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八話 本当の仲間は誰?
●引き返せない体にした張本人なのに
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「……ンっ……ぁぁ……」
体が二人に支配されていく。
俺の体がこの世界に来ているということは、もう連日淫らな行為を身も心も味わっているということ。濃密な快楽に逆らえない。
ましてや現実でまで男を知ってしまった。このままどこまで堕ちてしまうのだろうかと思うと、辛うじて残っている理性が俺の目を潤ませてくる。だが、
「待たせたな誠人。ほら、望み通りに挿れてやるから……見ていろよ」
華候焔の猛々しいものが俺の孔へ捻じ込まれ、ジワジワと拡げられていく。
頭は才明の手に押さえられ、華候焔を呑み込んでいく様をしっかり見せつけられてしまう。
一気に貫かず、いつになく遅い動きで抽挿を繰り返し、徐々に華候焔は俺の深い所へと近づいていく。
「ぁ……ぁ、ぁあ……っ……ふ、ぅ……ン……」
中で動かれる度に全身に激しい疼きが走り抜けていく。しかし大きく弾けるまでには達しない。
身悶えて頭を振りたい衝動に駆られるが、才明の手に防がれ、溜まりゆくもどかしさと快楽を散らすことさえ許してくれない。
ふと才明が俺の肩へ顎を乗せて、華候焔のものを与えられていく様を覗き込んでくる。
「こんなに男を受け入れることに慣れてしまわれて……もう普通の生活には戻れないでしょうね。体が疼いて私たちを求める……快楽からは、絶対に逃れられない」
小さく笑いながら才明が俺の首筋を甘く吸う。現実でその正体を晒したというのに、俺をさらに堕とそうとするような言動に頭が混乱する。
才明は――仲林アナは、俺をどうしたいんだ?
意識がこの行為から離れて、困惑の森へと逃げ込もうとする。
だが華候焔は俺の意識を逃がしはしなかった。
大きく腰を突き出し、華候焔の昂りが俺の最奥を貫く。
体がずっと待ち望んでいた刺激を与えられ、俺のすべてが奪われる。
「あぁぁぁ……ッッ! ……ぐ……ぅ、ぁぁ……っ……」
中が激しく脈打つ。自ら嬉々として華候焔を締め付け、褒美の快楽を与えていく。
ただ俺から貰うだけでは足らぬと言いたげに、華候焔は絶頂の最中の俺を容赦なく穿つ。
「ほら、もっと寄こすんだ誠人……っ。俺が誠人のために動けるための、褒美を……」
ついさっき才明が教えてくれた。
特殊な行動をするためには褒美が必要――これまで華候焔が俺を抱きたがってきたのは、それだけ特別なことするためだったのだろうか。俺がここで勝ち続けるために。
こんな時なのに華候焔の心が見えたようで、体とともに頭や胸の中も踊り出す。
俺を引き返せない体にした張本人なのに、ここまでしてくれる華候焔が嬉しいだなんて。
体が二人に支配されていく。
俺の体がこの世界に来ているということは、もう連日淫らな行為を身も心も味わっているということ。濃密な快楽に逆らえない。
ましてや現実でまで男を知ってしまった。このままどこまで堕ちてしまうのだろうかと思うと、辛うじて残っている理性が俺の目を潤ませてくる。だが、
「待たせたな誠人。ほら、望み通りに挿れてやるから……見ていろよ」
華候焔の猛々しいものが俺の孔へ捻じ込まれ、ジワジワと拡げられていく。
頭は才明の手に押さえられ、華候焔を呑み込んでいく様をしっかり見せつけられてしまう。
一気に貫かず、いつになく遅い動きで抽挿を繰り返し、徐々に華候焔は俺の深い所へと近づいていく。
「ぁ……ぁ、ぁあ……っ……ふ、ぅ……ン……」
中で動かれる度に全身に激しい疼きが走り抜けていく。しかし大きく弾けるまでには達しない。
身悶えて頭を振りたい衝動に駆られるが、才明の手に防がれ、溜まりゆくもどかしさと快楽を散らすことさえ許してくれない。
ふと才明が俺の肩へ顎を乗せて、華候焔のものを与えられていく様を覗き込んでくる。
「こんなに男を受け入れることに慣れてしまわれて……もう普通の生活には戻れないでしょうね。体が疼いて私たちを求める……快楽からは、絶対に逃れられない」
小さく笑いながら才明が俺の首筋を甘く吸う。現実でその正体を晒したというのに、俺をさらに堕とそうとするような言動に頭が混乱する。
才明は――仲林アナは、俺をどうしたいんだ?
意識がこの行為から離れて、困惑の森へと逃げ込もうとする。
だが華候焔は俺の意識を逃がしはしなかった。
大きく腰を突き出し、華候焔の昂りが俺の最奥を貫く。
体がずっと待ち望んでいた刺激を与えられ、俺のすべてが奪われる。
「あぁぁぁ……ッッ! ……ぐ……ぅ、ぁぁ……っ……」
中が激しく脈打つ。自ら嬉々として華候焔を締め付け、褒美の快楽を与えていく。
ただ俺から貰うだけでは足らぬと言いたげに、華候焔は絶頂の最中の俺を容赦なく穿つ。
「ほら、もっと寄こすんだ誠人……っ。俺が誠人のために動けるための、褒美を……」
ついさっき才明が教えてくれた。
特殊な行動をするためには褒美が必要――これまで華候焔が俺を抱きたがってきたのは、それだけ特別なことするためだったのだろうか。俺がここで勝ち続けるために。
こんな時なのに華候焔の心が見えたようで、体とともに頭や胸の中も踊り出す。
俺を引き返せない体にした張本人なのに、ここまでしてくれる華候焔が嬉しいだなんて。
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