、渚君に向けて歌う。あまりにも喜んでくれるから、調子に乗って台詞までつけちゃう。
「ふあぁぁっ!」
渚君からの『ふあぁぁ』をいただきました。
セオがセバスに何か告げて、セバスがそれに頷く。
……なんか、ちょっと深刻そうな顔をしてるけれど大丈夫かな?
「レン」
「あ、ごめんなさい。後一時間半あるけれどどうしようか?」
お父さまに呼ばれて、そちらへと顔を移す。
こういう時って、うちの心配事をお客さまに持ち出すのは良くないよね。
もっと堂々として、居心地良い時間を過ごしてもらえるよう努めなくちゃ。
たとえ、お父さまと渚君が相手だとしても。
「や、謝ることはないぞ。
気になるような態度をするあいつらも良くない。
まあ、必要なら話してくれるだろう、気にするな」
「うん」
傍まで来たセオがすまなそうに頭を下げるから気にしないで良いと手を振って答える。
「それより……」
お父さまがとなりにいる渚君をちらりと見やる。
駄目な子みたいな表情だ。
渚君はもじもじと落ち着かない感じだけれど、トイレかな?
「渚、トイレなら出て右奥だ。連れてくぞ」
「ち、違うよ!蓮君のピアノと歌が聞きたいなって思っただけで!」
「それは言わないと伝わらないだろう。てっきりトイレかと思ったぞ」
うん、僕もトイレかなって思っちゃったから軽く噴き出しちゃう。
ここは、お父さまに同意する。
でも、僕のピアノと歌が聞きたいならそれに応えたい。
元々、アレックスが戻ってくるまで慣らしでピアノを弾こうかなって思っていたくらいだ。
「いいよ。なら、向こうの部屋に移動しようか」
「本当!?わあ、どうしよう、ルカ!すっごく嬉しい!!」
「良かったな。渚があそこまで言うから俺も聞いてみたいとは思うな」
あそこまでって……まあ、でもさっきのアレックスへも僕を褒めちぎっていたくらいだ。
うーん、でもお父さまの言葉にちょっとだけプレッシャーを感じちゃう……け、ど……。
そういう感じでもない……のかな?
言い方があれだけど、顔は普通に興味あるような顔をしてる。
「そういう言い方しないでよ、ルカ」
「なにが」
「すっごく偉そうな言い方!」
「俺は偉いから問題ないだろ?聞いてみたいと思うのは本当だ」
「もー……蓮君、ルカの言葉が変でごめんね?
悪気があるわけじゃないんだけれど、いっつもこんな感じなの」
とても困った顔で渚君が告げてくる。
ああ、やっぱり。
なんとなくわかってきたかも。
アレックスは言葉が足りないことや選びがあまり良くないことがある。
それを、アレックスは自覚してるみたいだからセバスに咎められたり、僕が真意を聞くと謝ってくれる。
それって、半分くらいお父さまのせいだったりするのかな?
小さい時からお師匠さまで、傍にいたら多少引きずられてもしかたない。
思ったことをそのまま口にするのは良いことだけれど、相手によっては悪いこともある。
お父様は、自覚もない人なんだろうな。
悪気も他意もないっていうのはわかったから、いいや。
「うん、なんとなくわかってきたから大丈夫」
「ならよかったー」
渚君があからさまにほっとした表情を見せる。
僕が立ち上がり、お父様も立ち上がって渚君を促す。
セオの先導に足を進める。
その間も渚君は、お父さまの話を僕にしてくれた。
「ルカは優しいけれど、こんなだからなかなかそれが伝わらないんだよね。
僕も最初は面倒だと思われてるって思ったもん。すっごい損してるよ?」
「俺は損したと思ったことなど一度もない」
「もー」
「しかし、こんなだからとはなんだ?随分ないいかたじゃないか」
「こんなだからは、こんなだからだよー……ね?言っても全然伝わらないんだよ?」
「でも優しい人だってわかったから大丈夫だよ」
「本当?」
「うん、渚君にも、アレックスにも、凄く優しい視線を向けられていたから。勿論僕にもね」
「そうだろ?」
「もー、なんでルカはそこでドヤれるの?全然褒められてないのにさー!」
「渚は喜んだり怒ったり泣いたり忙しそうだな」
「ルカのせいだよ!」
「ははははっ」
お父さまは、とても楽しそうに笑う。
実際、楽しいんだろうなあ。
多分だけれど、こうやって色々と世話を言ってくれる子が今までいなかったんじゃないかな?
立場的にというのもある、公爵様だ。
けれど、なによりお父さまの言い方が誤解を生むから、すぐに折れたり諦めたりする人が多いんじゃないだろうか。
渚君も色々言ってるけれど、とても楽しそうだ。
渚君が、舞台の曲をメドレーでリクエストしてくれたので、それを弾き語りで歌う。
まずは1番人気の挿入歌、戦闘前の曲だ。いかにもなファンタジーの壮大さに加えて勢いがあって、サビが特徴的な耳に残るこの曲は、僕も1番好きな曲だ。
続いて、僕のソロ曲。僕の役は、聖女を思っていながらも、思いを告げも出さずもしない役だ。
物事を公平に客観的に捉えようとするけれど、勇者と接するとその真っ直ぐな気持ちが、心の葛藤へと繋がり揺れ動く。
この曲のシーンは、舞台上で高評価だった。
せっかくだから、渚君に向けて歌う。あまりにも喜んでくれるから、調子に乗って台詞までつけちゃう。
「ふあぁぁっ!」
渚君からの『ふあぁぁ』をいただきました。
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