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第十六話 人見知りでコミュ障で
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「ち、ちょっと! ど、どこでサボってたのよ、《咎人》!?」
案の定、エリナはかんかんだった。
俺が近寄る間も惜しんで小走りで駆けてきたほどだ。
「はぁ……人が用事で目をはなすとすぐこれなんだから……。自分の立場を考えなさいよ?」
「あのなぁ……」
俺は別に、お前の召し使いになった覚えはないんだが。
それに、ずっとオフィスの中にいたのは事実だ。
「俺はここに勤めているワケじゃないんだし、サボりにはならんだろうが……。それにだ。さすがにそれは、被告人をひとりで好き勝手させた方が悪いっていうか……って! んぐっ!」
「う・っ・さ・い・!」
んぐっ――どうしてこいつは、こうもポンポンと他人様の尻を蹴りたがるのか――んぐっ!
「どうしてもあたしが行かなきゃいけなかったんだから! 仕方ないでしょ!? もうっ!」
「おやおやー。朝っぱらから痴話ゲンカッスかー?」
「セ、センパイ! そそそそんなことないですってば!」
温和な顔立ちのカネラさんがひょこりと俺とエリナの間に顔を出すと、エリナは慌てて顔の前で手をぶんぶんと振り――んぐっ――しっかりきっちり俺の尻に最後の蹴りを一発決めてから真っ赤になってもじもじとうつむいている。
ははーん、なるほど……。
「っていうか、エリナ、さてはお前……俺がいなかったせいで、オフィス内に居場所がなくて弱ってたんだな? みんなセンパイばっかで、気をつかうもんなー。うんうん、わかるぜー」
「こ、こんのっ……《咎人》……っ」
「ほへ? それ……ホントッスか、エリナっち?」
「い、いえいえいえいえいえ! ちちち違います違います!」
あはー、と明るくふるまってみせるエリナだったが、顔は熟れたトマトのように真っ赤だ。
それから、顔を伏せると、きっ! と殺意のこもった目つきで俺を睨みつけてきた。それ、いろいろと問題にならんのか、殺意マシマシの弁護人だなんて。
(あとで……覚えておきなさいよ? 《咎人》!)
(まずは自分の心配したらどうなんだ? ほれ?)
ん? とわかりやすくハテナ顔をすると、エリナはおそるおそる顔をあげる。するとそこには、今まさにオフィス内に響き渡るほどの大きなよく通る声でなにごとか叫ぼうとしているカネラさんの姿があったのだ。
――すうっ。
「ちーッス! おはよーございます、カネラッス! ちょっと聞いて欲しいことがあるッス!」
エリナは慌ててカネラさんの腰にしがみつき、嫌な予感しかしない発言を止めようとしたが、もっふもふの下半身から生え出ているしっぽに、ぺちり、とはたかれてしまい失敗に終わった。
「あたしとエリナっちの歓迎会、やって欲しいッス! まだ自分慣れてなくって、うまく先輩方と話せなかったりするッスので……。ついでに、エリナの応援会もぜひよろしくっス!」
「あーら、いーじゃない、それ」
さっそく喰いついてきたのは、少し眠たげな様子のイェゴール所長だ。
今日の出で立ちは、動きに合わせてさざなみのように光沢がうねりを見せる爽やかなスカイブルーのパンツスーツ。ただし、今にも変形しそうなくらいに盛りに盛られたドレープまみれの肩パッドが異様である。
「昨日、内輪でそんなハナシが出てたの。ほら、次の『審問会』がはじまっちゃうと、しばらくみんな、そんなヒマなんてなくなっちゃうでしょ? だから、やるなら今じゃない? って」
「マジッスか!? 感謝ッス!」
「あとは……ええと……ほら――」
そう歯切れ悪くつぶやくと、イェゴール所長はなぜか俺の方を見た。
「勇者Aクンにとっては、ほら……最初で最後の豪勢な食事になるかもしれないじゃない?」
「あ、あははは……ッス」
じゃない? じゃねえだろ。
ちゃんと勝ちにいってくれよ、もう。
……ん?
と言うか――。
「「(俺も)(コイツも)ですか!?」」
げしっ――んぐっ!
