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淫語屋に負け……ない……? 無理……やめて……助けて……
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「んっ――」
いつの間に寝ていたのだろう、そしていつの間に自分の部屋にいるのだろう。レックスは重たいまぶたを開け、自分のと周囲の状況を確認する。
服装は寝てしまう前のものと一緒だったので、どうやら誰かが自分をいつの間にかここへ運んだらしい。
そして、レックスは自分が意識を失う前のことを思い出し――
「嘘だろ、あの時に気絶したのか」
淫語屋の言葉を聞いた途端に快感で意識を失ったことを思い出した。だとすると、アイヴィに運び込まれたようである。そして、民衆の前で意識を失ったことを盛大に恥じた。
なお、レックスが意識を失ったことを皮切りに、民衆が淫語屋目当てに盛り上がってそのことなどどうでもよくなったことをレックスは知らない。
「あぁ、今度街に出た時のこと考えたくないなぁ……」
床に足を降ろし、すくっと立つ。ひと眠りしたおかげで、完全に力は戻っているようである。
部屋のドアを開ければアイヴィが待っているのではないかと彼は考えたが、しかし自室の前には誰もいなかった。廊下を歩いてみてもアイヴィどころかサフィアやヴァネッサすらいない。
不思議に思って各部屋を探してみると、なんと応接室にサキュバスメイド三姉妹が集まっていた。さらに、客用の上座にはなんと先程レックスを気絶させた淫語屋の姿があった。
傘帽子を外し、ふんわりとしたカールの紫髪を見せた姿。豊かな胸を強調するブラウスに、パーソナルカラーであるかのような紫色のフレアスカート。
細い紫の瞳が、レックスを見た瞬間にまるで大事な宝物を見つけたかのようにきらめいた。
「淫語屋、さん? いや、どうしてこの家に?」
「お邪魔させてもらってますねぇ。この街やあなたが気に入ったので、しばらくこの辺りに滞在させていただくことになりましたぁ。稼ぎも良いのでぇ」
「そ、そんなに人気なんだ。ん? ボクが気に入ったって……?」
「はい。それはもう常人とは思えない量の精気と感情エネルギーを放出するんですものぉ。私、あなたやこの街の精気が美味しくて美味しくて気に入っちゃって」
まるで感情エネルギーを食べるサキュバスのようなことをいう淫語屋。頬に手をあてて体をくねらせ、いかにレックスが放出したものが美味しかったのかを表す。
そして、ふと何かに気づいて体の動きを止め、起立して頭を下げた。
「申し遅れましたぁ。わたくし、旅するサキュバス。そして淫語屋を営むベアトリクスと申しますぅ。よろしくお願いしますねぇ?」
「よ、よろしくお願いします。でもサキュバスって? 特徴的な角や翼が無いように見えるけど」
「隠しているのですよ。周りから認識できるようにすれば、ほら」
ベアトリクスの頭にねじれた緑色の角が、そして背中に大きな同じ色の翼が生える。小悪魔というよりは、アイヴィ達姉妹より仰々しい悪魔と呼べるような立派なものであった。確かに、これなら普段から隠していなければ人々は寄り付かないであろう。
くすりと彼女は笑い、レックスに近づいてその頬を撫でる。それだけでレックスの背筋をぞくぞくと快感が走り抜けた。同時に、彼女は危険だとも認識する。
「アイヴィさんがあなたの凄まじい感情放出を気に入ったらしく、家でぜひ淫語をあなたに聞かせてくれないかと頼まれたのですよぉ。家族もサキュバスですので、皆さんの前でと」
「……アイヴィ?」
彼女がここにいる元凶はお前か、とじろりとアイヴィを睨む。アイヴィは少々申し訳なさそうに頭を下げてから、しかし自分だけあの美食を味わったのは不公平だったと弁解する。
それに合わせて、その通りだ、自分にも味わわせてくれとサフィアとヴァネッサが抗議した。
「申し訳ありません。ですが、レックス様の感情エネルギーはとても美味しゅうございました。私だけが味わうのはズルいので、是非サフィアやヴァネッサ姉さんの前でもと依頼したのです。今日はお母様がいないのが残念です」
「おい、ボクを何度も気絶させるつもりか、おい。さっきの一回だけならともかく、何度も聞くのは……うわっ!?」
突然ベアトリクスに椅子に座らせられ、あっという間にレックスの体はそこに縛り付けられた。椅子への縛りプラス亀甲縛りである。目にもとまらぬ早業アンド神業であった。
「ごめんなさいねぇ? でも大丈夫、気持ちよくなるだけですから。アイマスクで目隠しもして、と。耳に前意識を集中させていてください。極楽を体験させてあげますよぉ」
「やっ、やめろ! 聞きたくない! ボクはグルメじゃない! やめろー!」
じたばたともがくが、椅子に縛られているので脱出不可能。もはやレックスは皿の上に乗せられたディナーである。
「それはできませぇん。私は既にお代をいただいているのでぇ。仕事を完遂させるのが淫語屋としてのプライドですのでぇ。では……おまん、じゅう……」