「ホント……呆れるくらい息ぴったりだわね、あんたたちって……」
イェゴール所長は、ややげんなりした顔つきで、尻に豪快な蹴りを入れたエリナと、尻に盛大な被害をこうむった俺を交互に見て、やれやれ、と肩をすくめた。それからどちらにも言い聞かせるようにこう告げた。
「いーい? エリナちゃんは、彼――勇者Aクンのこと、ちっとも知らないでしょ? どこから来たのかだとか、なにをしてたのかとか、なにが好きなのか嫌いなのかとか。違う?」
「そ、それは……」
「ええ、わかってるわよ? エリナちゃんの考えていることくらい。どうせ知ったところで、数日後には死刑判決が出て、この世からいなくなってしまうんじゃないかって。図星でしょ?」
「――っ!」
はた目にもわかるほど、エリナは、びくり、とカラダを震わせてくちびるを噛みしめた。
「ええ、そう。それはとってもツラいことよ? あなたが優しい子だって知っているからこそ、あたしにはわかっちゃうの。……でもね? こうは考えられないかしら? せめて自分ひとりだけでも、彼のことを記憶に留めておかないと、って。すべてをゼロにしてしまわないように」
「……」
そうか――。
かたくなに、エリナが俺のことを、俺の言葉を聞かないようにしている理由が、その時なんとなくわかった。エリナは、傷つくのが嫌だったんだ。そして、俺が消えてしまうことが――。
すると、今度は俺の方に向き直って、イェゴール所長はこう告げる。
「勇者Aクン? この際だから、はっきりと言っておくわ。今回の『審問会』、ウチの魔法律事務所の勝ち目は限りなく低いの。それこそ無罪判決だなんて、夢のまた夢よ……。でもね?」
俺より頭ふたつ分は背の高いイェゴール所長は女らしい仕草で膝を折ると、目線を合わせて勇気づけるように肩に手を置いた――正直、かなりのチカラ強さに崩れ落ちそうだったが。
「――あたしたちは全力を尽くすわ。もちろん、あの忌々しい糞ったれ白耳長族の――あら失礼――エルヴァール=グッドフェローの鼻をあかしたい、そういう動機もなくはないけれどね。だからこそ知りたいのよ、あなたのことが。勝つために。そして……決して忘れないように」
「……はい」
ふっ、と照れたように微笑んだイェゴール所長は、本当にキレイに見えた。
まあ、性別的にはまぎれもなく男性なんだけど。
「あなた、ニガテなものはある? これは食べられない、とか?」
「ええと……正直、この世界に来てから、まともになにも食べてないので……」
「あらやだ!」
そういえば、バルトルさんの手料理――いや、エリナのか――は食べたっけ。
でも、本当にそのくらいで、あの横柄な王様の城にいたっては、ぬるい水と、冒険用のかび臭い携行食くらいしか出してくれなかったのだ。
「じゃあ、とびっきりのお店に連れて行くわね。まあ……そうね、なにごとも経験だから」
なんとなく含みのある言い方だけれど、まあ大丈夫だろう。妙に上機嫌になったイェゴール所長が事務所の奥にある自分の席へ歩み去ると、エリナはひと仕事終えたカネラさんのところに駆け寄って、ぺこり、と頭を下げた。
「あ、あの……す、すみません、センパイに変なことさせてしまって……」
「んーん? ぜんっぜん大丈夫ッスよー? っていうかッスね――」
やや不機嫌そうな顔をしてみせると、カネラさんはいきなりエリナのしょぼくれた顔を強引にはさんで持ち上げ、への字に垂れ下がっている口に指をかけて強引に笑みのカタチに変える。
「んひっ!?」
「エーリーナっちー? いーかげん、その『センパイ』っつーのやめてくれないッスかねー?」
「んひ! んひひ! んひっ!」
でも! それは! 痛いっ! と言っているらしい。エリナが半分涙目になったところでカネラさんは引っ張っていた指を外して、元に戻れ、とでもいうようにエリナの頬を持ち上げた。
「……むぎゅ」
「何回も言ってるッスよ? たった半月なんて、同期と同じッスって。フツーに『カネラ』って呼び捨てにして欲しいッス。気をつかってるつもりかもッスけど、距離を感じちゃうッス」
「しゅ、しゅみません……」
カネラさんの両手にはさまれ、おもしろブサカワ顔になっているエリナはようやくそのことに気づいたようだった。しょんぼりしつつも、同期と呼んでくれたことを喜んでいるらしい。
「で、でも……一気に変えるのは難しくって……ですね……。ま、まずは『カネラさん』呼びからはじめても……いいでしょうか?」
「まあ、仕方ないッスねー。一応、あたしの方が年上ッスし。それで勘弁してあげるッスよ」
「は――はい!」
まったく……ホント、不器用なヤツなんだな、エリナって。
「な……なににやにやしてるのよ《咎人》っ!?」
「べっつにぃー? って、んぐっ! 人の尻を照れ隠しにぽんぽん蹴るなよ、コミュ障!」
案の定、エリナはかんかんだった。
俺が近寄る間も惜しんで小走りで駆けてきたほどだ。
「はぁ……人が用事で目をはなすとすぐこれなんだから……。自分の立場を考えなさいよ?」
「あのなぁ……」
俺は別に、お前の召し使いになった覚えはないんだが。
それに、ずっとオフィスの中にいたのは事実だ。
「俺はここに勤めているワケじゃないんだし、サボりにはならんだろうが……。それにだ。さすがにそれは、被告人をひとりで好き勝手させた方が悪いっていうか……って! んぐっ!」
「う・っ・さ・い・!」
んぐっ――どうしてこいつは、こうもポンポンと他人様の尻を蹴りたがるのか――んぐっ!
「どうしてもあたしが行かなきゃいけなかったんだから! 仕方ないでしょ!? もうっ!」
「おやおやー。朝っぱらから痴話ゲンカッスかー?」
「セ、センパイ! そそそそんなことないですってば!」
温和な顔立ちのカネラさんがひょこりと俺とエリナの間に顔を出すと、エリナは慌てて顔の前で手をぶんぶんと振り――んぐっ――しっかりきっちり俺の尻に最後の蹴りを一発決めてから真っ赤になってもじもじとうつむいている。
ははーん、なるほど……。
「っていうか、エリナ、さてはお前……俺がいなかったせいで、オフィス内に居場所がなくて弱ってたんだな? みんなセンパイばっかで、気をつかうもんなー。うんうん、わかるぜー」
「こ、こんのっ……《咎人》……っ」
「ほへ? それ……ホントッスか、エリナっち?」
「い、いえいえいえいえいえ! ちちち違います違います!」
あはー、と明るくふるまってみせるエリナだったが、顔は熟れたトマトのように真っ赤だ。
それから、顔を伏せると、きっ! と殺意のこもった目つきで俺を睨みつけてきた。それ、いろいろと問題にならんのか、殺意マシマシの弁護人だなんて。
(あとで……覚えておきなさいよ? 《咎人》!)
(まずは自分の心配したらどうなんだ? ほれ?)
ん? とわかりやすくハテナ顔をすると、エリナはおそるおそる顔をあげる。するとそこには、今まさにオフィス内に響き渡るほどの大きなよく通る声でなにごとか叫ぼうとしているカネラさんの姿があったのだ。
――すうっ。
「ちーッス! おはよーございます、カネラッス! ちょっと聞いて欲しいことがあるッス!」
エリナは慌ててカネラさんの腰にしがみつき、嫌な予感しかしない発言を止めようとしたが、もっふもふの下半身から生え出ているしっぽに、ぺちり、とはたかれてしまい失敗に終わった。
「あたしとエリナっちの歓迎会、やって欲しいッス! まだ自分慣れてなくって、うまく先輩方と話せなかったりするッスので……。ついでに、エリナの応援会もぜひよろしくっス!」
「あーら、いーじゃない、それ」
さっそく喰いついてきたのは、少し眠たげな様子のイェゴール所長だ。
今日の出で立ちは、動きに合わせてさざなみのように光沢がうねりを見せる爽やかなスカイブルーのパンツスーツ。ただし、今にも変形しそうなくらいに盛りに盛られたドレープまみれの肩パッドが異様である。
「昨日、内輪でそんなハナシが出てたの。ほら、次の『審問会』がはじまっちゃうと、しばらくみんな、そんなヒマなんてなくなっちゃうでしょ? だから、やるなら今じゃない? って」
「マジッスか!? 感謝ッス!」
「あとは……ええと……ほら――」
そう歯切れ悪くつぶやくと、イェゴール所長はなぜか俺の方を見た。
「勇者Aクンにとっては、ほら……最初で最後の豪勢な食事になるかもしれないじゃない?」
「あ、あははは……ッス」
じゃない? じゃねえだろ。
ちゃんと勝ちにいってくれよ、もう。
……ん?
と言うか――。
「「(俺も)(コイツも)ですか!?」」
げしっ――んぐっ!