「あうっ! あっ、ヤバッ……!」
淫語がささやかれる。そもそもおまんじゅうは淫語ではないのだが、ベアトリクスが語ればそれはもうすさまじいエロさの淫語と化すのである。血流が加速し、心臓がばくばくと早く脈打ち出す。
「ミルク、曼荼羅。さぁ、サーモンピンクのあそこを思い浮かべてください。赤貝……」
「あっ! あっ! あああああ゛!」
逃げられないように頭を優しく抱きしめられ、耳へ襲い掛かる声の振動と吐息の感覚。そして極限にまでエロティックに囁かれた単語により、レックスの心と体が限界を迎える。
体ががくがくと意識に反抗して震え、絶頂を迎えた瞬間にぴんとのけぞろうとして硬くなる。
「わっ、お兄ちゃん。もしかして触らずにイッたの? すっごい感情エネルギーと精力を放出してるよ! 美味しぃ~!」
「レックス様、とても気持ちよさそう……。そしてすごく美味ですね」
「わぁ、レックス君からこんな量の感情エネルギーが出てるの見たことないよぉ。ドキドキしちゃう……」
サキュバスメイド三人の呟きはレックスに聞こえていない。聞く余裕などどこにもない。レックスはただ放心して感情エネルギーを放出し、ベアトリクスやサキュバスメイド達にそれを捧げていた。
「イ゛ッ、い゛ったっ、なんでっ。さわってないのにぃ゛っ」
「気持ちいいでしょう、一切触らずにイクのもぉ……はぁ、私もあなたの感情好きですぅ……だ・い・す・き」
「かっ、はっ! うう゛うぅうぅぅう~!」
「す・き、す・き。女子、寮……製糸工場……」
「んぐううぅううううう!!」
「んふふっ。体をがくがくさせて、感情と精を放って、大変良さそうですねぇ。では私からサービスしてあげますねぇ。み・み・な・め。まずは、耳にふぅっと息をかけてさしあげますぅ。……ふぅ~」
耳ではなく、もはや脳神経に直接快感を与えられているようであった。淫語で脳と感情を揺さぶられ、吐息でくすぐられ、また限界を迎える。
「ひうっ!? んぐぅぅううう!」
「いきますよぉ? ちゅぱっ、れろっ、あ~~……感じてください……じゅるるっ、じゅぱっ、あぁ~……」
「がっ! あああ゛っ! お゛! ふぅう! ああ゛あああ!!」
既にレックスは喘ぎ声を発する楽器、そして感情を発する食料と化していた。うっとりと感情エネルギーの食事に酔いしれるサキュバス達。
ディナーはまだ始まったばかり。彼女たちが満足するまで終わることは無い。
やがて耳から与えられる快楽の果てにレックスは再び意識を失った。そして悟ったという。「サキュバスメイドには負けないが、この人には絶対に勝てない」と。
なおその後、この領地に滞在したベアトリクスの淫語屋商売は大繁盛したという。その中には、堂々とお代を払うレックスの父親の姿もあった。
いつの間に寝ていたのだろう、そしていつの間に自分の部屋にいるのだろう。レックスは重たいまぶたを開け、自分のと周囲の状況を確認する。
服装は寝てしまう前のものと一緒だったので、どうやら誰かが自分をいつの間にかここへ運んだらしい。
そして、レックスは自分が意識を失う前のことを思い出し――
「嘘だろ、あの時に気絶したのか」
淫語屋の言葉を聞いた途端に快感で意識を失ったことを思い出した。だとすると、アイヴィに運び込まれたようである。そして、民衆の前で意識を失ったことを盛大に恥じた。
なお、レックスが意識を失ったことを皮切りに、民衆が淫語屋目当てに盛り上がってそのことなどどうでもよくなったことをレックスは知らない。
「あぁ、今度街に出た時のこと考えたくないなぁ……」
床に足を降ろし、すくっと立つ。ひと眠りしたおかげで、完全に力は戻っているようである。
部屋のドアを開ければアイヴィが待っているのではないかと彼は考えたが、しかし自室の前には誰もいなかった。廊下を歩いてみてもアイヴィどころかサフィアやヴァネッサすらいない。
不思議に思って各部屋を探してみると、なんと応接室にサキュバスメイド三姉妹が集まっていた。さらに、客用の上座にはなんと先程レックスを気絶させた淫語屋の姿があった。
傘帽子を外し、ふんわりとしたカールの紫髪を見せた姿。豊かな胸を強調するブラウスに、パーソナルカラーであるかのような紫色のフレアスカート。
細い紫の瞳が、レックスを見た瞬間にまるで大事な宝物を見つけたかのようにきらめいた。
「淫語屋、さん? いや、どうしてこの家に?」
「お邪魔させてもらってますねぇ。この街やあなたが気に入ったので、しばらくこの辺りに滞在させていただくことになりましたぁ。稼ぎも良いのでぇ」
「そ、そんなに人気なんだ。ん? ボクが気に入ったって……?」
「はい。それはもう常人とは思えない量の精気と感情エネルギーを放出するんですものぉ。私、あなたやこの街の精気が美味しくて美味しくて気に入っちゃって」
まるで感情エネルギーを食べるサキュバスのようなことをいう淫語屋。頬に手をあてて体をくねらせ、いかにレックスが放出したものが美味しかったのかを表す。
そして、ふと何かに気づいて体の動きを止め、起立して頭を下げた。
「申し遅れましたぁ。わたくし、旅するサキュバス。そして淫語屋を営むベアトリクスと申しますぅ。よろしくお願いしますねぇ?」
「よ、よろしくお願いします。でもサキュバスって? 特徴的な角や翼が無いように見えるけど」
「隠しているのですよ。周りから認識できるようにすれば、ほら」
ベアトリクスの頭にねじれた緑色の角が、そして背中に大きな同じ色の翼が生える。小悪魔というよりは、アイヴィ達姉妹より仰々しい悪魔と呼べるような立派なものであった。確かに、これなら普段から隠していなければ人々は寄り付かないであろう。
くすりと彼女は笑い、レックスに近づいてその頬を撫でる。それだけでレックスの背筋をぞくぞくと快感が走り抜けた。同時に、彼女は危険だとも認識する。
「アイヴィさんがあなたの凄まじい感情放出を気に入ったらしく、家でぜひ淫語をあなたに聞かせてくれないかと頼まれたのですよぉ。家族もサキュバスですので、皆さんの前でと」
「……アイヴィ?」
彼女がここにいる元凶はお前か、とじろりとアイヴィを睨む。アイヴィは少々申し訳なさそうに頭を下げてから、しかし自分だけあの美食を味わったのは不公平だったと弁解する。
それに合わせて、その通りだ、自分にも味わわせてくれとサフィアとヴァネッサが抗議した。
「申し訳ありません。ですが、レックス様の感情エネルギーはとても美味しゅうございました。私だけが味わうのはズルいので、是非サフィアやヴァネッサ姉さんの前でもと依頼したのです。今日はお母様がいないのが残念です」
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突然ベアトリクスに椅子に座らせられ、あっという間にレックスの体はそこに縛り付けられた。椅子への縛りプラス亀甲縛りである。目にもとまらぬ早業アンド神業であった。
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じたばたともがくが、椅子に縛られているので脱出不可能。もはやレックスは皿の上に乗せられたディナーである。
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「あうっ! あっ、ヤバッ……!」
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「ミルク、曼荼羅。さぁ、サーモンピンクのあそこを思い浮かべてください。赤貝……」
「あっ! あっ! あああああ゛!」
逃げられないように頭を優しく抱きしめられ、耳へ襲い掛かる声の振動と吐息の感覚。そして極限にまでエロティックに囁かれた単語により、レックスの心と体が限界を迎える。
体ががくがくと意識に反抗して震え、絶頂を迎えた瞬間にぴんとのけぞろうとして硬くなる。
「わっ、お兄ちゃん。もしかして触らずにイッたの? すっごい感情エネルギーと精力を放出してるよ! 美味しぃ~!」
「レックス様、とても気持ちよさそう……。そしてすごく美味ですね」
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サキュバスメイド三人の呟きはレックスに聞こえていない。聞く余裕などどこにもない。レックスはただ放心して感情エネルギーを放出し、ベアトリクスやサキュバスメイド達にそれを捧げていた。
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「かっ、はっ! うう゛うぅうぅぅう~!」
「す・き、す・き。女子、寮……製糸工場……」
「んぐううぅううううう!!」
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耳ではなく、もはや脳神経に直接快感を与えられているようであった。淫語で脳と感情を揺さぶられ、吐息でくすぐられ、また限界を迎える。
「ひうっ!? んぐぅぅううう!」
「いきますよぉ? ちゅぱっ、れろっ、あ~~……感じてください……じゅるるっ、じゅぱっ、あぁ~……」
「がっ! あああ゛っ! お゛! ふぅう! ああ゛あああ!!」
既にレックスは喘ぎ声を発する楽器、そして感情を発する食料と化していた。うっとりと感情エネルギーの食事に酔いしれるサキュバス達。
ディナーはまだ始まったばかり。彼女たちが満足するまで終わることは無い。
やがて耳から与えられる快楽の果てにレックスは再び意識を失った。そして悟ったという。「サキュバスメイドには負けないが、この人には絶対に勝てない」と。
なおその後、この領地に滞在したベアトリクスの淫語屋商売は大繁盛したという。その中には、堂々とお代を払うレックスの父親の姿もあった。
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