「ホント……呆れるくらい息ぴったりだわね、あんたたちって……」
イェゴール所長は、ややげんなりした顔つきで、尻に豪快な蹴りを入れたエリナと、尻に盛大な被害をこうむった俺を交互に見て、やれやれ、と肩をすくめた。それからどちらにも言い聞かせるようにこう告げた。
「いーい? エリナちゃんは、彼――勇者Aクンのこと、ちっとも知らないでしょ? どこから来たのかだとか、なにをしてたのかとか、なにが好きなのか嫌いなのかとか。違う?」
「そ、それは……」
「ええ、わかってるわよ? エリナちゃんの考えていることくらい。どうせ知ったところで、数日後には死刑判決が出て、この世からいなくなってしまうんじゃないかって。図星でしょ?」
「――っ!」
はた目にもわかるほど、エリナは、びくり、とカラダを震わせてくちびるを噛みしめた。
「ええ、そう。それはとってもツラいことよ? あなたが優しい子だって知っているからこそ、あたしにはわかっちゃうの。……でもね? こうは考えられないかしら? せめて自分ひとりだけでも、彼のことを記憶に留めておかないと、って。すべてをゼロにしてしまわないように」
「……」
そうか――。
かたくなに、エリナが俺のことを、俺の言葉を聞かないようにしている理由が、その時なんとなくわかった。エリナは、傷つくのが嫌だったんだ。そして、俺が消えてしまうことが――。
すると、今度は俺の方に向き直って、イェゴール所長はこう告げる。
「勇者Aクン? この際だから、はっきりと言っておくわ。今回の『審問会』、ウチの魔法律事務所の勝ち目は限りなく低いの。それこそ無罪判決だなんて、夢のまた夢よ……。でもね?」
俺より頭ふたつ分は背の高いイェゴール所長は女らしい仕草で膝を折ると、目線を合わせて勇気づけるように肩に手を置いた――正直、かなりのチカラ強さに崩れ落ちそうだったが。
「――あたしたちは全力を尽くすわ。もちろん、あの忌々しい糞ったれ白耳長族の――あら失礼――エルヴァール=グッドフェローの鼻をあかしたい、そういう動機もなくはないけれどね。だからこそ知りたいのよ、あなたのことが。勝つために。そして……決して忘れないように」
「……はい」
ふっ、と照れたように微笑んだイェゴール所長は、本当にキレイに見えた。
まあ、性別的にはまぎれもなく男性なんだけど。
「あなた、ニガテなものはある? これは食べられない、とか?」
「ええと……正直、この世界に来てから、まともになにも食べてないので……」
「あらやだ!」
そういえば、バルトルさんの手料理――いや、エリナのか――は食べたっけ。
でも、本当にそのくらいで、あの横柄な王様の城にいたっては、ぬるい水と、冒険用のかび臭い携行食くらいしか出してくれなかったのだ。
「じゃあ、とびっきりのお店に連れて行くわね。まあ……そうね、なにごとも経験だから」
なんとなく含みのある言い方だけれど、まあ大丈夫だろう。妙に上機嫌になったイェゴール所長が事務所の奥にある自分の席へ歩み去ると、エリナはひと仕事終えたカネラさんのところに駆け寄って、ぺこり、と頭を下げた。
「あ、あの……す、すみません、センパイに変なことさせてしまって……」
「んーん? ぜんっぜん大丈夫ッスよー? っていうかッスね――」
やや不機嫌そうな顔をしてみせると、カネラさんはいきなりエリナのしょぼくれた顔を強引にはさんで持ち上げ、への字に垂れ下がっている口に指をかけて強引に笑みのカタチに変える。
「んひっ!?」
「エーリーナっちー? いーかげん、その『センパイ』っつーのやめてくれないッスかねー?」
「んひ! んひひ! んひっ!」
でも! それは! 痛いっ! と言っているらしい。エリナが半分涙目になったところでカネラさんは引っ張っていた指を外して、元に戻れ、とでもいうようにエリナの頬を持ち上げた。
「……むぎゅ」
「何回も言ってるッスよ? たった半月なんて、同期と同じッスって。フツーに『カネラ』って呼び捨てにして欲しいッス。気をつかってるつもりかもッスけど、距離を感じちゃうッス」
「しゅ、しゅみません……」
カネラさんの両手にはさまれ、おもしろブサカワ顔になっているエリナはようやくそのことに気づいたようだった。しょんぼりしつつも、同期と呼んでくれたことを喜んでいるらしい。
「で、でも……一気に変えるのは難しくって……ですね……。ま、まずは『カネラさん』呼びからはじめても……いいでしょうか?」
「まあ、仕方ないッスねー。一応、あたしの方が年上ッスし。それで勘弁してあげるッスよ」
「は――はい!」
まったく……ホント、不器用なヤツなんだな、エリナって。
「な……なににやにやしてるのよ《咎人》っ!?」
「べっつにぃー? って、んぐっ! 人の尻を照れ隠しにぽんぽん蹴るなよ、コミュ障!」
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